☆　木瓜の花　☆

◆重苦しい夜明けを待ち、シャワーを浴び直し、
　気合いを注入して、Ｎ病院めがけていざ出陣！
　Ｋ駅（田園都市線ではありませんが　笑）まではバスで２０分近く。
　（乗降口が低いタイプの乗り合いバスだったので助かりました）

　Ｋ駅で下車し、周辺・Ｎビルは徒歩３分程度です。
　暖かくなった陽射しを楽しむかのような気楽さでＮ病院を・・・
　が、が、がッ！
　ないんです（汗）！　
　目指した場所に目指した物が無い時って,
　がっくりを通り越し、腑抜け状態になるんですねー。
　次なる行動はただただうろつくばかり。
　前日に確かめたはずなのに、再度電話局にも問い合わせ収穫ゼロ！
　道行く人に尋ねても同じ反応で「知らない」って・・・グスン

　前日のあの優しそうなＣ先生が嘘をつかれたとも思えません！
　そうだ！　開院祝いにお花配達とかあったかも
　と直ぐ近くの花屋さんにも訊いてみるが　これもショボン

◆諦めかけながらも開院予定というビルの周囲をうろつきました。
　その時、目指すビルの１階に目に入ったのは
　「市民センター」なる文字！！
　同じビルだし何か情報くらいあるはずやん！
　と勇んで自動ドアの中に入ってみたが何の収穫も無し(>_<)！

　念の為にとビルのエレベーターへ向かい、
　各階の情報をゲットし、その中に「○○歯科」という文字発見！
　もしかして病院関係が集まっているかもと想定し、
　「歯医者さん」の階！？へ昇りました(^_^;)

　降りた途端卒倒しそうなくらい強いシンナー系の刺激臭！
　廊下の向こうから顔色悪くハンカチを顔に当てながら
　しかめ面の女性がやってきました。
　とても質問できる気配ではありません。。。
　さすがに諦めるしかありませんでした(T_T)

　エレベーターに戻ろうとした時、「○○▲▲？？」
　と言う声に「ハイ！！？？？」と条件反射的に返事してしまった私。

　同時にその声の主は、うす暗い部屋から出てきました。
　中では６～７人の男性が工事中らしい雰囲気でした。

　オットコマエ～♪の精悍な青年が近づき、
　「Ｍ◇です♪　しばらくです～♪」と名乗ってくれました。
　しばらく回想シーンが流れ「◇◇クン！？」と返事しながら、
　爪の痛みも腰の痛みも忘れてニッコリ微笑んでいました(*^o^*) テレ
　
　それはそれは懐かしい顔でした。
　もう２０年近く会っていなかったので、会えた驚きと喜びと
　こんなに朽ち果てた己の姿を見つかってしまった
　バツの悪さとが入り交じった複雑さでした（汗）
　
　彼がその部屋の工事監督・責任者であること。
　そこでは皮膚科が開業になること。
　時期は３月頃であることなどを教えてくれました。

　目指すＮ先生には会えずじまいで、足の爪もそのままで、
　歩き回った分、痛みはぶり返しましたが、
　懐かしい顔に出会えた興奮で少しだけ痛みを忘れています。

　こうなったら仕方ありません。
　今日こそは覚悟決めて新しい大学病院へ向かいます。。。