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November 4, 2005
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カテゴリ:ドラマについて
娘も元気に退院し、ほっと一息の我が家。
入院生活の鬱憤を晴らすかのように毎日元気に遊んでいる。

というわけで、先日放送された、『火垂の墓』をビデオで観た。
原作は野坂昭如。毎年夏には決まって放映される
ジプリのアニメはあまりにも有名。
そんな中、松島菜々子が久々にドラマに出演。
これは観るしかないなと思って観てみたが…

横で見ていた嫁はずっと泣きまくり。
私も思わず…という感じだった。

考えさせられたのは、原作に膨らみを持たせた構成だ。
軍人を父に持つ中学生(今の高校生?)が父の出征中に
空襲に遭い、母を亡くし、たった一人で妹を守る。

結局のところ妹は栄養失調で亡くなり、
本人も駅の片隅で餓死してしまうという、
全くもって悲惨・壮絶な展開なのだが、今回のドラマは、
結果として親戚であるはずのその少年を見殺しにしてしまった形になる
少年の母の従兄弟という女性(松島菜々子)の葛藤に
かなり焦点を当てていたところが新鮮だった。

身寄りを失った親戚を見捨てるというのは、人間として
許されるべきことではない。
ただでさえ混沌とした状態の中で、兄弟の死は、
彼女の態度が決定付けたことは間違いない。

しかし、彼女自身も戦争によって夫を失い、
なおも『自身の』子供を4人も抱えていた。
ということは、もし兄弟を見捨てなければ、
自分の子供を失っていたかもしれない。

彼女は彼女なりに、子供を守るため、懸命だったのだ。
そういうギリギリの、本当に『生きるか死ぬか』の状況が、
『非戦闘地帯』であった。
『これが戦争なのよ』彼女の科白がとても印象的だった。

戦争は、戦場だけで行われるのではない。
そして、極限の状況の中、誰に何と言われようが、
守らねばならないものが、家族なのだと思った。

そういう部分で、本当に複雑な役だけど、
見事に演じていた松島菜々子という女優は、
やっぱり只者ではない。
彼女自身、まだまだ小さな子を持つ母なので、
子育てを最優先してほしいのは勿論だが、
たまにはこんな風に、私たちを唸らせてほしいものだ。





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Last updated  November 5, 2005 12:32:31 AM
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