手番の価値(=コミ)
nipparatさんのブログに書いてあるとおり、盤上に残っている最大のヨセが後手2目のとき、相手に手番を渡す損失は平均1目です。 つまり、「手番の価値=盤上で最大の手の出入目数/2」ということです。 私が目算するときもこれを使ってます。 コミとは開始時点での手番の価値のことです。 ということは、コミ6目半が適当とするなら、初手(たとえば空きスミ)の大きさは後手13目ということです。 『碁ワールド10月号』の「王銘エンの『感覚』考」に、「手番の価値(コミ)=盤上で最大の手の出入目数/4」だから空きスミの大きさは後手26目であると書いてありましたし、その後の読み切り講座で結城九段も同じことを言ってましたが、これはおかしいですね。