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りらっくママの日々

りらっくママの日々

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2007年06月10日
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カテゴリ:自作小説
今日は、雨がザーザー雨、雷がゴロゴロいなずまと鳴っています~!
昨夜はタコ焼きにしましたが、
焼くのに必死で、写真を忘れました…。失敗
でも、考えてみれば、以前も写真UPしてるんだよね~。

そうそう、うちのエレベーターが、金曜の朝に調子が悪くて、
とっても怖かった~。ショック

うちは、いつも、
コリラックと私とでパパがエレベーターに乗っていくのを見送るの。

けど、その日は、パパが閉まるボタンを押しても、扉が閉まらず!
開いたまま、降りたりとかしたら怖いので、
パパは階段を降りていった…。失敗

結局、ボタンの動作不良だったらしいんだけど、
私はすぐに部屋へ戻って、
「エレベーター調子不良、危険!」
って、書いた紙をエレベーターに内ボタンのとこに貼ったよ。

それで、即、管理人さんの出勤を待って報告しました~。
こうしていれば、事故も防げると思って。

管理人さんも、すぐに業者に報告してくれて、
こんなふうに助け合っていけば、
マンション内も住みやすくなるのにね。グッド

あれ以来、駐車場は、ガムもついてないし、鍵箱のフタもしまるようになりました~!ちょき


雨だし、読書でもいかが?小説の続きを書きました~!

---------------------------

「アイツとボク5」

<今までのお話>
大学に行かなくなってしまったアイツ(赤木)だったけど、ようやく来てくれるようになった。
そして、ボク(青山:アオヤン)とイグチくん(イグっちゃん)とツルむようになった。



夏休みになった。
ボクは短期のバイトをすることにした。

商品の仕分けと運搬の仕事だったけど、
かなり忙しかったことで一日がアッと言う間だった。
毎日が仕事を覚えることと、体を動かすことで充実していた。

バイトでは、オジさんやオバさんが多かったけど、
そのせいかボクはカワイがってもらえた。

「青山くん、こっちでお茶してから行けばいいわよ~。」
「青山くんは、真面目だなぁ~。オレの息子に、そのやる気を分けてやりたいよ。」

どうやらボクはアオイロ王子と呼ばれているようだった。
勘弁して下さい…。

同年代の女の子と違って、オバさんたちとは、気を張らずに話すことができた。
でも、一人だけ、ちょっと違う存在がいた。

フジサワさんは、
明るくて、いつもニコニコしていて、
ボクの一回り近く年上とは思えないほど、カワイかった。

オジさんたちにからかわれると、本気でムキになっていて、
そんなところもカワイかった。
オバさんと言うよりも、お姉さんって感じだった。

フジサワさんは、今日もえっちらおっちらと、
重たい荷物を一人で運んで、持ち上げようとしていた。
彼女が運ぶと、ダンボールが大きく見えた。
「フジサワさん、持ちますよ~。」

ボクは声をかけて、ダンボールを運搬車に乗せた。
「ありがとう!」
フジサワさんは、ニコっと笑って、運搬車を押す。
ボクは降ろすのを手伝うために付き添った。

「今日はアオくんといっしょか~。良かった~。」
そんなことをフジサワさんが言うので、ちょっとドキリとした。
「え、何でボクだといいんですか?」

「安心するのよね~。和むと言うか。実は私のタイプなの。
あ~、もっと、私が若ければなぁ~。」
ボクは、何となく、顔がユルんでしまいそうになった。

「アオくんは、いつまでなの?この仕事」
「ボクは20日までですね。」
「そうなんだ。私も同じよ~!」

荷物を降ろして、ダンボールから品物を出して、検品と仕分けをする。
その手を動かしながら、話した。

「フジサワさんは、結婚してるんですよね?」
「うん。そうなの。6年になるかな。」
「きっかけは何ですか?」
「ええとね、同級生だったの。同窓会がきっかけで付き合うようになって。
結婚したら、子供すぐにできるかな~、と思ったんだけど、できなかったんだよね~。」

フジサワさんは、ちょっと淋しそうに見えた。
ボクは話を逸らした方がいいかな…と思った。
でも、フジサワさんは続ける。

「何か、ダンナ、子供欲しくないみたい。
できたとしても、すぐに子供預けて働いて欲しいとか、
母親に仕送りしたいとか、引き取りたいとかって話を最近するんだよね…。」

