|
カテゴリ:あいかわらず読書
何冊か読みかけた本がありながら、どうもその本を根性入れて読みきる気(筆頭は青いバラ・・・)にもなれない不毛な毎日が続いている^^;そしてこの期に及んで追い討ちをかけるように借りてしまったのは、恩田陸さんのエッセイ”小説以外”。
恩田陸さん、という作家については名前だけしか知らなかったし、そのデビュー作”六番目の小夜子”のタイトルからして何となく学校の怪談モノの作家だと早合点していた^^;勿論作品を手に取ったこともなし。栄えある”本屋大賞”に輝いたという”夜のピクニック”も、「話題になった本を旬の時期に読む」ことに変な抵抗を感じている私なので当然無視(笑) このエッセイとてあまり積極的な意志があって借りたわけではなかったが、これが予想外に面白かった。この方、売れっ子作家になった今でもご自身が大変な読書家であるらしい。 特に作家として駆け出しの頃、まだ会社員と二足の草鞋を履いていたらしいが、出版される国内外のミステリーは一冊残らず読んでいたという話には驚く^^; 生活の相当な部分を読書が占めている作家さんだけに、エッセイの話題も”小説”が多いのだが、これが非常にありがたかった。昨今本離れが進んでいるといわれながらも新書は毎日洪水のごとく出版されており、正直どの本を手にすればよいのか、と途方にくれるときがある。今回彼女のエッセイから”本選び(純文学ではなくいわゆるエンタメ系)に関してシンプルではあるが的を射た(であろう)アドバイス”をもらった気がする。こういったアドバイスを目の肥えた作家さんからエッセイという形で示されるのはありがたい。面白い本を読みたければいまどき”この○×△がすごい”シリーズがあるじゃない、と言われてしまいそうだが・・・うぅん、あれを手に取る気にならないのは単に私が天邪鬼だからだろうか? ・・・というわけでまた時間があれば恩田さんの作品の方にもアプローチを試みよう、と思いました。 追記:私の恩田小説デビューは今手元にある「木曜組曲」に相成りそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.27 14:34:39
[あいかわらず読書] カテゴリの最新記事
|