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カテゴリ:演劇
京劇観て参りました~!
なんといっても「美猴王」、孫悟空が大暴れする痛快活劇。 大好きなので、近くのバーミヤンでポスター見て行きたいな~と思っていたら、偶然知り合いの人からお声がかかって、チケット購入させていただきました。 期待以上のおもしろさでした! 「美猴王」のうち竜王に武器を貰いに行く(奪いに行く?そこで如意棒を貰うのです)幕は、以前に観た事があったのですが、さらにおもしろかったです! そして、期待は地獄! 日本での上演は珍しいという、地獄で大暴れの孫悟空。 暴れ者の孫悟空に困った竜王が、酔わせて閻魔大王に引き渡すのです。 地獄からの使者は、白と黒の無常鬼。なんともいえない不気味さがおもしろいです。 地獄には牛頭馬頭(馬面)に色々な髪色の鬼(中国でいう鬼は死霊ですね)、頭の大きな娘?、頭の上に足のある化け物など、みんなキッチュで楽しいです。 (写真はプログラムより) 地獄では閻魔帳の自分の名前を破いちゃって、次は天で斉天大聖と名乗って大暴れ。このエピはちょっとドラゴン・キングダムに出てきます。 (天帝さえも困らす孫悟空は、その後釈迦によって五行山に封じ込められ、500年後に通りかかった三蔵の弟子になります) なんといっても孫悟空は中国きっての大スターで、日本人も大好き。 手塚治虫から諸星大二郎まで、何度となくマンガになってますね。 そのほかの二つの演目も、なじみのあるお話で、日本人向けによく考えられた構成だと思いました。 一つめの演目が水滸伝より「扈家荘 (こかそう)」。 梁山泊の豪傑相手に美女が槍で立ち回り。後に仲間に入ることに。 立ち回りがとってもかっこよかったです。 太極拳は農民の武術だと教わりましたが、中国では身を守るために、女性も武術を嗜んだのですよね。 二つ目が「覇王別姫」。 高校の漢文で史記(のダイジェスト)を習いましたが、その中で一番印象的だったのが、四面楚歌の由来になったこのくだり。 英雄項羽が好きだったのと、なにしろ虞美人といえば美人の代名詞。 「虞や虞やなんじをいかんせん…」 と項羽は嘆きますが、虞美人は歌と剣舞で王を慰め、その姿は、はかなくも凛々しくて美しいです。 京劇は歌と立ち回りが見どころですが、言葉の壁があるのでなかなか哀切な場面は鑑賞しにくいのですが、今回は泣けました。 舞台の左右に電光掲示板で訳が出たので見やすかったです。 京劇の女優さんは、化粧と目の見開き方からか、目がトラのような凄みのある美しさですね。 ハードな芝居の後だというのに、孫悟空役の団長と3人の美女が、劇の装束のままパンフレットのサインに応じて下さいました。 本日マチネーとソワレの二公演なのに、献身ぶりに頭が下がりました。 (私も4人にしていただきました!) こちらのサイトでさわりの動画が見られます。 今回は中野ZEROでしたので、舞台がもっと広いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最近、気になってる漫画では
藤原カムイの描いてる西遊記です♪ 読みたいなぁと思いながら数年(笑 ドラゴン・キングダムでも暴れてましたね♪ ちょっと、思い出したら思い出し笑いが(笑 水滸伝の女性が立ち回りで豪傑を負かしたというと スイサンジョウ・コサンジョウでしたっけ?(漢字は忘れました) 横山光輝さんの作品だと刀を振り回してますが(笑 太極拳は、柔の武術ですから力よりも練習量がモノを言う武術なんで 老若男女問わずにできますからね^^ 舞台の動きも覗きに行ってきます☆ (2008年10月22日 23時31分55秒)
水滸伝のはやっぱりコサンジョウだったんですね☆
記憶に間違いなくてよかったです(笑 でも、一丈青って言うのは忘れてましたw 西遊記も水滸伝も基本は武術の対練なんですね♪ ちょっと、うれしくなりました♪ 孫悟空はやっぱり猿拳棍術でいい感じですね☆ 猿拳の棍術酔拳があってソレも演武がおもしろいです☆ 今年の全国大会で伝統器械Cでの優勝者(たしか)が演武してました☆ 次回、観れる機会あれば行きたいです☆ (2008年10月22日 23時43分24秒)
化粧と装飾が強烈ですよね。
同じアジア圏、仏教圏ということで、 インドから中国、日本の歌舞伎の隈取り…? と、文化が伝わって来た感じがしますね。 京劇を見ると、どうしても黒ごま餡の月餅が食べたくなります…。 (2008年10月23日 06時49分49秒)
おお、ハナスカさん!
