南包の風呂敷
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今年の何時かは詳らかではないが、TVでこの放送があった。最後のところだけ少し見た。面白いと、思ったがTVは終わり、残念に思った。それが、劇場版として映画館に掛かった。見に行った。スクリーンで見るほどのものではないが、こういう機会でもなければ見られない。内容は、【名古屋市南区で小さな工場を営む、小早川弘江さん。わずか四畳半のスペースで近所の主婦2人と自動車部品の接着作業を行っている。4次下請けという工場が置かれた苦しい状況でも笑いが絶えない毎日。しかし「トヨタショック」を機に、小早川さんは決意を固める。「笑ってさよなら」しようね、と。苦しいときも明るく元気な女性を主人公に、工場が廃業に至るまでの半年を密着取材。ひたむきに生きることの尊さを描いた作品。】彼女たちは、自分たちが作っている部品が車の何処に使われているかを知らない。それでも仕事はきっちりする。不良品は一品たりとも出さない決意。一個作って5円ほどという。一日3,000個、月に20日働いて、6万個、5円だから全部で30万円。こちらの勝手な試算である。「籠に乗る人担ぐ人 そのまた草鞋を作る人」という。まさに草鞋のわらを作る人たちだ。所々にトヨタ現社長の映像が挿入される。トヨタショックと言われた、米国でのプリウスの不具合、新入社員を前にしてのシーン。多分、だが・・・、このドキュメンタリーを豊田社長は目にする(目にした)と思う。振り返って、我が身。私の仕事も草鞋を作る人がどこかにいるので出来上がる。そういうことだ。自戒して、かく言う。●プロデューサー:大園康志、ディレクター:西田征弘、ナレーション:平泉成※モンテカルロ・テレビジョン・フェスティバル ニュースドキュメンタリー部門ゴールデンニンフ賞※地方の時代映像際2010 グランプリ受賞
2011.12.27
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「爆笑問題のTV」の中で紹介した小林秀雄のCDについて、「そのCDは「小林秀雄講演第四巻 現代思想について」だと思う。」と書きましたが、正しくは「小林秀雄講演第二巻 信ずることと考えること」に収録された、ベルグソンについての講演でした。誠に申し訳なく、謹んでお詫びし訂正いたします。きちんと調べもせずに、記憶のみで書くとこうなります。自戒をこめて・・・。
2011.11.27
その再放送が1月29日(火)午前1時30分からNHK総合TVである。1月29日午前1時30分ということは28日(月)の深夜です。は、間違いです。11月29日が正しいです。済みませんでした。謹んで訂正します。
2011.11.26
NHK-TV『爆笑学問』11月24日の「“ありえない偶然”はなぜ起こる?」の最後に太田光は小林秀雄がベルグソンについて述べた、或る兵士の婦人(妻)のエピソードを話し出した。これの出典はどの本に書かれたものかは知らないが、ボクの知る範囲では「小林秀雄講演」で語られたことである。そのCDは「小林秀雄講演第四巻 現代思想について」だと思う。でも、驚いた。太田光が小林秀雄の話をするということに・・・。過日亡くなった立川談志が太田光を買っていたのを思い出した。雑学と言うものの醍醐味を見た気がした。談志は太田光の雑学に自分と同じ人種であると感じたのかも知れぬ。そして、この「“ありえない偶然”はなぜ起こる?」で語られた事にも共通なものを感じた。その再放送が1月29日(火)午前1時30分からNHK総合TVである。1月29日午前1時30分ということは28日(月)の深夜です。
2011.11.25
