119763 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

倒産・競売・自己破産 その名も哀愁ブログ

倒産・競売・自己破産 その名も哀愁ブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

NAZONOCHIKYUUJIN

NAZONOCHIKYUUJIN

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

フリーページ

日記/記事の投稿

2009年04月28日
XML
カテゴリ:任売・競売
幸いなことに私の話ではありません。一昨日、西区のマンションの一室を貸していた知人に、その物件の駐車場で偶然、出会いました。東京からのお客さんを一時的に泊めてあげるために家電や布団などを持って行き、テレビがうまく映らなかったので地デジチューナーをつなぎに行くところでした。その場で少し待っていてもらい、いろいろな困難を乗り越えてようやく設定を終え、食事に誘いました。
二人ともオムライスにドリンクとサラダをつけて、、、近況を尋ねます。

その人は10年前にマンションを35年ローンで購入しステップ償還の影響もあって奥さんがいつの間にか数百万円ほどサラ金からつまんでおりました。それをまとめる為に銀行から二口借り入れを起こし、一段落かと思っていたのですが、さらに奥さんがサラ金のお世話になり、どうしたら良いの???という状態が1年前です。

その人はとても優しい人で、私から見ると申し分なさそうに思えていたのですが、奥さんから見ると頼りない人と写っていたようで、そう言われると確かにその様な見方もできるかも、、、と思ってしまうようになりました。つまり大黒柱がしっかりと構えていないので、奥さんが小手先に走ってしまい、とんでもない状況になってしまったとも言えるのです。

この優しい人は奥さんから「あなたの顔を見ると震えが来る」と言われて事務所で寝泊りする日々が始まりました。やはり建設業の事務所で寝ても疲れは取れないだろうということから、うちの物件の一室を使ってよいことにして、ガス・水道・電気も私のポケットマネーでまかなっておりました。

しかし、そうしているうちに仕事場が遠くに変わり、その人の父親の住むアパートから仕事に通うようになったのです。優しいその人は誰にも家に帰れないなんて言える訳がありません。平日は父親のところ、休日はうちのマンション、そして給与は銀行振り込みなので奥さんのところという、ただ働くだけの毎日を送っておりました。

当然、私も資料をもらってプランをいくつか渡しました。でもどのプランも現実のものとはならなかったのです。その人は父親にも相談できない、奥さんにも話ができない、子供にも現状を説明できないというナイナイずくしの生活なのでした。かなり父親のところにいついておりましたので、東京から来客があるということを話して貸していた部屋を何日間か使わせてほしいと申し入れたところ、荷物を出して、父親のところから仕事に通うので鍵も返すとのことでした。

ちょうどその鍵を返しにきたときに駐車場で会ったわけです。鍵箱の中に返してあるということで、何か進展は、、、というお話を向けたところ「マンションを任意売却して保証人をはずす」というではありませんか。ようやく「はじめの一歩」かと思いましたが、よく聞くと奥さんの弟に話したというだけで、奥さんが納得しているかどうかはとても疑問です。

少し前に奥さんはどこかの弁護士のところへ行って、自分だけ自己破産をしてきたそうですが、真偽のほどはわかりません。その優しい人にまったく弁護士から連絡もありませんし、いまでもやはりお金が足りないそうです。本当に任意売却するのなら、評価書や専売契約書などを作って1番から3番の抵当権者に話を付けるし、少しでも高く売るために見栄えを良くする為に工事にも入るし、仲介業者にBACK+広告宣伝費付で流す、、、と無理だろうなと思いながら説明はしました。

毎回、何度も、口がすっぱくなるくらい、その優しい人を説得しましたが、とても頑固で何も始まりません。その優しい人も弁護士の所に行くと言うのですが、奥さんの手続きをしたところへ行ってみたらと薦めましたが実現していません。債務状況と家計費を見せてもらいましたが、家計については自己破産に該当しないということではねられてしまうと思います。とても一生懸命働いていますので数値としては破綻状況にはありません。それでもお金が足りなくて、どうもまたサラ金に奥さんは誰かの名義で手を出しているという話も聞きます。

その人との別れ際にポツリと「連休、泊まるところがない」とのこと。まず第一段階として父親に別居のいきさつを話せといい続けていたのですが、全く変化なし。かわいそうですが「こうなっては解決するただひとつの方法は、過酷な3Kの現場作業中の労災かか、疲れて帰ってくる通勤時の災害で死亡したときに、公庫は団体信用補償保険できえるし、ほかの2番・3番の提携ローンとサラ金は、奥さんのかけている家計費の中でかなりの割合を占める保険料からの保険金で解決するしか無い。奥さんは別居して、ただそれを待っているのでは無いのか????」と言ってやりました。うつむき加減でうっすらと笑って首を振りましたが、「夫婦の同居義務違反だから離婚を申し立てて、子供の養育費だけ払え」と言うと自分からはできないそうです。

こうなると全く私の出番はありません。優柔不断に見えて、とても頑固です。これまで関与してきた人は手際よく色々と手続きを済ませ、新しい事業に突き進んでいる人も居ます。そこまで行かなくても、何らかの進展はあるのが普通です。
しかし、この優しい人にはどうにも打つ手がありません。

この連休、寝るところ。仕方がありませんので南区のマンションの一室が退去したばかりですので、そこにとりあえず何も無いけれど入ってもらうことにしました。これから1Fの駐車場にプレートを付けてきます。

本当に何も出来ないのが残念です。この優しいひとは、高校の同級生、そして私の数少ない友達です。ほんとに、もう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年04月28日 23時03分55秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.