非常食を…ちょこっと、考える
今日はMr.タモツの講座のある日。普段、講義の導入に少し世間話をすることはあるけれど、それほどアイス・ブレイクしてるわけでもなく、そもそもそんな努力は不要なくらい、受講者全員が本編の話を待ち構えてる感じのクラスです。なので、開始時間から何分もしないうちに「本日のテーマ」に突入してるのが普通なんですが…なんと、いきなりボヤきから始まったのでびっくり。しかも、15分もボヤいてた…うーん、確かに、話を聞くとショックなのは判る。大事件なのも判る。でも…うん、このタイミングでそういう目にあってよかったよ、きっと!とも思う。奥さんが入院してるんですと。深刻な病状ではないらしく、困っているのは奥さんナシの暮らしの方。Mr.タモツは昭和11年生まれ。ウチの親はそれより年取ってますが、まぁ、だいたい私の同世代は、これくらいのご両親をお持ちなのではないでしょうか。私の親世代といえば、高度経済成長時代を支えた世代ですが…母親は専業主婦が普通。フルタイムで働いている女性の多くは独身で、結婚していて働いているのは教師などごく限られた職種のみ。看護師だって、結婚や出産で離職する率は高かったハズ。なので。男性は、母親から妻へお世話係が変わっただけの人生を送ってきているヒトも結構多いよう。Mr.タモツも、独身時代は実家から通勤し、結婚してから単身赴任の経験はなく、子供が生まれた時には実家に身を寄せていて、それ以外で奥さんが家を空けたことがなかったそう。ゆえに「何一つできない」とか。目玉焼きを作ってみたけど、ついに塩を探し出せずに醤油で食べた。それから2日経っているけど、未だに塩は探し出せない。家電の使い方は一切判らない。それどころか、息子の嫁が「何かお手伝いしましょうか」と言ってくれるけれど、いったい何を手伝ってもらったらいいのかが判らない。何ができてなくてこんなに不便なのか、判らない…のだそうで。だよね。お風呂から出たら、そこに出してある着替えを着ればいい。出かけようと玄関へ行けば、磨いた靴が出してある。ハンカチや時計はもちろん、ちゃんと中身がほどほどに入ったお財布も用意されている毎日。親世代って、そうなんだよねーだから、子供たちから「母親には長生きしてほしい、あのオヤジを残して死なないでほしい」と言われちゃうんだよ。で。一昨日、私は通りすがりの本屋でこんな本を買ったんです。【送料無料】電気もガスも使わないしあわせレシピ価格:1,000円(税込、送料別)節電対策として並んでいたんでしょうけど…パラパラっとめくって、非常時のためのいいアイデアが載っていそうな気がしたのですゎ。ウチは、パンデミック対策として、お米や乾?、その他乾物、塩・味噌・醤油・酒あたりは常に一定量以上あるように貯蔵しています。オバサンとオバアサンで1カ月籠城が目安。でも、あくまでパンデミック対策なので、ライフラインが止まるのは想定外。水も電気もガスも通じているのが原則。今回の震災のように、あと何日もライフラインが止まったままっていう場合の備えはないも同然です。普段に使えないモノは無駄になるだけなので備えるつもりはない(ゆえにカセットコンロは買わない)のですが、ヒートパックは買っておこうかなと思っているところ。それと、浄水ポットのカートリッジを買い溜めしておけば、最悪でも浴槽の残り湯が飲めるんじゃないかしら。ダメ?この本。熱源を使わない料理ってことは、基本的にはサラダと和え物中心なわけだけど、ちゃんとご飯ものや麺類メニューもある。どうやってるのかと言えば、ご飯ものはアルファ米、麺類は流水麺。なるほど。流水麺は買い置きできないけれど、普通のお米の他に、アルファ米も少し用意しておくといいかも。そうでなくても、冷ご飯メニューなわけだし、流水麺だって乾?を簡単に食べるメニューと言える。いいじゃない、使えそうじゃない、って思いまして。最初の方にある揚げ物モドキには全然惹かれませんが(笑)、和え物バリエーションの参考にもあるし、缶詰のアイデアもありがたい。どんな缶詰を買い置くと役に立ちそうか、なかなかイメージできないんだもん。日常的な使い勝手でいえば、ホールトマトやアンチョビーなんか買っちゃうんだけど、非常時に使えそうなのはサバ缶とかサンマ缶かしらねーま、Mr.タモツも現在はそれなりの非常時にあるわけで、やっぱりね、普段からそれなりの備えはしておかなくちゃ、大変でしょう!ってことで。偶然なんだけども、買ったばかりだったこの本をまだ全部見てなかったので、ちょうど講義が始まる前の時間に眺めてたんですよねー震度5なんて余震もあったことだし!