笑う門に福来る

ここを含めて、ブログと呼ばれるものが始まって、
それなりの月日が経った。

盛んに書き込みを行う方、
盛んに閲覧をされる方、
ご興味をお持ちでない方、

思惑はそれぞれだろう。

というわけで、
私の思惑（特に日記を書くスタンス）
について書いてみる。

お気づきの方も多いと思うが、
特殊なネタを除いて、ここでは「です・ます調」は
用いないことにしている。

不特定多数が閲覧するこの場において、
そうすることに、読む人間によっては
不遜な印象を与えかねないことは認識している。

私は偉いわけでもないので、
偉そうにする資格がないことは承知している。

それでもこの文体にするのは、
私はこの日記を
『自分のため』に書いているものだからだ。

同じような毎日の中で、
注意していないと、
月日はあっという間に流れてしまう。

そして『今』は、
どんどん『過去』のものになり、

忘れられていく。

例えば先々週、
自分が何をし、何を考えていたか。
殆ど思い出せない。

「忘れる」のは「失う」に等しい。

仕事で大切なことは、
手帳なりに書いてある。
でも、
二度と戻らない大切な毎日が、
そんな簡単に忘れられて良いのだろうか。

とりあえず、残せるものだけでも
残しておきたい。

私が日記を書くわけはそれに尽きる。

だから、内容や質はあまりこだわらない。
とりあえず、感じたことを感じたまま書いておく。

勿論、書いても忘れる。
でも、残る。

その時は何の気なしに書いていたものでも、
時を経て見直してみると、
原点を思い出してみたり、
自分自身に勇気付けられたりする。

基本、全ては自分のため。
だから、あまり誰かに『伝えたい』というのはない。
人に伝えるために書くのではないのに、
『人に伝えるように（ですます調）』書くのは
私には馴染めない。

ただ、それを敢えて公開するのは、
『自分のため』を越えたところにある
予期せぬ化学反応を楽しみにしている部分もなくはないから。

独り言のつもりで書いているから、
反応はあまり期待していない。
（幸い『反論』もあまり頂いていない）

それでも、公開しておけば、
反応の可能性は生まれてくる。

それがコメントとなってくるか、
ご覧になった方その人自身の内なるものへの反応となっているかはわからないけれど、
あるいは何かあるかもしれない。

私だって、他の方々が書かれているものに関しては、
そういうものを期待して拝見している。

元々、社会って、そういうものだと思う。
みんながみんな、
まずは自分のためにやったことが、
周りになんらかの刺激を与えて、
そういうのが社会の活力となっていくのではと思う。

そういう意味で、
これからももっともっと
参加者、発言者が増えていってほしいなと思う。

発言を控えておられる方の中には、

『自分みたいなのがこんなこと書いたら・・・になるんじゃないか』

見たいな危惧を持たれている方が多いかもしれないが、
あまり心配する必要はない。

誰かを不当に攻撃したり、
社会に不利益を与えるようなことでも書かない限り、
大抵のことはそんなに問題にならない。
（あるいはそこまで人は人に関心を持っていない？）

だから、まず、自分のために、
一歩を踏み出したらと思う。

きっと、そういう一歩の一つ一つが、
いつかはみんなのためになる。

そんな気がするから