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カテゴリ:近況
私の勤務先では、もうすぐお中元ギフトセンターが始まる。
百貨店にとって、『お中元』、『お歳暮』は、非常に重要なものだ。 私のような経理部の人間も含め、総動員体制で駆り出される。 そんなわけで、昨日はご案内のパンフレットを配ってきた。 いわゆる『ローラー作戦』というやつだ。 この作戦、やることは毎年同じなんだけど、 年々やり方も変わってきた。 以前は、『やるのが大事』とばかりに、一人100件以上、 片っ端から配り歩いていたのだが、 そのうち、実績のあるお客様に直接配るようになった。 間違っても違う人の家には入れられないので、 とても苦労した。 そして今年は、以前は実績があったけれど、 去年の実績がないお客様。 実際のところ、効果のほどは、わからない。 でも、やる以上はしっかりやらないと。 ということで、行った先は、『霧ヶ丘』というところ。 どこでもそうだが、自分が住んでいるところでない場所は、 文字通り、右も左もわからない。 バスに乗って『最寄であろう場所』に行き、 ZENRINの住宅地図だけを頼りに、ひたすら歩く。 実際に歩いてみると、『山の麓』だと思っていたところが、 実は『本当に山』だったりしたり、すぐ近くなのに、 道が行き止まりで、回り道をしなければいけなくなったり、 それはそれで相当にきつい。 とはいえ、こんなことでもないと、 知らないところを歩くというのはそうそうあるものではない。 住宅地にいきなりコンサートホールがあったり、 思いもかけない豪邸があったりで、それはそれで楽しかった。 ところで、今回つくづく思ったのは、 『山の手』と『下町』という言葉の意味だ。 神戸でも横浜でも沿うらしいが、 本当のお金持ちの人は、やっぱり、 見晴らしのいい家に住んでいるのだなぁと、改めて実感した。 見晴らしが良いくらい高いところに家がある というのは、普通の人にとってはかなり不便だ。 自転車は役に立たないし、軽自動車でも相当キツイ。 そんな所に普通の一軒家の4-5軒分の敷地で 家を建てるということは、 (塀が高くて、中は全く見えなかったが) 自分で歩く必要のない身分なのだろうという気がする。 そんな風に見ると、そこから降りていったところ(下町)は、 安アパートは多いし、随分と庶民的に見えてきた。 念のために付け加えると、ここで言う『山の手』とは、 単に『坂の上』というだけではない。 私の家もそうだが、単に『坂の上にある』だけで、 景色の良くないところは、『山の手』とは言わない。 坂の上の、斜面ギリギリの『見晴らしのいい場所にある』というのが ポイントだ。 そういえば、私の住む住宅地も、それに当たる家は、 全てベンツだった… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 5, 2006 12:56:24 AM
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