カテゴリ:NEWキネマPARADISE
WHATSMAN@NNN
ついに念願かなって観た、例の映画。 サイタマノラッパー。 今日はその件について書いとこう。 あんま時間も無いので、 思ったままをそのまま書いてみる。 とにもかくにも、 TSUTAYAのWEBサービスに感謝。 感想としては、 「まぁ分からんでもないが、 そこまでの絶賛はない」 ってところ。 HIPHOPというものに関する 俺たちB-BOYの捉えて方、考え方と 世間一般のもつイメージのギャップ。 また、地方のB-BOYが持つ、 地方のシーンが持つ閉塞感。 テーマはこの辺にあるんやねえか。 最後シーンからすると、 何者かになろうとする熱い思い、 ってところか。 冒頭で書いたとおり、 わからんではない。 世間一般でも大きくあるGAPは 地方ともなるとなおさら。 世間でいうラッパーといえば、 ヨー、チェケラッチョーなイメージなわけだが 高い志を持つMC達にとっては そんなイメージは微塵も無い。 FRONT、BLAST時代からのB-BOYではあれば やけに意識だけが高い。 劇中新聞を切り抜いたりするシーンがあるが、 良くも悪くもFRONT等で 一線の人たちが言ってきたことの 影響のでかさを俺は感じた。 あの当時、頭でっかちに HIPHOPは何たるかを多くのHEDZが考えた。 メッセージ性の強いもののみがHIPHOP というようなイメージ。 これが悪いとは言わんし、 俺もそういうHIPHOPのそういうところを 愛してやまない一人なんだが、 それだけじゃない。 いろいろあっていい。 話がそれた。 俺が冒頭に書いた そこまでの感動が無い、 と言う件。 HIPHOPが好きにも関わらず、 自分を重ね合わせることができなかったから ってことになる。 たぶんそれは、 俺のHIPHOPとの向き合い方にあるんやろう。 HIPHOPは好きだし、 RAPというアートフォームも好き。 なにせ自分でマイクをつかんでるわけだし。 が、普段の生活の中で、 所謂B-BOYかぶれ みたいな雰囲気をいやに思ってるからにほかならん。 だから、いかにもな握手、 分かりやすくいうと ブラザーたちの雰囲気での握手、 あーいうのをしたことが無い。 そういう雰囲気をシニカルに眺めてるのが、 俺のあり方なわけ。 最後のシーンに泣けないのも そういう理由になる。 なぜあのシーンで、 ああいう表現をするのか。 すげえ大切な話なわけで、 それをあのかぶれたノリですることに どうにも違和感を覚えた。 趣旨としては、 だからこそあのRAPなんやろうけどね。 ネタバレになるが、 新聞を切り抜いたりしながら、 もっと大きな問題を扱いたい、 と言っていた主人公。 本当にいいたいことをRAPしろよ、 というマイメン。 RAPというものは 自分のいいたいことを伝えるツールであること、 という大前提。 それをうけてのラストシーン。 が、それでも俺は違和感の方が先に来た。 かぶれたノリがどうにも嫌いなんやろう。 それと俺のHIPHOPへの向き合い方も影響してるかも。 つまりは、 HIPHOP一本でのし上がっていこう、 という思いが俺にないからかもしれん。 また一番熱くなるであろう 20歳前後の時期に、 MICから遠ざかってからかもしれん。 こんな風に書くと、 まったく面白くなかった、 みたいに感じるかも知れんが、 そんなことはない。 シネマハスラー2009年第1位ってのを 期待してみた、ってのもあるやろう。 ライブをする、って盛り上がる感じとか、 あるあるな、マイティー、ってヤツのキャラ、 HIPHOPが好きということの自信感とか、 マジで分かるところはクソあった。 会議室のシーンは他に漏れず面白かったし。 ネットで検索してみると、 大絶賛がクソ多かった、 いろんな賞も受賞してるみたいやし。 特に、芸人ダイノジ大谷の感想は圧巻。 大谷はすげえ、って俺は思ってるので、 ダイノジ大谷があそこまで書くのを読むと、 俺の感想がおかしい気もした。 にしても、あの感想はクソ熱い。 よほどぐっと来た。 ダイノジ大谷日記 まぁ解釈は人それぞれ。 好きに感想をいうのみ。 今日はこんなところで。 ピース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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