名取　３・１１絆　そしてけん玉 大沼宗彦

今年の秋の天気は　少し変だ。

台風は多く　雨の日が多い。

一日のどこかの時間に　雨が降っている。

農家の人は　稲刈りが進まなくて　米の品質にも悪影響だ。

テレビの気象予報士さんが　「今年は　暑さ寒さも彼岸から」などと解説している。

白菜の種まきや苗の定植の仕事が　なかなか進まない。

大根の種まきをしたが　間引き作業ができない。

畑がぬかるんで　畑で作業ができない。

そろそろ食用菊　山形庄内のピンク色の「もってのほか」の収穫も始まる。

我が家の「もってのほか」の菊の花も大きくなってきた。

花を摘んで　酢醤油で食べると季節感が　堪能できる。


ところで、我が家の庭の　彼岸花は　お彼岸に合わせて咲き始めた。

一枚の田んぼを1ヘクタールに大きくするために　昔ながらの田んぼの畦を壊した。

その計画がわかっていたので、早めに、彼岸花の球根を持ってきていた。

以前は　田んぼのあぜ道には　見事な彼岸花の列ができていた。

まっすぐに茎が伸びて　赤い花が咲く。

白い彼岸花もあるが　やはり「ごんぎつね」の絵本に出てくる赤い花がいい。

花が咲いてから　細い葉っぱが伸びてくる。

我が家の菩提寺に向かう道の両側にも　彼岸花が見事に咲きそろった。

自然は　季節の進み具合が見事に正直だ。