ネーミングのおはなし
今までネーミングの仕事をいくつかやってきてた。商品コンセプトに基づいて20も30もの案を考え、中には当然捨て案もあるわけで、まさかこれはNOでしょ。。。と思いつつ出したのがヒットしちゃうこともあったりする。そういうことは確かにある。でも最近目にした果汁飲料、ダイドーのお腸夫人ってーのにはちょっとびっくりした。生プルーン果汁100%を使用した、ビタミンと食物繊維たっぷりのこのジュース。食物繊維がお腹にいいのは周知だけれど、そこにあの「エースをねらえ」のお蝶夫人をかましたところがあまりに笑える。ふざけているとしか思えないネーミングだ。男性狙いの商品ならまだしも、若い女性向け、しかも便秘の人を狙った商品としてはいかがなものか。ファイブミニをコンビニのレジカウンターに出すのでさえ、「この人、便秘なんだな…」と思われそうでちょっと気が引ける人は多いはずなのに、そこへさらにこのぶっちゃけおふざけネーミングだ。よほどの商品力がないと厳しいような気がするのは私だけかな。ネーミングといえば、昨日は横浜で飲んだんだけど、初めていく店だったので、その店に電話をかけて駅からのアプローチを教えてもらった。不案内の横浜駅前。お店の人の言うとおり、ゴールデン地下街をずっと進むとたどり着けるという天理ビル25階を目指した。でも一向にその地下街が見つからず、近くのお店のおばさんにたずねたら「ゴールデン地下街」ではなく「ダイヤモンド地下街」の間違いであることが判明。お店の人が間違うはずがなく、私の覚え違いであることは明らかで。札幌から到着したばかりで、いきなり不慣れな地下街を引きずり回してしまった高校時代以来の親友は、「相変わらずだな、こいつ」ときっと思ったに違いない。10年…いやもっと逢っていなかったのにさ。「高いもんならなんでもいいってもんじゃないだろ。ゴールドとダイヤモンドは違うもな」と突っ込んではくれたけど。なわけで、こういう間違えやすいネーミングもよくないね。まぁ間違う人は私くらいだろっ!って、きっとまたいわれそうだけど。