藤原カムイさんの、おもしろそうですね! 何しろ原典も本当に奇想天外でおもしろいですし。 ドラゴン・キングダムではジェット・リー、ノリノリでしたね! 私は孫悟空が出てくると聞いて、リーしかいないだろうと思っていました。 そう、扈三娘!人呼んで一丈青だそうです。 動きがとってもワクワクしました。 横山水滸伝では刀だったのですか。 その方が立ち回りが描きやすかったのかな。 武術太極拳は、非力な人が身を守るための術なのですね。 といっても、農民は日ごろから体が鍛えられてますから、 基礎が違いますよね~ 京劇の動きも武術の基本がきちんと出来ているのですね! 確かに、京劇出身の役者さんもカンフーすごいですものね。 ジャッキー・チェンとかユン・ピョウとか。 猿拳棍術なんですね! 京劇には武術の素地があって、そして中国武術は京劇的な見た目の美しさ、楽しさを取り入れて。 そんな感じがします。 期待以上におもしろくって、こんなにいい舞台とわかっていたら、 自信を持ってお誘いしましたよ~ 私が以前に観た舞台は、もしかしたら北京風雷京劇団より洗練されていたのかも知れないけど、 絶対この劇団がお勧め! 団長の松岩さんなんて、ほとんど猿の化身ですよ!(笑 後から知ったのですが、劇団の創設は、好きな人たちが集まったアマチュア劇団だったのだそうです。 もう70年の歴史がありますが、その精神が今も生きている感じです。 明日、愛知であるみたいですよ(笑 (2008年10月23日 09時32分25秒)
隈取はインドから!
こんなところにも、シルクロードはつながっているのですね。 京劇と歌舞伎の荒事の装束の雰囲気はそっくりですね! ただ、立ち回りは歌舞伎は様式化され過ぎですね。 あと、舞は重視されていますが、歌の部分がほとんどないですね。 分業化されたというか。 神社に奉納される神楽も、謡いは巻い手と別ですね。 月餅は似合いますね~! (2008年10月23日 09時41分33秒)
すごく面白そうですよね。
台詞などは字幕が出たりするのですか? さわり映像だけでも迫力が伝わってきますね。 虞美人の剣舞がもう少し見たかった。優美だなあ~。 諸星先生といえば、西遊妖猿伝の西域編の連載が始まりましたね。こちらも楽しみ♪ (2008年10月23日 22時45分54秒)
おもしろかったです!
人気の劇団だそうですが、伝統芸能ではなく旬の舞台という感じでした。 訳は左右に立てた電光掲示板に縦に出るので、とても見やすかったです。 虞美人は、毅然とした美しさ、健気さが伝わる演技でした。 妖猿伝!モーニングとはびっくりですが、重い腰が上がって嬉しいです。 あの絵を見るとワクワクしますが、「社長」と一緒に表紙になる日が来るとは… というか、「ラブのな」!! (2008年10月23日 23時47分43秒)
>妖猿伝!モーニングとはびっくりですが、重い腰が上がって嬉しいです。
もう無いと思っていたので、本当に嬉しいですね! >あの絵を見るとワクワクしますが、「社長」と一緒に表紙になる日が来るとは… もうなんだか絵から加齢臭が漂ってきそうですが。。。社長の下半分が異世界になってて面白い表紙でしたねww >というか、「ラブのな」!! 私も「のなー!??」と叫んでしまったとですよ。 思わず宮崎弁になってしまいましたが、ひまわりっも目が離せない展開になってますね。アキコの巻き返しが見られるのか。。。来週も待ち遠しい~。 あ、「ツー」ネットで読めるようになったんですね。やはり、全国的に買えない人が多いみたいですな。 いや~それにしても、記事と全く関係ない話になってしまいました。ハッハッハ (2008年10月25日 00時51分29秒)
もうね、あの人が表紙の雑誌は買わないというポリシーが崩れます(笑
のなー好きの編集さんがモーニングに移ったのかな? スピリッツがヤンサン陣を移行してパワーアップしたので、 モーニングも対抗しているのでしょうか? アッコさまは、過労でお倒れにならないか心配です。 仕事頼まれると断れないらしいです。 ツーの公開、知りませんでした! 異例ですね! それだけ単行本が売れているのかな? 全部のキオスクやコンビニに配本するメジャー雑誌は、 発行の負担が大きいと思います。 (2008年10月25日 01時43分33秒) |