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2012年08月30日

パナソニックから、ラジオレコーダーが登場

カテゴリ：ラジオ

→関連記事：ソニーから、予約録音できるラジオの新製品

パナソニック、大型ジャイロアンテナ搭載のラジオレコーダ -AV Watch

パナソニックから、予約録音機能を備えたAM/FMラジオレコーダー「RF-DR100」が登場した。

昔あったBCLラジオ「クーガー」を彷彿とされるAM用の大型ジャイロアンテナを備え、受信状況に応じて、アンテナの方向を回転することができるのが、外観上の一番の特徴。

AM/FMラジオを、4GBの内蔵メモリ、または、最大32GBのSDHCカードに、MP3形式（ビットレートは32、128、192kbpsから選択）で録音できる。

こうしたラジオの最大顧客ターゲットは、語学学習ということもあり、それに向けた、次のような様々な機能も備わっている。

・話し始めの速度を落とし、徐々に実際の速度に戻すことで、時間を変えずに言葉の間を確保する「ゆったりトークモード」。ラジオ受信時に、リアルタイムに利用できるというから、面白い。
・ラジオの音声を聞きながら、聞こえた音をほぼ同時に繰り返すシャドーイングが簡単にできる「シャドーイング再生」機能。
・ラジオ再生時に音程を変えずに早聞き、遅聞きができる「再生速度調整」機能。

対抗馬としては、ソニーの「ICZ-R50」ということになるだろうが、ソニーはコンパクトな代わりに、モノラルスピーカーだが、「RF-DR100」は、7.7cm径のスピーカーを2基搭載し、FMをステレオで再生できる。
独立した大型のAMラジオアンテナも、「ICZ-R50」より感度の点で有利だろう。
逆に、FMは内蔵ロッドアンテナのみ。外部アンテナ端子がないのが、弱電界地域では「ICZ-R50」より不利かも。

価格は、店頭予想価格は19,000円前後というから、「ICZ-R50」の発売当初より、4千円ほど高い。

ソニーと並ぶラジオの老舗パナソニックなので、、デジタルノイズ対策が甘くて、AMの感度が劣悪、というような手抜きはないだろうから、「ICZ-R50」のいい好敵手になりそうだ。

個人的には、AMの感度と音質がいいラジオは少ないし、再生音質もよさそうなので、ラジオの置き場所に困らなければ、「RF-DR100」が買いかなと思う。

何より、今でもソニーやパナソニックが、ちゃんとヘビーリスナー用のラジオを新規開発してくれるだけで、なんだか嬉しいな。