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テーマ:病気なんかに負けないぞ!(54)
カテゴリ:闘病記録
昨年末の健康診断 初めて、腎臓の数値でひっかかった ゆうちゃん 現在の「猫の部屋」最長老 とうに10才を越えたおばあちゃん猫です 今は、療養食のドライフードと 吸着炭であるコバルジンを 缶詰に混ぜてのご飯 ちょっとした好き嫌いはあるけれど 食欲はあるため 毎日、しっかり食べています ゆうちゃんは、昔から 小まめにお水を飲むほうだけど やはり、若干の脱水症状も見られたため… 先生からのアドバイスもあり 今は、週に一度 秘書たちが「猫の部屋」で リンゲル輸液を行っています 私たち猫は、もともと腎機能が強くはありません たくさんお水を飲まなくても 生きていける体になっているそうですが その分、内臓にかかる負担は大きいわけです 若いうちは大丈夫でも 加齢と共に歪みがでてくる それは、人も猫も同じ 体の構造を考えてみても 高齢猫の多くが腎臓系疾患にかかってしまうのは 仕方のないことかもしれません 昨年春、私の大切な二匹の仲間が 空へ旅立ちました 年齢的には、まだ若かったけれど 彼らもやはり、腎臓疾患を抱え 闘病を続けていました たとえば、その治療さえ行えば 完治するのだと言われたら… 治療するのかしないのか 最終的には、どちらかの選択になるでしょう もしも、かなりつらい治療であっても 完全に治ってくれるなら 元気になってくれるならと まだ人は、決断しやすいかもしれない… けれど、対処療法を行いながら うまく付き合っていかなければならない病気なら… いくつかの方法はある けれど、それはすべて 根本的な問題を解決できるものではない だから、決めろといわれるのは 何を最優先に考えるのか どこまでするのか けれど、人にとって それを考えて、決断することは とても難しいのだと私は知っています 誰もがこう言うのです 猫たちが、何を望み 何を考えているかがわからないから、と… そう思うのは、自分の手の中に 命の存在を感じているから… それがとても大きくて 重いものだと感じているから 人は、悩むのだと思います だからこそ、できる限りのことを やり尽くしていたとしても 失った時、無力感に襲われるのだと思います もちろん、秘書たちも同じです こうしておけば良かったのだろうか 違う選択をしていたら 何かが変わっていたのだろうか これ以上できることはなかったのだと 頭ではわかっていても… 見送った彼らを思い出すたびに 考えてしまうのでしょう ただ、私たち猫には 特別な望みも考えもありません 感じているのは 少しずつ、自分の体が老いていくことだけ それもすべて 自然なことだと受け入れて ただ、毎日を生きていくのです だから、本当に望むことは たったひとつだけ 何も怖がらなくてもいい 安心できる場所でのんびりと暮らしたい たった、それだけ 欲しい物がたくさんあるわけでもなく 変化を望むわけでもない 怖いこと、嫌なこと つらいことや苦しいこともなく いつもと変わらない時間が続けばいい… たぶん、そんな思いは 人にも伝わっているのだと思います ゆうちゃんの検査結果を聞いた時 秘書たちが、いちばんに願ったのは… 一日でも長く、元気でご機嫌に いつも通りの時間を過ごしてほしいということ それは、昨年春に見送った 彼らの時と同じ 今でも、いろんなことを思い出しては 考えこんでしまうけれど… やはり、秘書たちの中で いちばん大切にしたいものは 変わらないということなのでしょう ゆうちゃんにリンゲルを打つ時 いつも、秘書たちは 洗濯ネットをかぶせた彼女を 作業台の上まで連れて行きます 部屋の中ではなく わざわざ作業場まで連れ出すのは 大ドミトリーが、ゆうちゃんのホームだから… 「猫の部屋」で暮らすようになって5年 今では、ゆうちゃんにとって いちばん安心して過ごせる空間が あの部屋なのです だから、部屋の中だけは いつもと変わらないままにしておきたい そこに戻れば、何も心配はない 安心なのだと思えるように… 体だけでなく心も いつも元気で、ご機嫌にいてほしいから… 今、秘書たちは そんな小さなことを積み重ねながら ゆうちゃんの時間を守ろうと思っています 「ねっ、ゆうちゃん…」 「一緒に頑張ろうね」 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「猫の部屋」も6年目に入り また、いろんなことがあると思います。 