カテゴリ:まんが道
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更新もさることながら、 まじで久々のまんが道。 iPhoneのアプリで タダで読んだ漫画。 ブラック・ジャックによろしく@佐藤秀峰 全13巻。 ここ最近は時間的、金銭的に 遠のいていた漫画だが、 以前は漫画の鬼と呼ばれるほど、 クソ読んでいた俺なので、 当然ながらチェック済だったが、 買っていたわけではなく、 人に借りたか、貸本屋で借りたかだったので 久々に読みなおすことができた。 結論から言えば、 さすがの力作。 読んだ当時も面白いと思ってたわけだが、 久々に読んで、 改めて、面白いと実感。 ドラマにもなったし、 総売上が何万部か知らんが とんでもない冊数を売っているような 超人気漫画、というと、 どうにも毛嫌いする人もいるし、 その気持は分からんでもない。 たしかに、売れているだけで、 俺個人としては、ふーん、としか 思わんものもそれなりにある。 売れるに売れる要素があって、 まぁ、売れるやろうね、って感覚はある。 音楽業界の方が顕著なわけで、 なんでもこれがそんなに売れるんか、 ガキが買うんか、 馬鹿な女が買うんか、 みたいなことを考えたりもするが、 まぁそんなもんやろう、ってところやろう。 が、このマンガは面白い。 ドラマもちょっとだけ見たが、 正直、つまらんかった。 がそれでも原作は良かった。 話はそれたが、 この漫画、 作者が、発行した出版社と揉めたことも 背景にはある気がするが、 まさかのフリーダウンロード。 読んでねえなら、 これはマジで読むしかねえやろう。 今更、俺がストーリーを書くまでもないので、 その辺は端折るが、 簡単に言えば、 クソあちぃ(@DL)魂を持った研修医の話。 医療業界独特の世界観について、 これが真実かどうか知らんが、 そこらへんの話から、 人の命、死について、など クソ深いテーマについても 作者の考えがかなり表に出てきとる。 何巻に書いてあったか忘れたが ガンで死ぬおばさんの話があった。 この辺は涙なくして読めん。 ハッキリ言って、 これは、俺が、「親」になったからに他ならん。 オトナ帝国(@クレしん)を見なおした際にも感じたが、 親になった後の感性は確実にその前とは違う。 子どもを残した状態で、 死を迎えるオバサンの心情や その夫婦間の会話。 この辺はマジでホロッとくるって言われとる。 あと記憶に残った点として、 これは確実に作者の思いなんだろうが、 ジョン・レノンになりたい、 ってヤツ。 音楽で世界を変えようとしたように 漫画で世界を変えたいんやろう。 にしても、主人公の研修医のスタンス。 マジでクソ熱い。 自分の中の正義に従う姿勢は 青臭い、という言葉一つで片付けられん。 自分一人が吠え猛ったところで、 全体は何も変わらない、 ならば、流れに沿ったほうがマシ という賢い連中に中指を立てる姿からは どうにもHIPHOPを感じる。 そんな仕組みのことはどうでもいい、 俺は目の前の患者を救いたい、 みたいな思い。 耳年増な知ったふりした連中の中で 歯車ながらも意地と筋だけは通すスタイル。 にしても、この作者。 なかなか過激な動きをするので、 ネットのニュース等で名前を見かけるが、 それだけのプライドをもっとるのが 漫画からも伝わってくる。 松本人志が笑いについてのプライドを 遺書他著作で語ったように、 この著者のプライドは半端ない。 俺はそれを肯定的に受け取れる。 天晴やろう。 というわけで、 久々に漫画を読んだこともあり、 ひっそりと盛り上がった。 その思いを書き殴るのみ。 今日はこの辺で。 ピース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年10月23日 23時39分59秒
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