トドのつまりは･･･

木村太郎が代表のCommunity SimulRadio Allianceは、コミュニティFMのサイマル配信サービスを立ち上げたが、当初は、Windows Media PlayerとWindows Media DRMを使用し、まずはWindowsパソコンのブラウザからアクセスして聞けるサービス「CSRA.fm」から始めた。

その後、ウィルコムのWindows Mobile機用のW+Radioというネットラジオアプリが、サイマルラジオに対応したり、有料のiPhone用アプリ「コミュニティFM for iPhone （i-コミュラジ）」も発売され、少しずつ聞ける機器も増えてきた。

サイマルラジオの場合、Radikoと違って、地域限定をかけていない。
従って、エアの放送とは別に、音楽などの使用料を、JASRACなど支払う必要が出てくる。これに対し、CSRAは実証実験を行い、JASRACなどの権利団体との調整を進め、現在は、正式運用に至っている。

“地域密着ラジオ”をネット同時配信　JASRACなどと交渉成立

詳細な契約内容は、この記事によると、CSRA自体を一つの全国放送局として考え、CSRAが権利団体に対し、定額の使用料を払うことになったようだ。これなら、ビジネスとして成り立つだろう。

私自身は、サイマルラジオを、コミュニティFMでしかネットされていない「サンドウィッチマンのラジオやらせろ！」を聴くのと、地元の「レディオ湘南」に知り合いが出る時に、聞いたりするのに使っている。
「ラジオやらせろ！」に関しては、毎週タイマー予約で録音したいため、Webではなく、フリーウェアのRaimaRadio Ver.1.46を使っていることは、以前、ラジオ録音専用パソコンの構築で紹介した。

さて、先日、Radikoの予約録音ソフトとして、「RADIKO RECORDER」を使い始めたことをご紹介したのだが、その作者mod氏が、サイマルラジオの視聴、タイマー予約録画が可能なソフト「CSRA.fun!」を、1月末に公開していることを見つけた。

RaimaRadioは、接続時のリトライが甘く、タイマー予約開始時に、他に負荷が掛かっていると、接続をすぐに諦めてしまい、録音失敗が時々あった。
しかも、このソフトは、すでに開発中止でバージョンアップで改善の見込みがないため、新たな別のソフトを探していたところだったのだ。

早速、ラジオ録音専用パソコンに、「RADIKO RECORDER」と共に「CSRA.fun!」をインストールし、試しに使い始めた。

パソコンが古いため、RaimaRadioよりソフト自体が軽く、立ち上がりが早いのはありがたい。選局動作も安定しているようだ。

一方、メインのノートパソコンASPIRE AS8940G(Windows 7 Home Premium 64bit)にも入れてみたのだが、操作ボタンの表示がおかしい。
どうやら、文字のDPIが変更されていると、表示がおかしくなるそうだ。
く、ウィンドウを最大化すると、逆に小さくなってしまうらしい。
調べると、AS8940Gのデフォルトは、DPI値が125％になっていたので、これを100％に変更すると正しく表示されるようになった。

また、タイマー予約は、現時点では毎日の時間指定でしか行えないようで、日時を指定した予約録音や、毎週予約はまだ実装されていないため、私の目的にはまだ使えないが、今後に期待が持てる。

ともかく、公開から間もないソフトなので、問題があれば作者に伝えて、デバッグに協力してゆきたい。


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