『チネチッタの魂 ~イタリア映画75年の軌跡~』NHKは、2011年のイタリア統一150周年にあたるということで、今月BS-hiで、イタリアの特集をする。その中で4日に放送された。以下【】内が、NHKのHPから引いたもの・・・。【コッポラやスコセッシといった米国の巨匠たちが、チネチッタで映画を製作するケースが相次いでいます。最新鋭のデジタル技術が全盛のハリウッドに対し、今もなお熟練した職人の手仕事によるチネチッタ。そのアナログの手法が観客を魅了しています。1936年ムッソリーニ独裁政権下で、誕生したヨーロッパ最大の映画撮影所チネチッタ。ヴィスコンティ、ロッセリーニ、フェリーニなど、巨匠たちが名作を次々とここで生み出しました。親から子へ、さらに孫へと代々チネチッタの工房で伝統を引き継ぎながら一緒に働くのがチネチッタの職人の流儀。チネチッタ75年の歴史をひもときながら「夢の砦(とりで)」の秘密を解剖します】と、大上段に振りかざした番組だが、内容は井筒和幸監督が自分の好きな映画『道』が軸になっており、決してチネチッタの全貌を紹介しているものではない。井筒監督の『道』へのオマージュでしかない。番組のタイトルからはそう云うしかない。そうではなく井筒監督の『道』、というタイトルならば納得が行くし、それならば面白い番組だったのだが。こういうのを「羊頭狗肉」というのであろうか?しかし、この特集は注目である。
2011.01.10
『歸國(倉本聰)』TVを見る前に、戯曲を読む。「あとがき」に・・・、【戦後十年経った頃だったと記憶する。/一本の鮮烈なラジオドラマが放送された。棟田博氏の「サイパンから来た列車」。戦争の記憶が、まだ巷を覆っていた頃である。/人気の絶えた東京駅のホームに一台の軍用列車が到着する。十年も前になる。棟田氏の御遺族に御許可をいただき、ニッポン放送でラジオドラマにした。十年前にラジオドラマ「サイパンから来た列車」を書いた時から更に十年の世の中の変貌を見ながら、僕の心にどんどん膨らむ怒り、空しさ、絶望感が、この「歸國」を書かせた原動力である。】戯曲なので、骨格なのだろう。物語は概ねわかるが、これはやはり舞台をみないと、作者の思いは伝わらないと思う。TVドラマは録画をしたが、未見。登場人物に大宮というヤクザ上がりがいる。一瞬『兵隊やくざ』の大宮が頭をかすめた。そんな、瑣末なことしか・・・。ところで、この夏は、戦争(先の第二次世界大戦)に関するTV番組が例年より多いように感じました。【】=引用『歸國(倉本聰)』2010年7月1日 第1刷日本経済新聞出版社
2010.08.19
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NHK教育テレビで2010年4月4日から放送されていたもの。その時は知りませんでした。それが、今夜(8月11日午前0時15分)から4日間連続放映(14日午前1時から4時)される。全部で12講座、毎晩3講座ずつの放映。先ずは、第一回の講義「殺人に正義はあるか」から・・・。このシリーズの再放送は、同じNHK-hiヴィジョンで、8月16日午前10時から2講義ずつ、21日まで、こちらは6回連続で放映される。この講義は、『これから「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル/鬼澤忍訳)』で、早川書房から単行本が出ている。奥付に2010年5月25日初版、6月23日24版発行とある。オリジナルは「JUSTICE What’s the Right Thing to Do?」である。今夜から、しばらく楽しみ・・・!!
2010.08.10
『わが家の歴史(三谷幸喜)』三夜連続TVドラマ、見ました。流石に全部を見続けることは出来なかったが、大体は見ました。その上での感想を・・・、少し。流石、三谷長丁場を飽きさせずに見せる。昭和の初めから39年位までがドラマの時間。実在の人物が続々と出てくる。曰く、思い出すままに・・・、榎本健一、古川ロッパ、力道山、永井荷風、遠藤周作、丸山明宏、手塚治虫、糸川英夫、美空ひばり、岸信介、佐藤栄作、吉田茂・・・。それぞれを俳優が演じているのも面白い。最後に近いところで、森光子の「放浪記」を見物するところで、芝居は長くは続かないから、見られるときに見ておかないと・・・、といったシーンも。これに類するところも多くある。だが、三谷の才気もこれが限界?緩い。だが、役者はよかったところがある。どちらかといえば好きではない役者長澤まさみと大泉洋が好演。山本耕史は、『有頂天ホテル』のオダギリジョー?
