2020/09/08(火)21:28
【日本酒の勉強】お米の違い
食用米と酒造好適米の違いについて、お勉強していきます。
【結論】
酒造好適米は、
粒が大きい
割れにくい
心白(しんぱく)がある
ということで、詳しく見ていきましょう。
【詳細】
大きさについて。
削るために大きい必要があるということです。
削り方について、精米歩合が関係してきますが、基本的には中心にあるでんぷんを麹菌がしっかり分解するために、ある程度削る必要があるということ。
食用米は小さくて、ほとんど削られない8%だそうです。
お米に含まれる、たんぱく質や脂質を減らすのも、日本酒造りには必要で、削ることでこれを達成しているそうです。
食用米でこんなことやったら、栄養素なくなってしまいますね。
これだけ削る理由があるので、割れにくいお米というのは必須条件だそうです。
割れると発酵のときにでんぷんが流れ出てしまうと、推測します。
お米の外は硬くて中は柔らかいように、お米を蒸す必要があるそうです。
心白(しんぱく)の有無について。
麹菌が繁殖しやすいように、お米のでんぷん構造が疎らになっている必要があります。
この疎らが光を乱反射させるため、濁って見える、ということらしいです。
イメージでんぷん構造がスカスカってところですね。おかげで、麹菌が生活しやすくなると。
この心白を作るにも、米の栽培地点で苦労があるらしく、
朝晩の寒暖差が、心白の発生率を高めてくれるそうです。
日中は温暖だと、生長できるけども、夜は涼しいほうが、エネルギーを使わないので、苗穂にやさしいのだそうです。
参考:
日本酒の基
サケスプボーダレス セミナー動画