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2011.12.01
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カテゴリ:観劇日記
師走しょっぱなの観劇は萬斎。狂言劇場の、その七、のAプロ。Aプロには「舞」っていうサブタイトル?がついている。サブテーマ、かな。

舞。

狂言の舞、だから、小舞が3つ。

そして舞台は、いつもの三方向橋がかりじゃないのね。真正面には松羽目。

小舞は狂言の中に出てくるのを見る他、茂山さんの狂言会でも時々入るし、もちろん国立劇場の狂言の会あたりにも混じることがあるけど…でも、こんだけまとめて見る機会は初めてかも。

しかも、構成が面白い。

最初に小舞2つを続けて。「七つ子」と「暁」、どちらも狂言『棒縛』に出てくるモノ。太郎と次郎がそれぞれ「肴、つかまつる」で舞う、劇中劇というか、舞中舞というか。

それを最初に小舞として素で見て、後から狂言『棒縛』で同じモノの正式番?本番?定番?を改めて見られる。

いや、順番としては、小舞2番。地が変わるため、いったん引っ込んで、次の組が出て、小舞1番。この3つ目は「鮒」で萬斎の舞。躍動感あふれる、鮒っていうより、鯉か?ってな感じ。

そして『棒縛』。これはシテ万作の太郎と、石田・次郎に深田・主だったのだけど、野村さんで見るのが初めてだったこともあって、何とも新鮮。へー、なるほど、こういう感じなんだ。茂山さんでは見てるし、まぁ歌舞伎でもよくかかるし、そちらの印象が強いんだけども、野村さんのはシブい。いかにも江戸前狂言、かもしれない。江戸歌舞伎は派手だけどなぁ(爆)

小舞は短いから、ここまで一気にやっても40分くらいだったような気がします。で、休憩20分。

気を入れ直して、見る前にはビジュアルのイメージができなかった「MANSAI ボレロ」。

ボレロは…フィギュアでもよく使われる曲だしね、バレエ以外でもよく使われているから、曲自体は馴染があるし、イメージもしやすい。とはいえ、萬斎が舞う…と、どうなるんだ?というのがね。

純邦楽でボレロと言えば、私なんぞはやっぱり児雷也でして(笑)2幕目だったか、八鎌鹿六の館で、菊五郎奥さまと松也嬢ちゃまの登場シーンで三味線ボレロが…松助さんの七回忌ってことは、あれからもう7年なんだねぇ、シミジミ

というわけで、まったく無で臨んだ萬斎ボレロ。

休憩中に松羽目が取っ払われてたけど…始まりは暗転。そしてスポット。ほほー、アメノウズメか。

だんだん夜が明けていく…のは、岩戸が開いていくってことかな。どうなんだろう。曲調もどんどん重厚に派手に協力になっていく。

何より驚いたのは、踏む音が途中から変わったこと。へー、あの舞台、こんな細工ができるんだ?

明け切ると、衣装のせいもあって、なんだかとっても…白皙の貴公子って感じ。

この形容が似合う役者って、あんまりいないですよね?いや、好みの問題かな。いやいや、キレイならいいってもんじゃないもんな。どうでしょう。私は、白皙を使っていいと感じるヒトは、とても限られていますゎ。

同時に、火坂雅志の闇源氏シリーズを連想したりして。あれも白皙の貴公子だっけ、そうか。

結局、このボレロが、もっとも集中して、いや、惹きつけられて、観ました。あれはやっぱり、萬斎のオーラなのか、それとも芸の力なのか。とにかく、ほぼガン見で、最後に飛んで暗転した瞬間にえらく脱力しましたもん。

だって、まぁ、昨夜寝てなかったもんだから(爆)

それでもウトウトもせず、飽きず、目が痛くなることもなかったのは、最後のボレロが良かったからじゃないかなぁ。『棒縛』より気が入ったもんな。

うーん、師走、滑り出し良好。

萬斎を見た翌日の明日、今度は茂山さん。なんともまぁ同じ狂言なのにここまでかけ離れるかっていう内容同士の組み合わせなんだなぁ。あはは

イヤ、その前に、昼間はみっちり仕事なんだゎ。遅れないように気をつけなくちゃな。





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Last updated  2011.12.01 22:47:53
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