2010.04.11
『遠まわりの雨(山田太一)』昨年の連続ドラマ『ありふれた奇跡』以来の山田太一。年に一、二度は山田太一のドラマがある。それは毎回楽しみである。今回も例に漏れず録画をして見た。ディテールは『ありふれた奇跡』と同じように、小さな会社が舞台。今回は、町工場。『ありふれた奇跡』のサイドストーリー的でもある。もの造りに優れた技術者がいて、その技術者が渡辺謙。嘗ての恋人がその工場の社長夫人で夏川結衣、社長が岸谷五朗。そして、岸谷と渡辺は嘗ての同僚。物語のベースは町工場でのもの造りだが、最近の山田太一の変らぬテーマである、大人の恋愛。ついに今回はプラトニックには終わらなかった。いずれは、そうなるということか?でも、夏川結衣はよかった。「ナツカワユイ」って、夏、可愛いってこと?脇役もいい。殆ど喋らない近藤正芳、『ありふれた奇跡』からは井川比佐志、藤村俊二、YOU、渡辺の妻役田中美佐子、AKIRA、ラストの柳沢慎吾。民放の単発は再放送が殆ど無いので見逃すとそれっきり。それが・・・、ちょいと困りもの。
2010.04.01
韓国テレビ歴史ドラマ『大王世宗』全86話の最終回を見た。月~金、週5回の放送だから、17週以上。 朝鮮王朝4代目の王(在位1418~50)、ハングル語を創った王(ハングル創製1443)、世宗(セジョン)の物語。ドラマでは、ハングル創製の儀式は1446年である。 この王の偉大さは、王に反対する勢力(部下=政府の高官)を一人も罷免せず、その人物を登用し続けた所である。 一人は国防についての反抗者チェ・マルセ、一人は韓国の文化=漢字の文化が滅びるとハングル創製に反対した高官チェ・マルリ、王を継ぐ世子の腹心ファン・ヒなどで、すべてが世宗の政敵であった。最後にはその彼らを心服させたのである。 その根底には、人民一人ひとりに仕えるのが王であり、官吏であるという力強い信念がある。少なくとも「由らしむべし知らしむべかえらず」は無かった。 ハングル創製にあたっては、既得権益にすがる高官・官吏を見事に論破する。無知な人民が文字を持てば悪さをするであろうと、言う高官に対して、その悪さをさせないようにするのが政治ではないのか、それが出来ぬのならば、官吏は辞めろと。 今の日本における、政治を官僚から政府(政治家)にという所に通じるものがある。そして、王=首相のリーダーシップという所にも同じ根っこがある。 少なくとも、この物語は今の我が国の置かれた立場に見事に呼応し、行き先のヒントを与えていると思うが、それは言いすぎであろうか? そういう物語が、韓国歴史ドラマ『大王世宗(テワンセジョン)』である。 尚、年号は「世界史年表・地図」(吉川弘文館)1996年4月1日 第2版第1刷 による。
2010.01.01
NHK-BS2で見ました。途中までのつもりがついつい最後まで見てしまった。2~3度は見ているのだが、細かいところはすっかり忘れている。私服(どうみても制服)の男たちが飛行機から降りて、空港を歩くところなど、コミカルで面白い。そんなところはすっかりであった。やはり、傑作。
2009.11.18
ドラマのタイトルである『ありふれた奇跡』には、「自分たちが普段生活している中には、実は気付いていないだけで小さな奇跡がいくつもある、その奇跡に気づくことで希望が見出せるはず」という山田太一さんの思いが込められているそうです。上記は、公式HPからの引用です。最終回の井川比佐志の挨拶にこめられたメッセージをどう受け止めるか?戦争(第二次世界大戦)は、その直後は、どん底であった。それを思えば・・・、今はまだ、それより恵まれている。我々は、「ありふれた奇跡」に囲まれて生きている。決して、あきらめてはいけないと、そんなメッセージであったと思う。 まずは、終わった。これで、また暫く面白いテレビはない・・・。 山田太一のTVは、昨年(2008年)の「本当と嘘とテキーラ」以来でした。
