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テーマ:DVD映画鑑賞(13980)
カテゴリ:映画鑑賞
「幸せをつかむ歌」
2015年アメリカ映画、原題は"Ricki and the Flash"です。 ノミネートは3つありますが、受賞はありません。 アメリカでPG-13指定、日本ではGです。
あらすじカリフォルニア州ターザナの酒場ソルト・ウェルのハウスバンドとして舞台に立つ リッキー・レンダーゾ(メリル・ストリープ)とそのバンド、ザ・フラッシュ。 リッキーの本名はリンダ・ブラメルといい、かつてロックスターになる夢を追うために 夫ピート(ケビン・クライン)と幼い子供3人に別れを告げ、西海岸にやってきたのでした。 レコードは1枚出したものの、今は破産して、ソルト・ウェルでの舞台とスーパーでの レジ打ちバイトを掛け持ちして生活費を稼いているリンダ。 ある日、元夫ピートから電話がかかり、無視を決め込もうかと一瞬悩んだものの、思い切 って出てみます。 すると、娘ジュリー(メイミー・ガマー)が、夫マックスの浮気が原因で離婚して、ピートと その後妻モーリーン(オードラ・マクドナルド)の元に帰ってきたものの、ショック状態でお 風呂にも入らずご飯もろくに食べず落ち込んでいるというのです。 これまで母親らしいことは何ひとつしてきたことのないリンダに、今回ぐらいジュリーに 何かしてやってもいいのではないかと諭すピート。 リンダが去った後、ジュリーと息子2人を育てたモーリーンは、自分の親の介護のために 不在だとも言います。 歓迎されないだろうと思いつつもピートらが暮らすインディアナ・ポリスに向かったリンダ。 ピートの自宅は警備員付き住宅街の一角にある豪邸でした。 案の定、結婚式にも出なかったのに離婚になったら現れるのかと怒るジュリーは、リンダに 顔も見せません。 ホテルにでも泊ってくれとピートに言われたものの、ホテル代がないからここに泊めてと リンダはピート宅の客間に泊ります。 翌日ピートは、息子ジョシュ(セバスチャン・スタン)とその婚約者エミリー・アン(ヘイリー ・ゲーツ)、ゲイの息子アダムを呼び出し、リンダとジュリーと共にレストランで食事をし ますが、積年の想いをぶつけずにはいられない子供たちと自分の主張を分かってもらいたい リンダはついついヒートアップして…。
私の感想
アカデミー賞主演女優賞ノミネートの常連、メリル・ストリープが、今回はロックスターに なるために家族を捨てた中高年ロッカーを演じています。 いつもあらゆる役に挑戦し、それなりに様になる演技を披露しているところは素晴らしいと 思います。歌声も披露してました。 ですが、アカデミー賞にいまだ手が届かないのは、見る者を否応なく圧倒する程の存在感 が出せていないということでしょうか。
中年女性ロックスターはジュリアン・ムーアが「メイジ―の瞳」で先に演じてましたし、 「アリスのままで」で先に主演女優賞を受賞したのも、記憶に新しいところです。
リンダことリッキーのバンド仲間で、一途にリンダを慕っていたグレッグを演じていた のは、なんとなく見覚えあるものの最後までわからず、渋い中年ギタリストだな、歌も うまいやと思ったら、リック・スプリングフィールドでした。 なつかしー。 (*'▽'*)♪
今の方が、断然カッコイイ気がします。 渋中年リック・スプリングフィールドとの共演あってこそ、メリル・ストリープのリッキー 役がそれなりに様になって見えていたような気がしてなりません。
ストーリー展開は、波乱万丈などなく、こじんまりとしたものでした。 長年途切れていた母子の関係が意外にも修復できたのは、母も子もお互いに大人になり、 歩み寄りができたからでしょうね。 ☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.08.19 22:26:30
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