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カテゴリ:幸せへのもこみち(まっすぐな道)
相模女子大で受講してました公開講座「災害トラウマからの回復・成長のためのポジティブ心理学」が、最終回となりました。 最終回は、授業というよりワークショップで、ゲスト講師に佐藤壮広先生を迎えました。 尾崎先生は、海外出張のためお会いできませんでした。 佐藤壮広(たけひろ)先生は、宗教人類学者であり、歌やリズムを使ってコミュニケーションの力を体感するワークショップ形式の授業を各地の大学で行っています。 大学の授業なのに、ギターを弾き歌う 私たち聴講生は、パーカッションのエッグシェーカーが用意され、 ♪シャカシャカシャカ♪と小気味なリズムを弾ませる まずは、佐藤先生がギターを弾き語りでブルース調の歌を歌ってくださいました その日は雨の日にふさわしく、「Feel so bad」という歌でした ♪こんなに気分が悪いのは~雨の日にやる野球の試合のようだ~大好きな彼女は去ってしまって~オレはどうしたらいいんだ~♪という英語の歌でしたが、訳はこんな感じでした。 ブルースって、雨が降るこの季節に合いますね 人の苦しみや痛みなどのマイナスの感情を話を聞いて受け止めることも大事だけど、こうして外に出して歌うことによって(表現する、形にする)、自分の心情を客観視して見ることができる。 これもPTG(トラウマからの成長)のうちの成長になるのではないかということです。 そして、教室内の聴講生たちを3~4人のグループに分けて、エッグシェーカーを使ったワークをすることになりました。 私はおじさま2人と一緒のグループになりました。 ワークの最初は、リズムを「きく」姿勢です。 ひとりの人がエッグシェーカーを好きなリズムに振り、それを他2人が聴きます。 聴く側は、「ちゃんとききましたよ」という姿勢に自然となります。 リズムを聴いたり、私がリズムを刻んでいるのを集中して聴いていると、なぜか昔の思い出が甦ってきました。 私は元カレと無印良品でお買い物に行った場面が思い出されました。リズムは海馬をゆさぶるのでしょうか 次は、「あわせる」。 ひとりの人が刻んだリズムに2人が合わせていきます。 リズムがずれないように集中して聴きます。 そして、次は「からむ」。 ひとりの人が刻んだリズムに他の人たちが違うリズムを刻み、楽曲のようにします。 ジャズ・セッションの「ジャムする」感覚です 青森出身のおじさまからねぶた祭りのお囃子のリズムを教わってジャムったり、もうひとりのクラシック好きなおじさまからウィンナーワルツのリズムに合わせてジャムたり、楽しくなって、気持ちが良くなってきました 相手のリズムを聴きながら、自分のリズムをとっていくとカラダでリズムをリアクションするようになる。これがコール&レスポンスなんです。 ミュージシャンって、こうやって音を聴いて、自分の音を出して、一緒に楽しんで、楽曲を演奏して作り上げたんだな~と少しわかった気がしました。 この日は、東日本大震災から3ヶ月目でした。 大震災、被災地被災者への思いを、黙祷の代わりにエッグシェーカーでリズムをつけました。 大震災の鎮魂の思いが雨の音とそれぞれのリズムが絡み合って、私たちの魂を結びつけたリズムになったかと思います。 それから、「気持ちを響かせ合う」。 楽しい/悲しいのリズムをグループごとに奏でてました。 楽しいは、弾むようなリズム♪テンポが速くて、急いでいる感じ。 悲しいは、「静か」を表現するためにあまりリズムを刻まない。重く。海のさざ波のような感じ。 最初は、私たちのグループは平均年齢が高くて(^^;)、緊張していたけど、エッグシェーカーを♪シャカシャカ♪とならすうちに、アイスブレーキングされ、私たちの独特な個性のあるリズムを奏でてました 佐藤先生がおっしゃっていたように、「相手の音を聴かないと、リズムを合わせることはできない。一緒にリズムを刻んでいると自己紹介していなくても、簡単にコミュニケーションが取れるようになる」 音を奏でる、カラダでリズムを弾むことは、ココロを解放することですね 1時間半の講座が終了し、先生と聴講生たちと簡単なランチも兼ねた懇親会に参加しました。 年齢層は様々で、それぞれの深い思いを話し、聴くことができて、良かったです。 震災以降、様々な人たちとのハナシを聴く機会があり、大変勉強になりました。 私は今アイデンティティ・クライシス状態であり、新たなアイデンティティを築く途中で、ポジティブ心理学によって自分探しへの道しるべとなったのだと実感しました。 3回のポジティブ心理学講座は、有意義なものでした。 ありがとうございました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年06月13日 15時25分24秒
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