2009.03.22
『警官の血』の前編、後編TV番組を見ました。父子三代の警察官の話。内容は大きく違うが、かつて『 警察署長Chiefs (1981) (スチュアート・ウッズ)』という名の小説を読んだ。これは米国の片田舎のやはり父子三代に渡る警察官の話。米国ではTV化もされ、わが国でも放送されたと思う。私は見ていないが。 リンクは、本の紹介ではないのですが、そこにあるコメントを参考にしていただければ。 しかし、小説は可也昔に読んだので、忘れた。だが、とても面白い小説で当時のミステリベスト10の上位にランクされたと思う。 こんなことを思い出しました。
2009.02.13
「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」を、今日(1/3)の再放送でようやく録画をした。 昨年の6月15日の放送の時も、パソコンに録画をしたが、ダヴィングの際にデータを消去してしまい、失敗した。昨年11月にこの再放送をNHKのHPで見つけ、今日はダヴィングも上手くできた。めでたし、めでたし。 明日は、吉本隆明。ETV特集は、私の友である。
2009.01.03
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CSのチャンネル「ムービープラス」で『王の男』を見た。15世紀から16世紀にかけての韓国は朝鮮(李朝)の時代。その時の、燕山君という暴君とそれと戦った芸人の話だ。面白い、ついつい最後まで見てしまった。 それと、7月30日に最終回(第50回)を迎えた『商道(サンド)』を、見た。これは、BS朝日で、月曜から金曜まで正午に放送をしていたものを毎日録画し、ほぼ毎日その夜に見た。これは、韓国の商人の物語。ラストに放浪の詩人キム・サッカが主人公のイム・サンオクに会うエピソードがある。この詩人キム・サッカは韓国の人ならば誰でも知っている詩人のようだ。私は何も知らないが、Netで調べて天才詩人として紹介されている本があると言う程度だ。 この2作どちらも、お勧め。
2008.08.02
2008年3月20日 NHK-hiヴィジョンで放送された、『昭和を笑わせた男たち 鬼才・天才』の録画を見ています。全部で2時間30分あるので、全部を一気には見られませんが、トニー谷、人生幸路、林家三平、桂枝雀、川田晴久・・・、まだ見ている最中。 NHKは再放送があります。これだけの番組をhiヴィジョンだけで終わらせはしないでしょう。 BS、地上波必ず放映すでしょう。その時は、是非ご覧ください。
2008.03.23
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昨年から、韓国の歴史ドラマがマイ・ブームです。毎週水曜日がその日。『朱蒙〔チュモン〕』と『ホジュン』がそれです。ついつい続きが見たくなる、そういうドラマ。
2008.01.16
今、BSフジで放送中の「朱蒙」を12/31~1/3まで集中的に再放送しています。1~35話までです。それを、録画しながら、ところどころ見ています。やはり、面白く、後へ後へと見たくなります。
2008.01.02
韓国ドラマ『海神』を録画して見ています。家人が録画したのを見ているのですが、面白くてはまっています。ついつい次々に見てしまいます。
2007.11.18
TVの『HERO』レギュラー再放送で、全部見ました。面白く見ました。途中弛んだところがありましたが、最後の3話は面白く見られました。その前に、TVは、ドラゴンズの優勝を放送。それは、夕食をいただきながら見ました。完全試合なのでしょうね。二人の投手で成し遂げても。
2007.11.01
