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りらっくママの日々

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2007年06月06日
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カテゴリ:自作小説
今日はですね、コリラックの学校で給食試食会があるので、
これから行ってきまーす!ピンクハート
どんなだったかは、明日また御報告~!ウィンク

またもや、小説の続き書きました。
時間のあったら暇つぶしに読んで行って下さいね~!


こちら、昨日の夕食、
豚肉とネギの炒め、トマト・キャベツスープ、サーモンマリネサラダ~
  6/5夕食   キッズ携帯
                 コリラックにPHSを持たせることにしました~!上矢印

帰りが何時なのか、時間に幅がありすぎるので~。わからん
一機種古いので\1でしたよ~!
3箇所のみかけられて、防犯ブザー付きです。
何かあったら、後ろの紐をひっぱると自動的にその3箇所へ繋がります。ちょき
月額は約千円

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「アイツとオレ3」

<前回までのお話>
大学へ行くのが嫌になってしまったオレ(赤木)に
アイツ(青山:アオヤン)は電話をかけてきた。
その電話が意外にも楽しかったけれど、オレはまだ大学へ行くつもりが無く、悩んでいた。



オレは昼間にバイトへ出かけた。
昼はオバちゃんたちと、夜間の大学へ通うやつが働いている。

オバちゃんたちは、オレがバイトの初任給を、母親に全部渡したと言ったら、
結構好印象を持ってくれたらしく、
オレが昼間いても、さほど、悪いようには取らなかった。

「最初だけでも、少なくても、そんなこと子供がしてくれると、
親は嬉しいもんなのよ。」
オバちゃんの一人はニコニコしながらそう言った。

「赤木くん大学どうすんのよ~?」
いきなり遠慮無く聞いてくるオバちゃんもいた。
「ああ、今、専門学校見たりとか、いろいろ考え中なんスよ~。」
オレは製品の発注伝票を書きながら、適当に愛想笑いをして答えると、
オバちゃんは、それ以上は聞いてこなかった。

「今しか悩めないしな~。」
夜間大学のヤツは、自分もそうだと言う感じで、親身に頷いてくれていた。
昼間大学に行ってるヤツは、さも珍しい感じで、話を聞きに来ていた。
ちょっと心配しているふうなのが、
ドロップアウトすんなよ…って感じがして、
ちょっと煩わしかった。

そんな日々が続いて、オレが大学を休んで3週間ほどになった。

オレがレジ番をしていると、
フリーターのヤツがやってきて、小声でオレに言った。
「アレ、もしかして、お袋さんじゃねぇ?オマエのことチラチラ見てるぞ。」

階段の方をチラッと見たら、確かに母親だった。
昼間いないのは、バイトなのか、学校なのか、確認しに来たらしい。

わざわざ電車に乗って。
毎日仕事で疲れてるはずなのに…。

目が合うと、ビックリして、イタズラを見つかった子供みたいな顔をしていた。
いつもは強気なのにな。

それが何だか可笑しくて、
オレはつい手を振ってしまった。

母親は安心したように笑って、手を振って去っていった。
「いいお袋さんじゃん。カワイイ。」
フリーターが言った。
「そう?」
オレはちょっと嬉しくなって、軽く笑った。

翌日は、早番で帰ったら、違う学部に行ったバンド友達のシュウが来ていた。
トモヤもいっしょだった。

「どうしたんだよ?」
オレはもう連絡が来ないだろうと思っていたので、内心驚いていた。
「顔見に来たんだよ。」

自分の中で、すごく嬉しい気持ちが湧いてきていた。
心配してるのが、わかった。
ヤツらは、音楽の話と、学校の話をして帰って行った。

「学校行くなら、連絡よこせよ!」
どうやらいっしょに行くつもりらしい。
オレは笑って手を振った。

もうすぐ休んで一ヶ月になる。
父親が珍しく口を開いた。
「お前どうするつもりでいるんだ?」

オレは唐突だったので、何て返事をしたらいいかわからずに、
無言でテレビを見ているフリをした。
親父が語りかける。

「オレは思うんだけどな、世の中みんなが会社員になることはないんだ。
労働者だって、必要があってなっているんだしな、大事な仕事だ。
世の中、いらない仕事なんかないんだよ。
お前がもし大学辞めたいなら、辞めたっていいと思うよ。
でも、辞めるなら、ちゃんと仕事をみつけろ。な?」

オレは親父の顔を見た。
一所懸命考えたスピーチみたいだったけど、真剣さが伝わってきた。
じっくり語りかけるデカい声だった。
親父はオレをじっと見ていた。

オレは何だかジンワリ来てしまっていた。

「うん。そうだな…」

母親が何か言おうとした時に電話が鳴った。

「青山くんからよ。」
母親が笑顔で受話器を渡した。
「毎日がんばるな~。」
親父が笑った。
アオヤンは、毎日のように、他愛も無いことで電話をしてきていたのだ。

「…よう。」
「よう!」
アオヤンが明るい声で言った。

「明日は学校に来る?」

毎日毎日、よく飽きないもんだな~と、繰り返される言葉を聞いて返事をした。

「行くよ。明日から。」

アオヤンは意外な言葉でも聞いたかのように絶句していた。

「…何?どうしたんだよ?」
沈黙にオレはちょっと恥ずかしくなって、ぶっきら棒に訪ねた。

「いや、聞こえた…。うん!うん!来るんだな?わかった!待ってるからな!」

アイツの喜んだ声が、妙に嬉しかった。
電話を切ると、父親と母親が驚いたような顔でこっちを見ていた。

「明日から行くから…。」

親父がニヤけた顔で茶化すように言った。
「いいんじゃ~ん!」

母親が笑顔になっていた。






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最終更新日  2007年06月06日 10時07分28秒
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