ボクは何とか話を明るい方向に持っていけないか、考えた。
その間を、フジサワさんは、申し訳なく思ったらしい。

「あ、ごめんね、何か暗~い!ふふ!」
「そんなことないですよ。
その…、もしかしたら、自分の子供ならカワイイと思うかもしれないし、
そしたら、また考えとかも変わってくるかもしれないし…。」

彼女が軽く笑った。

「やだなぁ、アオくんのが大人みたい!アオくんは、子供好きなの?」
「カワイイと思いますけどね…。」

「じゃあ、早く結婚したいんじゃないの?彼女いるの?」
「いや…、それが、いないんですよ~。
でも、結婚は、そんなにしたくないんです。」

彼女は意外そうな顔をした。

「え?なんで?」
「何か…気を使いそうで、
女の子と毎日いっしょに暮らすのとかって…。」

彼女は吹き出して笑った。

「あはは!そうなんだ~?好きな人なら楽しいと思うけどね!」
「それが…、この前、サークルの新人歓迎会があって…。」

ボクは、この前のダメダメくんだった話をする。
フジサワさんが何気ないことでも大笑いするので、
ボクはなんとなく、自分が話し上手になったような気分になった。

もっと、彼女と話したいな…。

そう思ったところで、仕事休みの時間になった。
ロッカールームに戻る時間だ。
戻りながら、彼女が言った。

「ねえ、アオくんとどっか行ったら、楽しそうだね~。
このバイト終わったら、どこか行ってみない?」

ボクらはお互いみつめあった。
ホンキなの…か?

返事をする前に、ボクは、先輩に声をかけられ、
彼女は、オバちゃんの輪の中に戻っていった。

そうして、午後に彼女と組むことはなく、その後も組むことはなかった。
会うのは、中休みにみんなと談笑する時だけだった。

でも、時々、彼女と目が合ってしまって、
彼女が微笑むと、何だかドキドキした。

ヤバイ、何考えてんだ!
彼女にとっては、ボクはまだ子供みたいなものなんだ。
警戒してないだけなんだ!

フジサワさんは、結婚してるんだぞ!
冗談なのかもしれないし…。
ボクは、自分に言い聞かせた。


そして、バイトが中休みの日、赤木くんとイグチくんが泊まりに来た。
正直、少しホッとした。
何も予定を入れてなければ、
ボクは彼女のことばかり考えてしまいそうで怖かった。

赤木くんとイグチくんといっしょにいると、
とても楽しかった。
赤木くんは、ボクのノートをコピーする訳でもなく、
ひたすら書き写していた。

そんな姿が、
平気でボクのノートのコピーを持って行ってしまったヤツラと違うことを
証明しているようで、
とても嬉しかった。

コピーの話を知っていたイグチくんも、
ボクの気持ちがわかるのか、嬉しそうに赤木くんを見ていた。

フジサワさんの話を打ち明けた時も、
楽しいことのように扱ってくれて、
それどころか、ボクの武勇伝が始まるような勢いだったので、
ボクは、笑ってしまって、
何でもないことのように思った。

そうだ。まだ何も始まってないんだ。
大丈夫だ。
ボクはそう思った。

そう思っていたんだけど…。

人生思うようには行かない。



PS:
ねぇねぇ、「特急田中3号」見た~?
亀梨くんが出てきたけど、アレってどうなの?必要なの?
出てきたことで、視聴率が上がったのかなぁ~?
出てこなくても、すっごい面白いドラマだと思うのに~!
やっぱ、ネーミングが悪かったのかなぁ~。しょんぼり

「バンビーノ」
主婦の私でも、あんなにちゃんとしたノート見ながらなら、作れるような気がする~。
それに、お菓子作りは分量が大切って聞いたことがあるのにな~。
ちょっと、素人のバイトじゃないんだから!
って、感じよね~。
でも、彼の熱意や、懸命な行動、くじけないで負けない心、
ガンバレ!ガンバレ!
と、応援しちゃうよ~!スマイル






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最終更新日  2007年06月10日 11時51分06秒
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