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再放送を録画して『HERO』見ました。まず、先週の録画分、4話です。映画と同じような切り口の事件を底に流しながら、1話完結の作り方は、うまい方法だと思います。1話目は、下着泥棒と代議士の話。2話目は、代議士の息子の事件。これは未解決。3話目は、結婚詐欺の料理家の話。4話目は、ストーカー殺人事件と、無銭飲食事件の話。TVを見ていたら、きっと批評は違ったと思います。映画検定の批評欄に『HERO』を書いています。やや否定的ですが、こういう話、好きです。来週、この続きを録画して見ます。楽しみ・・・。
2007.10.27
見逃してしまっていた、『HERO』の再放送が始まった。録画して、せいぜい見るようにします。
2007.10.25
NHK連続時代劇、主演山本耕史を見た。そこに出てくる一人の男の名前が四郎兵衛。吉原の会所の主である。その名前を、今読んでいる『初花~吉原裏同心〈五)~』のなかのもあるので、ピンときた。やはり、作者が同じであった。佐伯泰英(さえきやすひで)、今を時めくベストセラー作家である。この人の得意分野が吉原なのだと、想像する。今までに読んできた本や見てきた映画、TVにはこれ程までに、吉原のディテールを書き込んでいる例を知らない。だが、小生には、この人が面白いとは思えない。普通のレベルの時代小説だ。これまでに面白いと思った時代小説作家は、初期の司馬遼太郎、隆慶一郎と藤沢周平くらいで、最近の時代小説作家に面白いものは不勉強ながら見つからない。それを、少し期待してこの『初花~吉原裏同心〈五)~』の短編を2編ほど読んだ。だが、平凡と言うのが感想。初花~吉原裏同心〈五)~佐伯泰英2005年1月20日 初版1刷発行光文社文庫
2007.09.27
TVの『生きる』を見ました。癌に侵された男が頑張るというだけの物語だと思っていた(もう40年以上前に映画を見たまま)。しかし、この物語は、人間を様々な角度から描いていると、今回知らされた。名作と言われる所以である。通夜のシーンがそのすべてを語っている。そして、人はそうはたやすく変わるものではないと言うところまで、破綻がない。これは、黒澤明、橋本忍、小國英雄のシナリオの素晴らしさだろう。TVはそのシナリオによって、なんとか見るに耐えるものになっていた。夕方、愛地球博記念公園に行きました。万博以来初めてです。公園から見た西の空です。
2007.09.09
テレビ版『天国と地獄』見ました。ついつい最後まで見ましたが、映画を見直そうかと、思っています。明日は、『生きる』です。
2007.09.08
先月7月23日の番組です。録画しておいたのを見ました。46年ぶりに南米から帰国した男、その昔、商社の同僚とその妻、その妻は男のフィアンセだった。男は当時赴任先の南米の国の革命に加担し、12年の獄中生活。そのまま、その国に残り、結婚もし、農園を経営している。そして、46年ぶりに日本に来る。そこでの出来事を書いたドラマ。最近の山田太一は、老年の恋を描くことが増えたように思う。この『遠い国から来た男』も、そうだ。だが、生臭くならない所がいい。栗原小巻がすっかり、老けてしまった。その表情や口調に岸田今日子や吉行和子を思い出させるものがあった。
2007.08.18
第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、河瀬直美監督の『殯の森』が、NHKハイビジョンで放映された。まだ、一般に上映されておらず、その上カンヌのような国際映画祭での受賞作がTVで放映、と。こういうことは、稀である。このような地味な映画は、場合によっては上映機会が少なく、多くの人に見てもらえないことがある。それを予測して、早々にTV放映を決めたのだと思われる。その後に受賞が決まった。そういうことだろう。それらの経緯は別にして、映画を録画しながら少し見た。台詞が聞き取りにくい、最悪。TVだからか?それは、不明。しかし、こういうことは基本だと思うが・・・。海外での上映は、字幕なのだろうか?であれば、台詞が聞き取り難いことは、障害にならない。一方で、絵はとても美しい。さすがハイビジョンで見ると、綺麗だ。
