カテゴリ:自作小説
今日は、雨がザーザー、雷がゴロゴロと鳴っています~!
昨夜はタコ焼きにしましたが、 焼くのに必死で、写真を忘れました…。 でも、考えてみれば、以前も写真UPしてるんだよね~。 そうそう、うちのエレベーターが、金曜の朝に調子が悪くて、 とっても怖かった~。 うちは、いつも、 コリラックと私とでパパがエレベーターに乗っていくのを見送るの。 けど、その日は、パパが閉まるボタンを押しても、扉が閉まらず! 開いたまま、降りたりとかしたら怖いので、 パパは階段を降りていった…。 結局、ボタンの動作不良だったらしいんだけど、 私はすぐに部屋へ戻って、 「エレベーター調子不良、危険!」 って、書いた紙をエレベーターに内ボタンのとこに貼ったよ。 それで、即、管理人さんの出勤を待って報告しました~。 こうしていれば、事故も防げると思って。 管理人さんも、すぐに業者に報告してくれて、 こんなふうに助け合っていけば、 マンション内も住みやすくなるのにね。 あれ以来、駐車場は、ガムもついてないし、鍵箱のフタもしまるようになりました~! 雨だし、読書でもいかが?小説の続きを書きました~! --------------------------- 「アイツとボク5」 <今までのお話> 大学に行かなくなってしまったアイツ(赤木)だったけど、ようやく来てくれるようになった。 そして、ボク(青山:アオヤン)とイグチくん(イグっちゃん)とツルむようになった。 夏休みになった。 ボクは短期のバイトをすることにした。 商品の仕分けと運搬の仕事だったけど、 かなり忙しかったことで一日がアッと言う間だった。 毎日が仕事を覚えることと、体を動かすことで充実していた。 バイトでは、オジさんやオバさんが多かったけど、 そのせいかボクはカワイがってもらえた。 「青山くん、こっちでお茶してから行けばいいわよ~。」 「青山くんは、真面目だなぁ~。オレの息子に、そのやる気を分けてやりたいよ。」 どうやらボクはアオイロ王子と呼ばれているようだった。 勘弁して下さい…。 同年代の女の子と違って、オバさんたちとは、気を張らずに話すことができた。 でも、一人だけ、ちょっと違う存在がいた。 フジサワさんは、 明るくて、いつもニコニコしていて、 ボクの一回り近く年上とは思えないほど、カワイかった。 オジさんたちにからかわれると、本気でムキになっていて、 そんなところもカワイかった。 オバさんと言うよりも、お姉さんって感じだった。 フジサワさんは、今日もえっちらおっちらと、 重たい荷物を一人で運んで、持ち上げようとしていた。 彼女が運ぶと、ダンボールが大きく見えた。 「フジサワさん、持ちますよ~。」 ボクは声をかけて、ダンボールを運搬車に乗せた。 「ありがとう!」 フジサワさんは、ニコっと笑って、運搬車を押す。 ボクは降ろすのを手伝うために付き添った。 「今日はアオくんといっしょか~。良かった~。」 そんなことをフジサワさんが言うので、ちょっとドキリとした。 「え、何でボクだといいんですか?」 「安心するのよね~。和むと言うか。実は私のタイプなの。 あ~、もっと、私が若ければなぁ~。」 ボクは、何となく、顔がユルんでしまいそうになった。 「アオくんは、いつまでなの?この仕事」 「ボクは20日までですね。」 「そうなんだ。私も同じよ~!」 荷物を降ろして、ダンボールから品物を出して、検品と仕分けをする。 その手を動かしながら、話した。 「フジサワさんは、結婚してるんですよね?」 「うん。そうなの。6年になるかな。」 「きっかけは何ですか?」 「ええとね、同級生だったの。同窓会がきっかけで付き合うようになって。 結婚したら、子供すぐにできるかな~、と思ったんだけど、できなかったんだよね~。」 フジサワさんは、ちょっと淋しそうに見えた。 ボクは話を逸らした方がいいかな…と思った。 でも、フジサワさんは続ける。 「何か、ダンナ、子供欲しくないみたい。 