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2011.12.16
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カテゴリ:観劇日記
今月、唯一の能楽堂。とはいえ、友枝昭世の融だから、見事なまでに満席なり。

仕事先から直接まわったため、昼食抜きだったワタクシ。チケットもぎってもらったら、客席には入らずそのまま食堂に直行し、まずは腹ごしらえ。お腹一杯になったら寝ちゃうかもしれないけど、このままでも低血糖で意識を失いそうだったんだもんね。

一瞬だけ、能楽堂で初カレーに挑戦しようかと思ったけど、やっぱり温かいおうどん。先月試してイケてない!と思ったサンドイッチが健在なのには驚いた(そして結構なヒトが召し上がってた!)けど、私はおうどんにしてよかったです、ええ。

それよりも、開演前の食堂がいつになく混んでいたのにもビックリ。近くの席から「香川先生は」とか「内田先生の」とかって聞こえてきたから、喜多流の門下がたくさん見えてたんでしょうか。上品な中高年の割合が(食堂では)高かったかも。

腹ごしらえして落ち着いたら、とりあえず席に着く。だって中の方だから、早めに座んないとね。うん。

と、思ったらお友達に遭遇。そして小エビで大エビを釣る…わーい、南座土産だ!

今日の内容、私はとにかく「融」しか頭になかったのですが、当然、最初に狂言がありまして、「雁礫(がんつぶて)」という曲を、初めてみました。短くて判りやすい内容だけど、なんだか予想以上に楽しめて…この曲、好きです!

役者も初めて見る人たちでしたが、これ、同じ曲、茂山さんでも見たいなぁ。千五郎・七五三で雁を取り合って、間に入る目代を末弟・千三郎でどう?HANAGATAなら宗彦・逸平+童司もいいかも…なんて、妄想驀進。

でもね、茂山さんで見たらもっと楽しい!っていうんじゃなくて、今日の和泉流の皆さんのも十分面白かったし、好きでした。特にアドのヒト、好きだなぁ、声の感じが。

狂言で気持ちが乗ったので、なんだかもう満を持しての融ちゃん。

融ちゃんねぇ…どんなイイオトコが出てくるか?って感じだけど…ああ、なぜ、うーん(爆)

以前、とある友人が「どんなイイオトコが出てくるかと期待して後ジテを待っていてガックリ」と言ってたんです。役者の芸がどうのっていうんじゃなくて、面の印象のよう。間違いなくイケメン系の面で出てくるハズなのに、なぜか、あれれなビジュアルなんだとか。

私は、「融」は萬斎の能楽現在形@SePTで半能を見た記憶だけが鮮明なんですが、後ジテだけのそれは、背景に大きな月が浮かび、それが床の黒いリノリウムに映って、まさに池に映った月を覗き込む融ちゃんの図でした。幻想的。

そのせいか、面にも特に違和感なく、十分にイケメンに見えてたんですけどね。

今日の融ちゃんは、なるほど、友人が言うのももっともな…と感じる部分は大いにあり。友枝昭世のシテなんだから、役者の腕のせいじゃないわよね。

終わってから面を確認したら「中将」だという。イケメンよねぇ、きっと。うーん。

先日、それこそ狂言劇場のボレロ(私が観たのは白ボレロ)で、おお白皙の貴公子!って思ったばっかりだから、融ちゃんこそそういうビジュアルを期待しちゃうんだけども。んー

いや、お能そのものは、謡が美しく、脇宝生のお声も素敵で、ここんとこでも一番か!ってくらいに楽しんだんですけどね。だからこそ、融ちゃんのビジュアルが残念な感じ。いや、席が違ってたら、もしかして、イケメンに見えたとか?

安い中正面のお客さんには、いい顔は見せない融ちゃん、なのかも、しれない…

そうそう、この喜多流の融には、読めない字の副題のようなもんがくっついてました。「窕」、これ、何て読むの?ってずーっと思ってて、でも調べずに放っておいて、さっきようやく判ったところ。あはは。

ええ、タイトルにした、くつろぎって字のよう。1文字の漢字で、もちろん寛ぎではなく、普通の変換ではでませんゎ。意味を調べると、ジャパンナレッジに飛んで行ってしまう…





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Last updated  2011.12.16 22:25:00
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