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カテゴリ:生き方・考え方
先日の「アハ!スクエア」で、解説を読んでいた時、
偶然に関する言葉があって、とても感心したんですが、 その言葉を、やっと思い出しました(^^;)。 それは 「セレンディビティ」 説明を覚えていなかったので、調べてみたら、これがとても面白い! 「セレンディビティ」とは「幸運な偶然」という意味だそうです。 もともとはペルシャの童話の 「セレンディップの三王子」から来ているそうです。 セレンディップ王国(今のスリランカ)に3人の聡明な王子がいて、 見聞を広げる旅に出たいと、王様に申し出ます。 王様は、国を悩ませていた龍の退治法と、その宝を捜すよう命じました。 王子達は、様々な困難を乗り越えて旅をするのですが、 龍の退治法も、龍の宝も見つけることはできませんでした。 でも、帰ってきた王子達を見て、王様は 「たくさんの経験を積み、成長したことが何よりの宝だ」と喜びました。 期待した宝は見つからなくても、それ以上の、 思ってもみない宝が見つかったのです。めでたしめでたし(^^)。 このことから「セレンディビティ」とは「思わぬ幸運に、偶然出会う能力」で、 もともとは、科学の発見に使われていたのが、 脳科学の研究で、注目されるようになった言葉だそうです。 重要な科学の発見には、セレンディビティが必ず起きているそうです。 例えば、ダイナマイトを発明したノーベルですが、 とっても爆発しやすく危険なニトログリセリンが、容器からもれて 砂(珪藻土)の上にしたたっていました。 それを見て「爆発しない!」と気がつき、ダイナマイトを発明しました。 この他にも、比重を発見したアルキメデス、ペニシリンを発見したフレミング、 などなど、古今東西、探せばいくらでもありますね。 脳科学者の茂木健一郎氏によると、 偶然の出来事自体は、コントロールすることはできない。 しかし偶然の出会いを生かすよう心がけることはできる。 セレンディピティは、鍛えることのできる能力なのである。 だそうです。偶然の出来事を生かす能力が高まったら、いいですねぇ。 その能力を高める条件のなかに「気づき」があるそうです。 そういえば、心理療法でも、ヨガでも、バッチフラワーレメディでも、 「気づき」をとても大切にしています。 「気づき」とは「アハ!体験」による脳神経の一発学習。 人生は「アハ!体験」=「気づき」の連続かもしれないですね。 詳しいことは「ひらめき脳」(茂木健一郎著)に詳しく載っているそうです。 また読みたい本が増えてしまった。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月02日 00時29分37秒
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