2007.05.29
『三屋清左衛門残日録』のTVドラマ化何度と無く再放送されたものを、改めて見る。と言っても、以前所々見た程度であるから、今回初めてのようなもの。出演は仲代達矢, 南果歩, かたせ梨乃,財津一郎ほか。勿論、原作者は藤沢周平。自分は、それ程藤沢作品を読んではいない。『蝉しぐれ』も良いには違いないが、この『三屋清左衛門残日録』が一番好きだ。放送はNHK-BS2で、これから毎週火曜日に放送される。仕事の都合で帰れぬときもあるだろうが、出来る限り見たい。
2007.05.08
録画をしておいた、『拝啓、父上様(倉本聰)』の第一回を見た。先が楽しみな、始まり。物語が幾層にもなっており、一筋縄では行かないことも、魅力的。『華麗なる一族』の最終章前編も見た。原作を読んだわけではないが、こちらのドラマは単純である。それだけ分かりやすく、平凡。どちらも、見ている自分がある。
2007.03.11
注目は「アバウト・シュミット」「イン・ザ・ベッドルーム」「ウォルター少年と、夏の日」「恋に落ちたシェイクスピア」「ミラーズ・クロッング」「やさしい嘘」「夜明け前」「恋愛小説家」以上がム-ビー・プラス。「悪名」「あさき夢みし」「about loveアバウトラブ/関於愛」「荒木又右ヱ門 決闘鍵屋の辻」「刺青」「女の勲章」「外科室」「県庁の星」「近頃なぜかチャールストン」「妻は告白する」「トカレフ」「どついたるねん」「王手」「スキージャンプ・ペアRoad to TORINO 2006[劇場版]」以上が日本映画専門チャンネル。「おとし穴」「砂の女」「ホゼー・トーレス」「いけばな」「散歩する霊柩車」「脱獄者」「非行少女」「レディ・ジョーカー」以上がチャンネルNECO。来月も忙しい。
2007.01.25
話題の漫画のTV化です。録画をして見ました。クラシック音楽がふんだんに流れて、クラシック音楽ファンとしては、まあまあ楽しめます。TVですから、あまり贅沢は言えませんというと、問題発言ですか?西村雅彦、竹中直人などのキャスティングは平凡です・・・。でも、今後も録画をしてみようと思います。今晩は、君塚良一の『役者魂!』です。
2006.10.17
サッカーワールドカップの影にかくれて、いま一つマスコミの報道が少ない、ウィンブルドン。昨晩(7/1)アガシvsナダルを見ました。ナダルが勝つのが順当です。予想通りナダルが3-0で勝利。アガシが第一セットを落としたとき、3-0かなと。もし、第一セットをアガシが取っていたら、3-2くらいまで行ったかも知れません。あるいは、アガシの勝ち。今年のウィンブルドンはフェデラーの4連覇がかかっています。そのフェデラーに勝てる一番手がナダルです。だから、我が家は皆でアガシの応援をしていましたが、フェデラーの連覇を阻むのはナダルだし・・・、と思いはそれぞれでした。勿論、サッカーイングランドvsポルトルもチャンネルを変えながら見ていましたよ。
2006.07.02
小泉八雲の「怪談」を映画化した、『怪談(監督:小林正樹)』をCSの日本映画専門チャンネルで見た。と、言っても「耳無し法一の話」の後半と「茶碗の中」である。1965年の当時は勿論ホラーなどと言うジャンルはなく、文芸作品として映画化され、上映されたと思う。勿論、今のホラーとは程遠いもので、むしろ「ミステリー・ゾーン」に近い感覚である。今、こうして見ていて興味深く面白いのは、「怪談」の恐さでも、「ミステリー・ゾーン」の不思議さでもなく、日本映画のおける美術である。「耳無し法一の話」の平家落人の亡霊や、寺のつくりなど。平家の亡霊などは、黒澤明が撮ったらどうだろうかと、思ったりした。たぶん、それらは殆どがセット撮影だと思うが、その美術は見ごたえがあった。音楽は武満徹。
