天津の森 猪の爪痕
天津の森がある広場で10人ほどの園の職員が地面にはいつくばったりして作業中でした。聞くと猪が掘り返した痕をならしているのだそうです。猪は夜行性で夜半に捕食活動を行うため、朝来てみるとあちこちに掘り返した痕があります。みみずや昆虫の幼虫などを食べているのでしょうか。猪は生きるために大変ですが、その痕を補修する人間も大変で、このいたちごっこは当分続きそうです。「ごくろうさま」と言ってその場を離れました。ちなみに天津の森は神戸市の姉妹都市のひとつである天津との友好を記念してつくられたものです。中国の木々がうえてありますがその一角の見晴らしの良い場所には天津の人々が来て立てた建物があります。ただ数年前から老朽化がひどく瓦などが欠けて落下したりするので建物の周りはは立入禁止です。冷え込んでいる日中関係を象徴してるかのように修復に手を付けられる様子はありません。