カテゴリ:レース事前情報
地元の福岡支部から参戦するのは7人。瓜生正義、岡崎恭裕、篠崎元志、西山貴浩、篠崎仁志、前田将太、羽野直也だ。豪華ラインナップで遠征勢を迎え撃つ。 なかでも注目を集めるのは羽野直也だろう。7月の児島SGオーシャンカップで優勝。5コースから鮮やかなまくり差しを決め、3連単16万円台という超高配当を出して悲願のSG初タイトルを獲得した。福岡メモリアルはSG連続Vをかけての登場だ。福岡では通算8優出0Vとまだ優勝歴こそないものの、18年福岡周年、19年福岡周年、22年九州地区選とG1で3回優出しており水面相性は悪くない。いま勢いに乗っている28歳の若武者が福岡初Vでのメモリアル制覇を狙う。 篠崎仁志も注目だ。福岡では現役最多となる優勝15回を記録。当地記念レースでも6優出1Vを誇り、13年に福岡周年で優勝した経験を持つ。福岡で前回行われたSG、21年のボートレースクラシックでは惜しくも優出2着だった。現役最強の福岡巧者が今度こそ博多でSGタイトルをつかむのか。 もちろん福岡SG優勝3回の瓜生正義や、昨年11月の福岡ダイヤモンドカップで当地G1初Vを飾った岡崎恭裕、福岡SGで2回優出している篠崎元志、悲願のSG初Vを地元で飾りたい西山貴浩、21年の福岡周年でG1初制覇を果たしている前田将太も有力なV候補の一角。好メンバーをそろえた福岡支部がめざすは優勝戦ピット独占か。 遠征勢ではまず片岡雅裕(香川)に注目したい。昨年浜名湖で行われたボートレースメモリアルで優勝。2艇Fが出るなか6コースから混戦を制してSG初Vを飾った。片岡は近況も7月のG2全国ボートレース甲子園で優勝するなどリズム上々。メモリアル連覇は射程圏だ。 雪辱を期すのは菊地孝平(静岡)。昨年の地元浜名湖メモリアルで優勝戦1号艇に乗るも3着に敗れた悔しさは忘れていないだろう。福岡では14年にボートレースオールスターでSG優勝を飾っており水面相性に不安なし。メモリアルの借りはメモリアルで返したい。 福岡巧者といえば吉川元浩(兵庫)の名が挙がる。当地での07年グランプリでSG初Vを飾ったのをはじめ、18年福岡周年、19年ボートレースオールスター、20年福岡周年を制して当地記念4Vを誇る。優勝争いのカギを握る存在といっても過言ではないだろう。 茅原悠紀(岡山)も福岡SG優出3回と当地実績十分。昨年11月の福岡ダイヤモンドカップでも優勝戦1号艇に乗る活躍を見せていた。また今年7月に行われた当地一般戦「世界水泳2023福岡大会開催記念・第2戦」で、瓜生正義や篠崎仁志らを破ってオール3連対Vを飾ったばかりだ。メモリアルに向けて準備万端だろう。 近況の勢いなら磯部誠(愛知)だ。6月の徳山グランドチャンピオンでSG初Vを飾り、7月の児島オーシャンカップでも優出2着に入る活躍。いまSG戦線で最も旬な選手といえるだろう。福岡メモリアルではSG3節連続優出を狙ってくる。 その他では福岡でSG優勝歴を持つ濱野谷憲吾(東京)と石野貴之(大阪)や、福岡周年2Vの今垣光太郎(福井)と松井繁(大阪)、オーシャンカップ優勝戦1号艇で6着に敗れた雪辱を期す馬場貴也(滋賀)、SG4節出場停止が明けて今年SG初出場になる山口剛(広島)と丸野一樹(滋賀)、昨年9月の福岡周年でG1初Vを飾った宮地元輝(佐賀)、8月の津レディースチャンピオンで優勝した遠藤エミ(滋賀)らに注目したいところ。遠征勢も負けじと好メンバーをそろえており、地元勢と激しく火花を散らすことになりそうだ。』 今年のSGも既に半分を消化。ここからはグランプリを見第えた戦いが本格化してくる。