2006.06.10
我が家の前のお宅の紫木蓮です。TVの録画を見ました。「弁護士のくず」と「まちべん」です。「くず」は漫画のテレビ化。漫画の主人公の図々しさを主役の豊悦は苦労しながら何とか、追いつこうとしているのが分かる。努力賞もの。方や、俳優の魅力で見せ、「まちべん」は2回目。第1回は、山本耕二を町弁にするための序章か。江角マキ子と山本の二人でキャラクターの補い合い。話はこちらのほうも苦労しているのが分かる。まあ、どちらも並の出来。
2006.04.16
年末は「チャングムの誓」の再放送をBS2で、大晦日は「PRIDE」小川VS吉田。これは良い試合でした。元日は特にこれといってなし。2日と3日は「箱根駅伝」特に今年は、復路が激戦で面白いレースでした。そして、3日は「清左衛門残日録」の14話一挙放送を所々と「新選組!!土方歳三最期の一日」。「清左衛門残日録」はとても面白かった。改めて放送して欲しい。「新選組!!土方歳三最期の一日」は期待外れ。4日は「古畑任三郎・フェアな殺人者」、これはイチローの見事な演技を感心し、物語も堪能した。こんなTV生活でした。
2006.01.04
10月になると、来年の手帳やらカレンダーが店頭に並ぶ。ボクはもう10年以上システム手帳を使っており、ここ数年は、能率手帳タイプの片側1週間で、時間表示のあるリフィルを使ってきた。でも、システム手帳の欠点はかさ張るということで、今年から止めた。といって、Lettsも使ったことがあるが、スリムな手帳では用を足さないし次年度に今年の情報を移し変えるのが大変で、それも2年ほどで止めた。昨年の末、考えたというか、見栄も張ってというか「モールスキン」の「Diary2005」を買った。1p―1日のタイプ。厚さ24m/m、たて141m/m、横90m/mでポケットに入れるには、厚すぎる。でも、それを使って10ヶ月が経とうとしている。Lettsでもよかったのだが「モールスキン」のほうが、珍しいので、そうした。そして、今年も来年用に「モールスキン」の「Diary2006」を買った。手帳は使い慣れるまでに2ヶ月はかかる。使い慣れるとそれなりに、よいものはよい。「モールスキン」の手帳はまあまあだ。だから、来年も採用することに決めた。名古屋ではこの手帳は、LoftかTokyu Handsか丸善くらいしかない。今年はLoftで買った。さて、昨日(10/24)の中日新聞の夕刊の社会時評(日垣隆)は「読書のツール」と題し、本棚(ロング書棚)と付箋とメモ用紙(ロディアの13番)とレファレンス本(日本大百科全書)についての紹介があった。すぐに影響を受けやすい軽薄なボクは、付箋とメモ用紙を買ってきた。メモ用紙は、たんに興味本位だが、付箋には納得。本を読みながら付箋を貼ることが多いので、通勤途中の電車やバスの中でも使えるよう、いつも上着のポケットに付箋を入れている。今回、日垣隆の紹介していた付箋は、「ポスト・イット スリム(見出し)」という、じつに小さな付箋で、こういうのは本の邪魔にならないので重宝だ。Handsに行ったが、それはなく、代替品のKouyoのを買った。サイズは25*7.2m/mで、「ポスト・イット スリム(見出し)」とほぼ同サイズ。一束100枚、10束入って231円なり。日垣隆曰く「一冊の本に付箋を貼ってとマーキングするのは、若い人なら三十ヶ所、体験豊かな年配者なら十ヶ所以上にならないように、自制していただきたい。それを大きく超えると、読み手が書物に負けてしまうからだ」ということで、今回買った付箋は約100冊分の本に使える量だ。
2005.10.25