カテゴリ:国内旅行(四国)
1985年8月初旬、友人のK君と一緒に、自転車で四国一周をしました。(一週間の旅です)
高知の桂浜で野宿をした後、私とK君、そして知り合いになった2人の合計4人で、高知市内を自転車で回りました。高知市からそのまま室戸岬に行く予定でしたが、4人のうち1人が、是非とも龍河洞を見たいと言いました。 私も龍河洞に行きたい気持ちがあったのですが、すでに日焼けと股ずれがひどくなっており、食欲も無くなってきていたので、私は直接室戸岬に行き、できれば徳島県境くらいまで行きたいと言いました。 結局1人だけが龍河洞に行くことになり、もし万が一、再び合流できたら皆で祝おうと言って別れました。 室戸岬に続く道は単調で、どこまで進んでも、右は青い海、左は緑の山が続きます。山のひだが見えると、いよいよ室戸岬かもと期待するのですが、近づくと次の山が続きます。 勘弁してほしいと何度も何度も叫びながら自転車をこいでいくと、やっとの事で室戸岬に着きました。 記念撮影をした後、すぐに徳島県堺を目指して自転車をこぎます。これまた単調な道が続き、精神的にも肉体的にもきつい時間が続きます。 結局、東洋町の白浜海岸で野宿をすることにしました。 この浜には、カメが産卵しにやってくるので有名だそうです。 夜は3人で寝袋を並べて、潮騒を聴きながら色々な話をしました。龍河洞に行った人は、今どのあたりにいるのだろうかと話をしている間に、疲れのせいか、いつの間にか寝てしまいました。 次の朝、起きて自転車に荷物を詰めていると、遠くから「おーい」と声がします。道路をみると、なんと龍河洞に行った人が自転車で浜辺にやって来ました。 4人で集まり、もう大騒ぎになりました。聞けば、龍河洞を見た後、夜を徹して自転車をこいで室戸岬を回り、明け方に浜辺を見ると、我々3人の姿を見つけたそうです。 4人で抱き合って、喜びを分かち合いました。 夜の間にたった一人で、あの単調で長い道を進み、室戸岬を回って進んで来たという事が、私にとって大きな驚きでした。多分、一人で淋しかったり、恐かったりしたのではないかと思ったのですが、彼の勇気に尊敬しました。 *高知市内や室戸岬岬へ続く単調な道の写真も撮ったはずですが、手元を探したところ行方不明でした。 ーーーーーーーーーーーーー ↓ 室戸岬で記念撮影。 ![]() ↓ 室戸岬。 ![]() ![]() ↓ 太平洋。 ![]() ![]() ↓ 海で水浴びをする。 ![]() ↓ 東洋町の白浜海岸。 ![]() ![]() ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ↓ 四国の地図 帝国書院 最新基本地図 -世界・日本ー15訂版/帝国書院 ![]() ↓ 桂浜 → 高知市 → 室戸岬 → 東洋町白浜海岸 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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