ただ、どんな時でも最優先に考えているのは 仲間たちが、いつも元気で ご機嫌に過ごせること… 今までも、これからも ずっと変わらない思いです ちなみに、ゆうちゃんは食欲もあり 毎日、元気に過ごしています。 この調子で、数値の改善を目指しますので どうか皆さん、応援していてくださいね 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中いつも温かい応援をありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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猫は砂漠で生きていた動物なので水をあまり飲みません。でもその分、腎臓に負担がかかります。血液検査で腎臓に問題が見つかった時には、既に腎臓機能の70%がダメになっています。残りの30%をいかに保つか?が大切です。
☆~☆ かつて、エイズ最末期のシルバー猫(13歳)を保護した時、血液検査では多臓器不全でした。獣医師もどこから手を付ければよいか解らない程に、弱っていました。 でも我が家に引き取った時、ともかく水分を沢山摂らせて老廃物を出させる事を第一に考えました。そこで「腎臓サポート」を大量のお湯でふやかし、そこに薬を溶かしてあげました。幸い食欲だけはあったので、毎回ペろりと平らげました。その分、おしっこはハンパない量と回数でした。 それを続ける事、半年。 エイズ最末期で、今直ぐにでも彼の世に逝ってもおかしくない子が、単なるキャリアに復活しました♪本当に嬉しかったです♪♪ ☆~☆ ゆうちゃんにはともかく水分を沢山摂らせて下さい。リンゲル液も効果的ですが、ゆうちゃんになるべく苦痛を与えない為にも、食事に工夫をして水分を摂らせて下さい。そして排尿で老廃物を出させる様にして下さい。 (2013.01.12 06:37:21)
おはようございます。
猫は普通はあまり水を飲まない動物ですが、たまによく水を飲む猫がいますね。ゆうちゃんは元々水をよく飲む猫のようですが、これ以上悪化しないようこれまで以上に水を飲むよう気をつけるのが良いでしょうか… (2013.01.12 08:17:03)
腎不全‥何とか完治する治療法できてほしいです。ずっと望んでいます。
うちの子も腎臓が悪くなり始めて2年以上経ちますが、ぷくぷくしてた身体が今は背中を撫でるとゴツゴツした背骨がわかるくらい痩せてしまいました。 してあげられること全てしてあげたい私の気持ちと、彼女の気持ちが同じとは限らないかもしれない‥そう思うと何するのにも悩みます。 ゆうちゃんも、せめて今より少~しだけでも元気になってゆっくり穏やかにすごしてほしいな。 (2013.01.12 09:49:03)
ゆうちゃんとうちの先住猫は同じ年
10歳を超えるとどこか患うかもと 用心しています 水分を多く取らせた方がいいのですね 工夫してみます ゆうちゃんも頑張ってほしいです (2013.01.12 20:01:05)
猫にとって腎臓疾患は天敵みたいなものですね。
でも、ケアで数値を正常値に近づけられると聞きます。 ゆうちゃん、お水を沢山飲んで、吸着炭も飲んで、 美味しくないかも知れないけど、腎臓用フードを食べて・・・ 秘書さんたちもリンゲル治療も大変だとおもいますが、 ゆうちゃんも、秘書さんも頑張ってください。 猫の部屋の皆が元気で長生きできます様に。 (2013.01.13 15:00:49)
ゆうちゃんの心と身体の両方が穏やかに日々暮らせることが一番ですよね。
今や15年、20年とご長寿猫さんとして元気に頑張っている仲間たちが沢山います。 中之島はサポート体制がしっかりしているから大丈夫! きっとまた数値も良くなるはずだよ! (2013.01.14 17:49:58) |