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カテゴリ:時評
やっぱり今日はこれに尽きると思う。 巨人日本一。4タテのぶっちぎり。 仕事でバタバタしいてる間にあっさり決まっちゃった・・・ 実は私はかつて、巨人ファンだった。 かつてというか、小学生の頃、野球を知った時から、 大人になるまで、ずーっと巨人ファンだった。 思うに、巨人ファンは基本的に嫌われることが多いように思う。 ふんだんな財力に物を言わせ、毎年大物選手を補強する その運営姿勢は、確かに傲慢であり、弱肉強食を 絵に書いたような図式がそこにあるので、 巨人ファンというだけで、私は肩身の狭い思いをしていた。 他の球団で、そこまで悪し様に言われることが 果たしてあるだろうか。 みんなそれなりにひいきチームがあるだろうが、 プロ野球(ファン)の世界では、 『巨人ファン対アンチ巨人ファン』という構図が あったように思う。 例えば、中日ファンでも、巨人が優勝するくらいなら、 ヤクルトが優勝した方がいいからヤクルトを 応援するということがしばしばある。 要するに、ものすごい野党連合が生まれるのだ。 巨人ファンにそんなことはない。巨人が優勝しないのなら、 どこが優勝しても興味はないのだ。 その心理が、果たして『野球(というスポーツ)を愛する精神』に 通じていたのかどうかはともかく、少なくとも 巨人ファンにはある種の潔さというか、一貫性があるように思う。 なんと言われようが、巨人が勝つと、嬉しいのだ。 しかし、福岡に住むようになると、いつの間にか、 ダイエーを応援する気持ちの方が強くなり、 仕事の関係で巨人戦を見る時間も殆ど 無くなってしまったお陰で、私はいつの間にか、 巨人ファンと大きな声で言えなくなってしまっている。 不思議なもので、たとえテレビであっても、 ずっと応援していないと、『優勝した』と聞いても、 あまり嬉しくならないのだ。 思えば、江川、西本、定岡から斎藤、槙原、桑田へ続く 3本柱の時代が私にとって、一番の時代だった。 いつだったか、最終戦までもつれ込んで優勝した年のことは 今でも憶えている。 それに比べると、今年はどこかピンとこない一年だったが、 たまに新聞で読む限り、原監督の采配が良かったらしい。 巨人に対する世の中の反感は物凄いものがあるが、 それに打ち勝ち、日本一を手に入れるというのは、 財力だけではない、原監督の言うところの 『愛』の力があったのだと思いたい。 おめでとう。素朴にそう思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 8, 2006 05:40:37 PM
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