1007935 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

猫並生活

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

2011.12.12
XML
カテゴリ:観劇日記
ようやく中村座の昼の部へ。昼の部は、千穐楽にも見る予定で、そっちは音羽会に松席をお願いしてあったので、自力で取ったこちらは初めての桜席から。

転換のたびに裏が開く中村座だから、桜席は他の席以上に寒いに違いないと、コートだけじゃなくてストールも持っていた私。ま、今日は先週末と違って穏やかに晴れたので、それほど寒い思いはしなかったけれども。

しかーし。

うーん、桜席。なるほど。

桜席って、やっぱり桜席だけでは終われないですね。3階Bとか3等とか4等とかとは根本的に違う。遠いとか、一部見切れるとかじゃなくて、見せる側が意図している作品性を正しく受け取れないような、いびつな感じ。

それでも確かに転換を見られるのは面白かったし、幕になって決まりを解いた役者が引っ込む様も興味深かった。しかも、おちいりの後はさすがに見せてくれないで桜席にも黒い幕が下りちゃうのが判って、それなりに配慮も意識もしてるんだとは思ったけれど…

正直言って、少し飽きちゃいました。眠くなっちゃって。しかも、後へ行くほど、どんどん(爆)

車引は、ま、確かに、あんまり眠くなるタイプのもんじゃないし、何より短い!

でも、後から考えると、車引はもっとも楽しく観られてたなっとも、思う。

ただ、菊之助の桜丸なら、やっぱり三之助で見る方がピンと来るかなぁ。梅王が松緑で松王を海老蔵とか。勘太郎の梅王なら、桜丸は七之助の方が好きかも。

配役をちゃんと見ていなくて、てっきり時平だと思ってた彌十郎が松王で出てきちゃったので、時平は誰なんだ?と思ったら亀蔵。へー

その亀蔵が、次の賀の祝では松王なのでまたまたビックリ(笑)

さらにその賀の祝で桜丸・八重の夫婦だった菊之助と七之助が、最後の寺子屋では源蔵・戸浪の夫婦で…このカップルは、なんというか、実に、色事の似合う二人というか、ま、どっちも色事で職場をしくじってるし、桜丸はそれで死ぬことになるし、源蔵はそれで死を覚悟しなきゃならなくなるわけで、似たようなものだから同じ二人でいいのか…いいのか?!

あー、角度が違うと面白いかもなーと思って終わった車引。うーん、ツマンナイと率直に感じた賀の祝。まったく泣けないどころか眠くて眠くて「勘三郎は出た?」な感じだった寺子屋。

席のせいか、役者のせいか、演目のせいか…全部かな。

正面から…いや、両脇の席からでも、ちゃんと舞台を見ていたら、もっと楽しめたかもしれません。そうじゃないと困る!だって、これで、今年の観劇を〆る予定なんだから!

あるいは、桜席からでも、たとえば吉右衛門の源蔵とか藤十郎の千代とかなら、泣けたような気もします。扇雀の千代は、妙に怖いし。賀の祝だって、梅王と松王の喧嘩は、もっとずっと好きな場面なんだけどな。

そういえば、先週末、Mr.タモツが「おこつく源蔵なんて初めて見た」と言ってたんですが、なるほど、本当に菊之助の源蔵は、花道でちょっと足を取られるような躓くような、そんな芝居をするんですね。へー、なんでだろ、身代わりを思案してましたって心持なんだろか。

Mr.タモツいわく「後から出てくる千代も同じところでけつまづくので、近くのお客さんが『あそこがぬかるんでるってこと』と言ってた」そうで…その記憶があったもんだから、つい千代の出に注目しちゃったのだけど、おお、ホントに!

え、ぬかるみなの?いやいや(爆)

賀の祝の白太夫も、折れた桜を見て全身で「折れとる!」とカラダを震わせてるのにびっくりしたんだけども、中村座ならではの感じかもしれないなぁ。ま、2週間後にもう一度見るんだから、いいか。うん。

今日の収穫は、車引の幕のあと、次の出の早い勘太郎が足を引きずりながら!ダッシュで袖を目指すところ、先にいた菊之助は次の出が遅いせいかさりげなく道を譲ってたり、時平は車の上にいたままヅラをとり衣装を取りしていくのをみられたこと、くらいかな。初・桜席体験としては、な。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.12.12 21:24:01
コメント(7) | コメントを書く
[観劇日記] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.