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2012年03月12日

停電時にも使えるLEDランプシェードの自作・前編

カテゴリ：家電

→関連記事：バッテリー内蔵LED電球「SL-102」を購入

リビングダイニングのシーリングライトが壊れて、LEDライトに交換したことを書いたときに、新しいライトが届くまでのつなぎで、ランプシェードを自作したことを、ちょこっと書いたが、その自作記について書きたい。

それは、実は、随分前に紹介し、放置してあったバッテリー内蔵LED電球「SL-102」の活用法でもあった。

この工作自体は、2月中旬にやったものなのだが、工作を思いついたきっかけが、震災だったこともあり、敢えて3月13日まで待って、掲載開始することにした。

この「SL-102」というLEDライトの存在を知ったのは、まだ計画停電が実施中の昨年4月だった。
当時、非常用のライトは懐中電灯しか持っておらず、計画停電中、非常に不便を感じていたところに、秋葉原でこのバッテリー内蔵LED電球が買えることを知り、これが妙に私のアイデアを刺激したため、秋葉原にようやく行けたときに、具体的な目的はなかったが、1個購入した。

さて、我が家では、全ての部屋の照明に、インバーター蛍光灯を使っており、電球を使っている場所は、風呂、脱衣場、廊下、玄関、トイレなどに限られる。
これらは、使うときしか電灯をつけないため、年間トータルでの消費電力はさほど大きくないため、積極的にはLED電球に交換する意味がない。
そのため、電球が切れたら、LED電球への交換を行うという、受身のスタンスでいる。

「SL-102」を買ってはみたものの、我が家に長時間点灯する必要がある電球はないため、それを有効活用できる場所がない。

また、「SL-102」は直径が12cmもあり、あまりにデカいため、取り付けられる照明器具が制約される。
多くの照明はかさが引っかかって、取り付けられないのだ。
このため、天井灯として活用することは、早々と諦めた。

そこで、思いついたのが、卓上型のランプシェードだ。
計画停電の際、懐中電灯をテーブルの上に転がして点灯し、その中で食事をしたことがあったが、手元がうまく照らせず大変不便だった。そんなとき、ダイニングテーブルの上におけるランプシェードがあると、便利だなと思ったのだ。

電球を使ったランプシェードは、探せば大き目の傘もあるだろうから、「SL-102」でも無理なく収まるものがありそうだし、ソケットが欧州規格で、E26型ソケットだと、少しはみ出す問題も、笠の中に納めてしまえば、触って感電する危険もない。

イメージが固まったので、次に、まずLED電球を挿す、ケーブル付きの電球ソケットも入手した。
知らなかったが、こうした電球がささるソケットを「レセップ」と呼ぶらしい。

レセップは、笠に覆われるので、デザインは気にする必要がないため、安物でいい。
近所のホームセンターで探してみたところ、一番安いレセップは580円だった。
ネットや秋葉原で探せば、さらに多少安い商品もありそうだが、送料や電車賃を考えれば面倒なので、これを購入してした。

さて、残るは、肝心の「SL-102」に合うランプシェードだが、わざわざ新品を買うのは馬鹿馬鹿しいため、リサイクルショップなどで、手頃な卓上型のランプシェードがないか、探していた。

LEDは光の方向性が強いので、ランプシェードは、上が開いている円筒状タイプよりは照明全体を丸く覆うタイプが望ましいが、かといって、そんなに明るいライトではないので、減衰率が大きいのもあまり適さない。

単に安くで済ませたいからだけではなく、そうした形状や材質の問題もあったので、なかなかいい商品が見つからず、計画は頓挫したまま、ずっと放置していたのだ。

そこに、先日のリビングダイニングのシーリングライトの故障があり、交換するまでの繋ぎで、卓上のライトが欲しいという状況が発生し、急遽、自作計画を再起動することにした、というのが、これまでの経緯だ。

長くなったので、実際の工作は、別途続きで。