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カテゴリ:伝統文化
私がお昼頃に宇佐神宮を後にした頃には、入れ替わりに新たな参拝客の車が続々と 宇佐神宮を目指してやってきていて、道路はラッシュでした。 実は、私はこの日是非見ておきたかったものが、もう一つありました。 一路別府市に最近出来たyoume(ゆめタウン)別府店に向かいました。 初売りや福袋目当てではありません。 実はこの日、このお店の新春イベントで、島根県三隅町松原神楽社中(石見神楽)の 公演が予定されてました。 運良く、第1公演の最後の2演目を見ることが出来ました。 その一つが、「恵比須」です。 こちらのえびす様は、観客と釣り竿の引っ張り合いや飴まきなどせずに、 かなりの大物を釣り上げてご満悦のご様子です。 演奏は、長胴太鼓、締太鼓、篠笛、銅拍子の4名だったと思います。 私が見ていたところからでは、長胴太鼓以外の人の顔はよく見えず。 皆烏帽子をかぶってました。いづれも20代前半の若者のようですが、演奏の腕は 素晴らしいものでした。特に長胴太鼓が。子供神楽からキャリアを積んできている のでしょうか。それとも神楽が本職なのでしょうか。ヘッドフォンマイクを付け、 神楽歌か囃子を歌いながら、たたき続けておりました。 そして、「十羅刹女(じゅうらせつにょ)」です。 美女十羅刹女が悪鬼を退治するのですね。 大昔にもスゴイ女性がいたのですね。鬼に勝てるような w( ̄▽ ̄;)wWAAAO!! 鬼登場。お面をよくご覧ください。 キツネのような切れ長の細い目に大きいが開いていない口。顔は白です。 この時は人間なのかな。髪の色は、黒でも茶でもないですよね。 もしかして今流行のメッシュなんでしょうか(?_?) 衣装が変わりました。共に美しい鎧をきています。鬼の形相も変わりましたよ。 髪の色も!! 覚悟~!! 鬼の顔、わかります? まさに食いつかれそうな顔ですねえ。 最後に、十羅刹女を演じた人が面をとり、刀を持って舞いました。 こちらも若い青年でした。(*゜▽゜ノノ゛☆ 朝見た山香神楽は能調なのに対し、こちらの神楽はいわゆる歌舞伎調と呼ばれる神楽なので しょうか。舞台衣装の煌びやかに目をみはったばかりでなく、若い世代だけで上手に 演じているところに、こちらの神楽社中の層の厚さが素人の私にもなんとなく感じとれ ました。なるほど追っかけファンもいらっしゃるでしょう。 どの地域でも固有の伝統芸能や文化、お祭りを世代を超えて皆で大事に守って脈々と 継承していってほしい、私はいつも切に願っています。 我らが辻間楽も、(山香神楽も)、同じ想いを持つ新しい仲間が増えさらに発展できることを 願ってやみません。自分に出来る範囲で頑張らねば! 松原神楽社中の皆さん、海からの寒風吹きすさぶ中の公演、お疲れ様でした。 風邪引いてないといいですけどね。 たった2演目しか見てない私でもあまりの寒さに震え上がってしまいましたもの。 以上神楽づくしの1/2のお出かけでした。 <完> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.04 00:11:54
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