ヨォ、聞いてるか、TOKYO
whatsman@nnn地方も地方も大地方に暮らすと東京への憧れはもうどうしたってしょうがない。すべての中心は東京にある。その事実はどうしたって否定のしようがない。テレビ番組も全て東京中心。お店のレポートなんかも東京の店ばっか紹介する。そもそも俺の暮らすモセキには紹介するほど店もねえ。あったとしても、その番組は数回で終わる。毎週紹介するほど数がねえ。また東京に憧れるように仕向ける罠が溢れとる。こないだその前を通りかかったので、改めて考え愕然とした。東京第一ホテル下関。なんかこれは。東京なんか下関なんかここがどこなのか分からん名前。潰れてしまったが隣の市にはラフォーレ原宿小倉店ってのもあった。どれだけ東京を上に置いとるんかって話よ。が、こればっかりはしょうがねえ。俺も相当上においとる。東京から来た、ってだけでそいつを各上として扱う部分がある。東京の女性に声をかけるなどもってのほか。方言対標準語といった言葉の壁も当然ある。行方不明@KGばりに言葉の壁を完全に突破したとしても、深層心理的に突破できん。少し考えればわかる話だが、東京にはすげえやつもおるやろうが雑魚もいっぱいおるはず。別に東京にいるからすげえ奴ってわけなはずもない。地方に住んでるからこその幻想に他ならん部分が確実にある。が、もうこればっかりはどうにもならん。東京出身者だけでなく、一時東京に住んでただけでもここじゃステータスになる。もっと言えば東京によく行く、さらには東京の電車、例えば京王線とか小田急線とかそういうのただ詳しい、ってだけでもステータスに成る。マジで東京と名のつくものにステータスが付いて回る。だからこその東京第一ホテル下関なんかもしれん。つうか、東京第一ホテルが東京でどのような評価、立ち位置にあるホテルなのかこの際、もうどうでもいい気さえする。ここまで東京を上に置いてるならなんで行かんのかって声もよく分かる。が、人には事情がある。またよく考えたら、上記の通り現実はそうでもないことを知っとる。でも、東京は上にある。もう直ぐ42歳。妻子持ち。今更東京に行って勝負する事柄さえない。小説、アルケミストのクリスタル屋のように憧れるだけで十分なんやろう。まぁ正直なところ、この歳になればそうでもないが若い頃はそういう想いは強かった。ネットの普及により昔ほどの情報格差はないし、同時に地方から何かを発信できる環境ができた。それでもやはり東京やろう。まぁ見とけ。モセキの片隅から東京のど真ん中に向かっていや、日本全国津々浦々に向かってセカンドアルバムを叩きつけてやるだけよ。というわけで、セカンドアルバムが出た際には花の都、大東京@とんぼでライブをするしかねえと見とる。誰か呼んでくれんかのー。万が一、俺らが東京でライブをすることがあったとして、その際、俺を見つけても話しかけてこないように。簡単には突破できんよ、言葉の壁は。また、「これ東京じゃ当たり前ですよ」など言われたらハハーッとひれ伏すしかねえ。あの坂本龍馬でさえ千葉道場を始めて訪れた際には「舐められたらいかんぜよ」と金ピカのハカマを履いて行っとるわけで@おーい龍馬俺なども舞い上がるだけやろう。クソはがいい話よ、まったく。いろいろと考えると東京生まれ、ってのはセコイ。東京生まれ、だからこそ、HIPHOP育ち、が可能なわけで俺の幼少期にはそんなもんは周りになかった。東京に生まれるって運がええ、とさえ思う。東京ラブストーリーだって、東京だからこそのラブストーリーよ。ワッタン、セッ○スしよ、なんていう女子はモセキにはおらん。マジでクソガッよ。兎にも角にも東京在住者が思ってる以上に地方は東京に卑屈になっとるわけだ。よー、聞いてるか、東京@BOSS。今日はこんなところで。ピース。