カテゴリ:家電
→関連記事:今年のガソリン、灯油の価格傾向 年が明けて以降、ますます灯油が高くなり、18Lで1,800円を超えるようになったため、暖房コストについて見直してみた。 暖房に使うエネルギーについて このあたりの情報を参考に、まずは、現在の暖房のランニングコストを計算してみよう。 各熱源のカロリーは次の通り。 ・電気:1 kWh = 3.6 MJ ・都市ガス:1 m^3 = 46 MJ (東京ガスの都市ガス13A) ・灯油:1 L = 37 MJ (ひまわり会のWEBページより) これに対し、現状のコストは次の通り。 ・電気:1kWh = 29円(東京電力) ・都市ガス:1平米 = 127円(東京ガス) ・灯油:1 L = 101円(近所のガソリンスタンド底値) したがって、熱量MJ当たりの価格は次の通りとなる。 ・電気 8.1円 ・都市ガス 2.7円 ・灯油 2.7円 非ヒートポンプ暖房の効率COP=1で、ヒートポンプ(エアコン)の効率COP=5とすると、 ・電気(電熱) 8.1円 ・電気(エアコン) 1.6円 ・都市ガス 2.7円 ・灯油 2.7円 すなわち、電気料金が上がったとはいえ、まだまだエアコンが一番燃費がいい。 一方、年が明けて、灯油が、近所で一番安いGSを探しても、18Lで1800円を超えたため、都市ガスと灯油の燃費が変わらないか、逆転現象が起きている。 また、今の円安傾向を見れば、しばらく灯油の値段は下がることはないだろう。 他方、都市ガス料金は認可制なので、すぐには上がらないし、東京ガスは天然ガスが千葉でも取れること、来年度からシェールガスの輸入が始まることもあり、灯油より値上がり具合は少ないはず。 (ちなみに、LPガスだと、都市ガスの倍ぐらいの料金体系になっているケースが多いため、今ぐらいの灯油価格でも、断然灯油の方が安い。) そこで、燃費を考えて、LDKの暖房を、石油ファンヒーター主体から、インバータエアコン主体で+ガスファンヒーター(都市ガス)に変更してみることにした。 早朝、奥さんが起きた時は寒いので、すぐに温まるガスファンヒーターを使い、ある程度温まったら、エアコンに切り替える。 調べたところ、現状、この暖め方が、温まる速度も早く、ランニングコストも安いようだ(エアコンは省エネインバータエアコンであることは必須)。 トータルで本当に効果があるのかは、分からない面もあったが、実際、全面的にエアコン暖房主体に変えた2月の電力検針が、1月より2千円しか上がっておらず、都市ガスも上昇は500円以下。 逆に、灯油は月に18Lx3缶程度消費していたのがゼロになったので、暖房費用は大幅に削減できた。 電気代が思ったより上がらなかったことについては、奥さんは、昼間一人でいるときはなるべくエアコンをつけず、着るもの、履くもので寒さをしのいでいるそうなので、その節電効果もあると思われるが、逆に、子供部屋は、安全性も考え、以前から100%エアコンを使わせているので、その部分は変わらないはずだ。 純粋にエアコン主体に変えた効果だけを計測できているわけではないが、これだけ暖房費用が下がるのであれば、ある程度効果があるのは間違いないようだ。 それにしても、このまま円安とインフレ傾向が続けば、一般サラリーマンの家計はしばらく苦しい状況が続きそうだな。 本当に景気が回復したとしても、実際に収入が増加に転じるまでは、1年ぐらいタイムラグがあるだろうから、それまで安倍政権の評判が持つのかな。 ![]() にほんブログ村 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月15日 01時22分39秒
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