できたとしても、すぐに子供預けて働いて欲しいとか、 母親に仕送りしたいとか、引き取りたいとかって話を最近するんだよね…。」 ボクは何とか話を明るい方向に持っていけないか、考えた。 その間を、フジサワさんは、申し訳なく思ったらしい。 「あ、ごめんね、何か暗~い!ふふ!」 「そんなことないですよ。 その…、もしかしたら、自分の子供ならカワイイと思うかもしれないし、 そしたら、また考えとかも変わってくるかもしれないし…。」 彼女が軽く笑った。 「やだなぁ、アオくんのが大人みたい!アオくんは、子供好きなの?」 「カワイイと思いますけどね…。」 「じゃあ、早く結婚したいんじゃないの?彼女いるの?」 「いや…、それが、いないんですよ~。 でも、結婚は、そんなにしたくないんです。」 彼女は意外そうな顔をした。 「え?なんで?」 「何か…気を使いそうで、 女の子と毎日いっしょに暮らすのとかって…。」 彼女は吹き出して笑った。 「あはは!そうなんだ~?好きな人なら楽しいと思うけどね!」 「それが…、この前、サークルの新人歓迎会があって…。」 ボクは、この前のダメダメくんだった話をする。 フジサワさんが何気ないことでも大笑いするので、 ボクはなんとなく、自分が話し上手になったような気分になった。 もっと、彼女と話したいな…。 そう思ったところで、仕事休みの時間になった。 ロッカールームに戻る時間だ。 戻りながら、彼女が言った。 「ねえ、アオくんとどっか行ったら、楽しそうだね~。 このバイト終わったら、どこか行ってみない?」 ボクらはお互いみつめあった。 ホンキなの…か? 返事をする前に、ボクは、先輩に声をかけられ、 彼女は、オバちゃんの輪の中に戻っていった。 そうして、午後に彼女と組むことはなく、その後も組むことはなかった。 会うのは、中休みにみんなと談笑する時だけだった。 でも、時々、彼女と目が合ってしまって、 彼女が微笑むと、何だかドキドキした。 ヤバイ、何考えてんだ! 彼女にとっては、ボクはまだ子供みたいなものなんだ。 警戒してないだけなんだ! フジサワさんは、結婚してるんだぞ! 冗談なのかもしれないし…。 ボクは、自分に言い聞かせた。 そして、バイトが中休みの日、赤木くんとイグチくんが泊まりに来た。 正直、少しホッとした。 何も予定を入れてなければ、 ボクは彼女のことばかり考えてしまいそうで怖かった。 赤木くんとイグチくんといっしょにいると、 とても楽しかった。 赤木くんは、ボクのノートをコピーする訳でもなく、 ひたすら書き写していた。 そんな姿が、 平気でボクのノートのコピーを持って行ってしまったヤツラと違うことを 証明しているようで、 とても嬉しかった。 コピーの話を知っていたイグチくんも、 ボクの気持ちがわかるのか、嬉しそうに赤木くんを見ていた。 フジサワさんの話を打ち明けた時も、 楽しいことのように扱ってくれて、 それどころか、ボクの武勇伝が始まるような勢いだったので、 ボクは、笑ってしまって、 何でもないことのように思った。 そうだ。まだ何も始まってないんだ。 大丈夫だ。 ボクはそう思った。 そう思っていたんだけど…。 人生思うようには行かない。 PS: ねぇねぇ、「特急田中3号」見た~? 亀梨くんが出てきたけど、アレってどうなの?必要なの? 出てきたことで、視聴率が上がったのかなぁ~? 出てこなくても、すっごい面白いドラマだと思うのに~! やっぱ、ネーミングが悪かったのかなぁ~。 「バンビーノ」 主婦の私でも、あんなにちゃんとしたノート見ながらなら、作れるような気がする~。 それに、お菓子作りは分量が大切って聞いたことがあるのにな~。 ちょっと、素人のバイトじゃないんだから! って、感じよね~。 でも、彼の熱意や、懸命な行動、くじけないで負けない心、 ガンバレ!ガンバレ! と、応援しちゃうよ~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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