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先日の夕方、ふと思い立ちました。 「そろそろ出てるんじゃないかな?」 早速その夜、幾つかの場所を見て回ると、やはり出ていました。 何がって、蛍です。 ポツンポツンとですが川沿いの土手から幻想的な光を灯しています。 子供の頃は川原中が蛍だらけだったのですが、さすがにその頃に比べると数は1/5くらいになりました。 でも、まだまだ健在。 そして、ここ数年は蛍の出方も安定しているようです。 蛍に限らず、ここ最近の川の状況を見ていると、20年ほど前ぐらいに一気に生物相が悪化した感じを持っていましたが、ここ数年は安定していますし、場所によっては良くなったと言えそうな感じもあります。 かといって住民が環境問題に真剣に取り組んだわけではありません。 (一部下水道化などを積極的に行った地域もあるので、まったく何もしなかったわけではありませんが) それよりも ”人口が減ったから流域の環境も悪化していない” という、実にシンプルで、考えようによっては恐ろしい理由で周辺環境が保たれているのです。 20年前の半分ぐらいの人口になりましたからね。 そりゃぁ、人為的な環境への影響は減ると思います。 この、人口減という現象は、当然のことながら商売的には喜ばれませんでした。 なぜなら、人口が半分になるということは市場が半分になるということで、地元密着で商売をしている人の売上が何もしないのに半分になるということだからです。 街の商売からは想像できない現象かもしれませんが、普通にやっていても、頑張っていても、売上が落ちるという現象を過去に田舎は経験しています。 でも、これって既に田舎独自の問題じゃなくなりつつありますね。 国内市場が完全に飽和しているのは、ここ15年変わらずですが、それにプラスして人口は確実に減少していますし、例えばこんな数字もあります。 新成人 人口推移 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi352.htm 「人が減ることで商売は苦しくなるけれど、環境は良くなる」 この笑えない法則は、これから先の日本の商売を考える上で重要な要因になってくるでしょう。 その中で、商売をどう作るのか? 田舎の商売人は人口(市場)が大幅に減少する中で、それでも今までどおりにやろうとしている人と、今までと同じだと駄目だと気が付いてやり方を変えた人とで分かれました。 (もちろん、やり方を変えた人のほうが圧倒的少数ですが) そして、やり方を変えた人達の間で、田舎の新しい可能性が少しずつ見え始めているのが現在です。 都会の人からすると「こういう現象は田舎のほうが先に経験している」と言われてもピンとは来ないと思いますし、おそらく都会の人達の方が変化に対する柔軟性を田舎の人達よりも持っているので、なおさら「変わるのは当たり前」と思われるかもしれません。 しかし、表面的な変化ではなく自分たちの足元からの変化に対応する必要がこれから出てくるでしょう。 例えば、3年前まで超勝ち組だったトヨタが、特に大きなミスをしていないのに赤字決算になる。 同じようなことがこれから様々な業種で見られるようになると思います。 その意味で、これから先の商売は、面白い時代に突入しますし、その中でどうにかしようと考える場合、その答えは今までの自分の意識の領域外にある可能性が高くなるでしょう。 そして、田舎という場所は、都会でビジネスをしている殆ど人の意識の外にあるものの1つです。 でも、ここに可能性があると、私自身は考えています。 もしかしたら、そう考えているのはまだ私だけかもしれませんが・・・。 でも、それを発信しておくのも私の役目なのかもしれません。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 戦略の基礎技術を語るプライベートメルマガ発行しています。 配信希望の方は↓をごらん下さい。 http://charming-business.com/mailmagazin.html ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 戦略的な経営を意識される方のための教材。 田舎のゲリラの戦略ノウハウの全てはここに語られています。 ”チャーミングビジネス研究会DVD” 詳細は↓をごらん下さい。 http://charming-business.com/seminardvd.html ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 繰り返しの中から商売人の基礎実力を叩き上げる”商売人の寺小屋” チャーミングビジネス研究会 第47回山口チャーミングビジネス研究会は6月16日(水)開催です。 詳細は追って↓でご案内します。 http://charming-business.com/seminar.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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