カテゴリ:鉄道 / Trains
2019年8月4日、西鉄(西日本鉄道)大牟田駅から二日市駅まで、西鉄の柳川観光列車「水都(すいと)」に乗りました。
水郷で有名な「柳川」の四季と伝統をイメージしてできた車両デザインは、とても美しく楽しいです。 「水都(すいと)」の名前ですが、水の都である柳川を表すとともに、博多弁で「好き」を表す「好いと!」にも聞こえる呼び名です。 ↑ 西鉄・大牟田駅に到着する「水都(すいと)」。 ↑ 水都の1号車。 ↑ 1号車のテーマは「菊と渡り鳥」。 旧暦の9月9日、菊を用いて不老長寿を願う「重陽の節句」が行われる頃、柳川藩主立花氏の別邸である御花(おはな)の松濤園(しょうとうえん)には、大陸から渡り鳥が飛来し、越冬することから、秋から冬にかけての柳川の風物詩をデザインした車両。 ↑ 木蘭色(もくらんじき)。 ↑ 2号車のテーマは「花火と白秋祭のどんこ舟」。 夏の「有明海花火フェスタ」、晩秋の「白秋祭」の年に2回開催される花火大会をテーマに、柳川の夜空を彩る花火と白秋祭水上パレードのどんこ舟をモチーフにデザインした車両。 ↑ 「濃藍色(こいあいいろ)」。 ↑ 3号車のテーマは「花菖蒲」。 柳川市の花「菖蒲」が、例年5月下旬から6月上旬にかけて、掘割沿いをはじめ、市内のいたるところに咲き誇る優美な姿をデザインした車両。 ↑ 灰緑色(かいりょくしょく)。 ↑ 4号車のテーマは「からたちの花」。 童謡「からたちの花」は、作詞した北原白秋の通学路が原風景となっている。矢留小学校に隣接する白秋詩碑苑のからたちが、毎年5月上旬、白い花を咲かせる様子をデザインした車両。 ↑ 深緑色(ふかみどりいろ)。 ↑ 5号車のテーマは「柳川の新緑と水流」。 柳と水流は、柳川の景観の象徴。初夏、水天宮祭が行われる頃、眩いばかりの新緑をまとった柳が、掘割に影を落とした様子をデザインした車両。 ↑ 紺青色(こんじょういろ)。 ↑ 6号車のテーマは「柳川まりとひな祭り」。 柳川の春の訪れを告げる「お堀開き」で、掘割に豊かな水が張り巡らされる頃から始まる「さげもんめぐり」のさげもんに欠かせない「柳川まり」をデザインした車両。 「さげもん」とは、柳川に伝わる吊るし飾りの風習。女の子の初節句に、ひな壇と一緒にさげもんを飾る。 ↑ 臙脂色(えんじいろ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.14 05:59:10
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