昨年のグランプリのボーダーは6409万円。となれば獲得賞金順位(7月23日現在)で6000万を超えている石野貴之(大仮)、磯部誠(愛知)、池田浩ニ(愛知)、羽野直也(福岡)、茅原悠紀(岡山)、桐生順平(埼玉)、土屋智則(群馬)までは当確。5500万を超えている濱野谷憲吾(東京)、馬場貴也(滋賀)、毒島誠(群馬)もかなり有力たろう。今年の好調なメンバーとあって、もちろん有力なV候補だ。 グランフリ出場に目を向けると実質的には残り8つの椅子を懸けた争い。地元勢では15位の前田将太(福岡)、17位の篠崎元志(福岡)はもちろん、20位で当地SGV3の瓜生正義(福岡)は勝負どころ。福岡でのSGVを生の目標と語る岡崎泰裕(福岡)に、現役最多の当地V15の篠崎仁志(福岡)、無冠返上をもくろむ西山貴浩(福岡)と福岡の”神7”がシリーズの中心を担うのは間違いない。当地メモリアルは現在3回連続で福岡勢が優勝しているのも見逃せない。 モーターに目を向けると当地の良機には2つの種類があり、1つは本体の素性が元から良い「ナチュラル型」と、中間整備が入ることで化ける「改造型」に分けられる。現在のダブルエースを形成する48と63はナチュラル型。特に48は伸び足が常に抜群で乗った本人に加えて、対戦した相手までもがうなるスーバーエース級。A+ランクの28、34、37もナチュラル型で、中でも伸び型の37はSランクに匹敵するレベルだ。 そして、「改造型」の代表格が61と75。中問整備では前回モーターで良機だった部品を投入するので激変することが多い。特にギア交換の効果が大きく、ナチュラル型を凌ぐことも。今回もギア交換で良化しているものがかなりあり、中でも61、75の激変ぶりは強烈。メモリアルまでにSランクまでのし上がる可能性もあり、要注意だ。』 後輩に先を越されて、西山貴浩と前田将太も発奮しないわけがない。西山は既にSG優出4回。しかしその全てがグランプリ及び同シリーズ。夏に足跡を残したい。前田も既にSGで5回の優出があり、今年は例年以上の好リズム。この両者はともに波水面は大得意だけに、うねりがきつくなるようならチャンスが膨らむ。 福岡が希望した3人はいずれもSG覇者だ。篠崎元志はクラシックで準優勝するなど復調気配。篠崎仁志は近況ひと息だが、そこは抜群の地元実績でカバーする。 そして福岡軍団の総大将は、もちろんSG11冠の瓜生正義。そのうち3回は当地水面で飾ったもの。さらにSG戴冠リストを増やすか。 2個目のSGタイトルが欲しい面々 さらに今シリーズのキーワードを探すなら、「SG優勝1回戦士」ではないか?/福岡ボートレースメモリアル まず、山口剛がSG戦線にカムバックする。昨年のボートレースメモリアルからSG3連続準優勝。しかしグランプリのトライアルでFの勇み足。今年前半のSG出場権をふいにしたのは痛恨だったが、優出を重ねて今年の勝率は出場メンバー中トップ。7月の唐津MB大賞を制してSGに挑む。 茅原悠紀は今年のSG、ボートレースオールスター以外の3戦で優出と絶好調。賞金ランクも5位前後につける。山口は13年、茅原も9年。この両者が長らくSGタイトルから離れているのは不思議だ。 逆に6月のグラチャンでSG初戴冠を味わったばかりの磯部誠は、続くオーシャンカップでも優出。また前述のようにオーシャンカップで初優勝した羽野も、早々に2つ目のタイトルを目指す。』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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