お母さんの脳は進化する
私が入っている生協は、毎月小雑誌を届けてくれるのですが、それにとても興味深い記事が載っていました。「女の脳、母親の脳は、男とは違う賢さがある」という記事です。女性は妊娠してから出産後、しばらくの間頭がボーっとして、以前のように頭が働かなくなった気がすることがあります。会社にいた時、とっても優秀な先輩が、妊娠中に盛んに「ボーっとする、ボーっとする」と言っていたのを思い出します。だから「女性は母親になると頭が悪くなる」という俗説もある位です。でも実は、これにはちゃんとした訳があったのが、この記事を読んで分かりました。妊娠、出産と過ぎる中で、女性の脳はホルモンに洗われて、大きく変化し、脳が再構成されるのだそうです。そのため、一時的に脳が鈍くなったように感じるのだとか。ラットを使った実験で、妊娠後期に、脳の神経細胞の一部(学習と記憶の中枢をつかさどる海馬の部分)が、著しく成長しているのが突き止められたそうです。そして、お母さんラットは、通常より五感が研ぎ澄まされ、赤ちゃんや外界に対して、生き生きと反応することが分かったそうです。そして人間の母親にもこのような大きな変化があると考えられているそうです。なんとすごいことではありませんか!「子育て」という大きな仕事をやりこなせるようにとの自然の計らいのようです。これは「なぜ女は出産すると賢くなるのか」キャサリン・エリソン著という本に書かれてあるそうです。ただし、このような母親としての賢さは、社会や生活に余裕があって、発揮できるものだそうです。日本の抱っこや添い寝の良さも、もっと見直されて良いのだとか。私も「抱き癖がつく」と言われましたが、今から思うと、もっと抱っこしてあげればよかったな、と思います。昨今の幼児虐待も、お母さんと子供の間のスキンシップに関係がありそうだとの事。今の若いお母さん方は、色々な意味でとても余裕がなく、ゆっくり赤ちゃんと触れ合う時間が持てないように感じます。前回の日記の「子育てハッピーアドバイス」でも同じようなお話が書いてありましたが、そのような時間を確保できるよう支援するのが、本当に必要な事だと思います。まだ読んではいませんが、いつかぜひ読んでみたい本です。今日も読んで頂いて、ありがとうございます♪