正月
今年もお正月様が来た。朝9時に起きたらなんと快晴だ。昨年まで毎年山からご来光を見ようと朝6時に家を出て近所の山の高台に行くのを恒例としていたが今年は天気が良くないとの予報を信じ朝寝を決め込んでいたのだ。 10時親子3人と猫一匹で正月を祝う。屠蘇を飲みお互いの健康を感謝する。そのあと中国人のRさんに貰った金粉入りの清酒を熱燗にして喉をうるおしながらおせちを食べる。我が家は九州式で数の子、黒豆、がめ煮(筑前煮)、かまぼこが必須。くりきん、たづくし、こんぶ、焼鯛は関西に来てから食膳に上るようになった。子供向けにハムやから揚げもあったりするがこれは余分。雑煮は鳥のスープに縁起物のこぶとするめを必ず入れる。関西では手に入りがたい”かつお菜”はここ数年田舎から送ってくれるので喜ばしい。餅は杵付餅にしたいが残念ながら家庭ではちょっと難しい。神戸に来て20年東芝の”もちっ子”でいつも12月30日につく。今年は急に思い立ち家内ともども着物を着ることにした。考えてみると私が着物を正月に着るのは30年ぶりだ。箪笥の中の着物は昔のままであった。着てみると意外と暖かい。3が日を着物で過ごすことにした。物置から下駄も探してこなければ。年賀状を見ながらおだやかな正月を迎えている。