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奥多摩トラウト&房総ソルトルアー入門 猫の保護活動もやってるよ!!

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2024.05.08
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シーバス釣りにおいては夜に行うナイトゲームが主流です。主な理由として「目が発達したシーバスは明るい環境だとルアーを偽物と見破ってしまい釣りにくいから」というのがありますが、本来人間は日中に活動して夜に寝る生き物ですから夜釣りというのは身体的に負担が大きい釣りです。他にも夜は不審者やお化けが怖いという理由からなんとか日中にシーバスを釣りたいという初心者の方も結構いるので、そういった方のためにデイゲームでの戦略パターンを紹介してみようと思います。なおナイトゲームはメディアに情報がいくらでも出ている上、水深1〜2mのシャローエリアで何も考えず表層系ルアーを1秒1回転のただ巻きしていれば何とかなるっちゃなるので詳細は割愛致します。

【前提となるシーバスの性質】
大前提としてシーバスは「明るい環境が嫌いで薄暗い場所が好き」という生き物である。理由は自分の姿が丸見えの環境では獲物を捕まえるにも身を守るのにも不利であり、大型魚ほどこの性質が強くなる傾向がある。例外としてイワシなど大好物が大量接岸して狂乱状態なった場合は姿が丸見えの状態でもお構いなしに捕食行動を行う場合がある。ただし捕食活動自体は昼も夜も関係なく行なっているが「居着く場所と泳層(レンジ)」がまるで異なるためまったく違う釣り方を展開しなければならない事が殆どである。なお、夜間でも強烈な照明に照らされていたり満月が煌々と照っている状況では日中に近い行動を示す場合がある。逆に昼間でも曇天、濁り、風波によって「姿が見えにくい環境」が形成されると夜間に近い行動を示す場合もある。クリア気味の水質、晴天の真っ昼間、無風で波穏やか等の条件では1秒1.5~2回転以上の早巻き、ジャーキング、リフト&フォール等の「反射食い」を狙わないと中々食わないが、細いラインに軽いジグヘッド&ワームなど「視界良好な環境でもエサと誤認させられるほど繊細な釣り方」であればスローな釣りも有効となりうる。

【デイゲームにおける思考ルーチン】
4〜5月の比較的クリアな水質の東京湾奥。晴天無風の真っ昼間、水温は19度前後で安定という状況である。水深2m以下のポイントであれば橋脚などのストラクチャーで濃い陰が出来た場所以外はまずヒットは望めない。水深が3m前後のポイントであればストラクチャーの陰以外でもボトム付近(カケアガリ等)にシーバスがつく可能性はある。沖に伸びる突堤は潮通しが良く水深が10mもあるのでシーバスは高確率で回遊してくるだろうが、中層〜ボトムまでのレンジを細かく刻んで探る必要があるので難易度は高い。ただしカタクチイワシの大量接岸等があれば表層から中層を雑に攻めてもヒットが得られるのでチェックだけはした方がいいか。岸壁ジギングという手もあるが、専用タックルを組まないといけないので今回はパスしよう。よし決めた、まずは突堤に行ってベイトの入り具合を確認してウジャウジャなら表層から中層をメタルバイブ、VJ、セットアッパー(ロングリップのシンキング)、X-80マグナムのジャーキング等で攻めよう。ベイトの気配が無かったら念の為に5投ぐらいして移動とする。次は水深1〜1.5mエリアにあるストラクチャーの陰を手際良くランガンで撃っていく。本命は各橋脚の際だが移動途中で足元(護岸)の影もテクトロで探っていく。橋脚をタイトに狙うので破損に強いルアーであるジグヘッド&ワーム、スプーン、ソリッドバイブを主力とし、水深を考慮していずれも4〜10gが適任であろう。それでダメならば水深3mエリアのボトム(カケアガリ)に付いているシーバスをバイブレーション、スピンテールジグ、ミドルダイバー(フローティングで2〜3m潜るもの)、シンキングミノー、ジグヘッド&ワームで探ろう。根掛かりが少ない感じならバイブレーション、スピンテールジグ、シンキングミノー等で手早く探りたいが、根掛かりが多いのであればミドルダイバーやジグヘッド&ワームを主力とする。ボトムレンジのただ巻きだけでなくリフト&フォールも試してより反応が良い方を見つける。これでもダメなら夕マズメのゴールデンタイムに賭けるしかない。今まで回ってきた場所でもっともベイトが濃密だったエリアをメタルバイブレーションで表層から中層まで無心で投げ倒すのみ!!あ〜でもサーフェスワンダーとか表層系ルアーも捨てがたいな!!

【デイゲーム戦略 要約】
デイは基本的にボトム付近かストラクチャーギリギリの陰を狙うしかない。根掛かりのリスク、ルアー破損のリスクから逃げて釣れる魚は(例外的な状況を除いて)ほぼ居ないと思って良い。技術不足な上にルアーロストが嫌ならば大人しくナイトゲームで狙うべきである。技術もない、ルアーロストも嫌、ナイトゲームする体力もないというならマズメ時の2〜3時間に全てを賭ける以外に道はない、それでダメならお家にお帰り。

【終わりに】
最後は初心者の人を突き放すような感じになってしまいましたが、これはあくまで「シーバス」に拘るならという話であって「時間帯ごとにターゲットを変える」のであれば話は変わります。例えばですが、検見川浜の突堤であれば朝まずめはシーバス狙いで表層から中層にかけてをセットアッパーやメタルバイブで雑に狙い、テクニックが必要な昼間になったらサバやイワシなどに狙いをチェンジしつつ不意のボイルが発生したらすかさずメタルジグをキャストしてイナダやサワラをゲット!!という戦略が成り立ちます。なんならサビキで釣ったイワシを泳がせてシーバスを狙うのもOKです。生き餌なら昼間でも関係なく食いついてきますので。もし花見川河口なら同じく朝まずめにバイブレーション系ルアーで表層から中層を雑に攻めて完全に日が登ったら河川内で護岸のオープンエリアからクロダイ狙いをすればOK。低水温期を除けばワームのフリーリグや直リグで(橋脚等のストラクチャーには拘らず)ボトムをゆっくりただ巻きしながらランガンしていれば30cm前後の中型なら問題なく釣れると思います。他にはハゼ狙いも面白く、生き餌の用意が面倒であればガルプやパワーイソメなど味付きワームに小さな袖バリを組み合わせて2〜3号程度のオモリを使いボトムをゆっくりと探れば簡単に釣れます。体力なり技術なりにハンデがあって「魚ではなく人間側の都合で釣りを展開したい」のであればいろんな魚種を楽しめる「感性を磨く」のがオススメですね。





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Last updated  2024.05.08 13:55:49
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