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カテゴリ:ネコニッキ。
それは、お盆休みになり、コマチを初めて実家に連れて帰った時の事。
ウチの実家は築26年で、海と山の間に位置する田舎町にあります。 近所には高い建物もない静かな住宅街で、夜になると真っ暗になるので、星がありえないくらい綺麗に見えるし、潮風も心地よいし空気も綺麗で、本当に、青年男子の親指くらいあるゴキブリ君と、5歳児の手のひらぐらいあるクモさんさえ出なきゃ、どんなに素敵な所でしょう(泣) そんな実家に初めてお泊りする事になったコマチは、もう、到着した時から家中のニオイを嗅いで回ってました。 その日の夕方。 久々に地元の友達と長電話して、気が付くとすっかり夕方に。 「あれ?コマチ見なかった?」 缶ビール片手に台所を物色している父に尋ねると 「おう、さっき裏の塀を歩いてたぞ(・∀・)」 ええええええ!!泣 「外に出したらイカンちゆうたやん!どこから出たと!?」 「どこってお前…」 辺りを見ると、家中の窓という窓、戸という戸が開いています…(;゚д゚) そうでした…。 我が家は夏になると、留守でも窓&戸を全開にしてあるような、大雑把でガサツな家なのでした(泣) とにかく、コマチを探さなくては! と、陽も落ちて薄暗くなったご近所を歩いて回る事30分。 暗闇に光る二つの目が!! 「いた!コマチ!こっちおいで!」 追いかけたのが逆効果。 コマチは再びご近所の庭へ走り去っていきました。 その時。 「おぉい、いたかよ?」 のん気な我が父が、ハーフパンツ1丁の上半身裸、頭にはタオルで巻いたねじりハチマキに、タバコをふかしながら登場… 。・゚・(ノ∀`)・゚・。 「逃げた!帰ってこんやったらどげんしよ~う(泣)」 「心配せんでも、勝手に帰って来るって。それより、美味い 刺身作ったから、帰ってビールでも飲めッ(・∀・)」 「だぁって~ 。・゚・(ノД`)・゚・。」 「だってもウンコもないのッ。大丈夫大丈夫♪」 よく分からない父の自信は、この後的中。 その後、遅れて実家に帰って来たイトコ親子達も加わり、大盛り上がりして(軽くコマチを忘れてたかも?汗)酒を飲みながらワイワイ騒いでいたら 「んにゃぁ~ん」 と、またもや開けっ放しの玄関から、コマチ帰宅!! 「まちぃ~ッ 。・゚・(ノД`)・゚・。」 半べそで喜ぶオイラに父は 「ほ~ら、なッ、パパの言うとおり♪」 「うんうん(泣)でも、もう出さんようにしとってよッ。みん なも、ちゃんと閉め忘れんごつ頼むねッ」 「はぁ~い」 しかし、そのお願いも虚しく、翌日も、その翌日も誰かが必ず開けっ放し、結局コマチは毎晩散歩に出かけてはオイラを不安にさせ続けたのでした…泣 オイラの開けっ放し癖も、この家族ゆずり…?汗 >>続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/04/26 07:29:39 PM
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