カテゴリ:自作小説
東京ポケモンセンター行ってきました~。
いや~、疲れたッス! 並んだ~! で、その報告は、また明日のブログで! とりあえず、今夜の夕食は外食しました。 広島風お好み焼き!美味しかったです~! 写真撮るの、切ってから思いついてとったんで~ 小説だけですが、続き書いたんで、UPしま~す! ----------------------- 「アイツとオレ18」 <前回までのお話> 大学に行くようになったオレ(赤木)は、 大学登校に助けてくれたアイツ(青山:アオヤン)と親しくなっていった。 オレはバイトでいっしょのサキのことが気になるが、サキには彼氏がいる。 オレはサキに告白したけど、サキがオレのところに来ることはなかった。 (詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!) あれから、オレはクリスマスライブの練習で、バイトの時間を減らしていた。 お陰で、サキと接触することも減ったのがありがたかった。 こうして、時間と共に忘れていけたらいいな…。 オレは、仕事にようやく集中できるようになっていた。 サキとも、挨拶程度になったけど、前ほど、胸が痛むこともなくなっていった。 それでも、誰かがサキの名前を出すと、まだ気持ちが騒いだけど…。 「あれ?赤木くん、今日はもう上がりなの?」 バイト帰り、同じフロアのアネゴが言った。 「オレがやってるバンドで、クリスマスライヴがあって、練習なんですよ~。」 「ふうん。いつ?チケットってあるの?いくら? その位なら、ちょっとみんなに声かけて、行こうかな~!」 「え?マジで?すげ~、嬉しいッスよ!」 アネゴはバイトのみんなで、 「赤木くんのライヴ、見に行こうツアー」を計画しようとしているようだった。 必要な枚数を言ってくれるように言って、オレは練習に出かけた。 オレのライヴチケットを、アオヤンたちも買ってくれた。 アオヤンたちはカリナちゃんたちと来てくれるらしい。 トモヤはオレの姉のファンで、ぜひ呼んでくれとうるさい。 姉にチケットを二枚渡す。 「ふ~ん、じゃあ、あと二枚くれる?」 更にオレがチケットを渡すと、 姉はチケットを眺めて言う。 「アンタ、こないだみたいに、トチらないでよね~。 結構、こっちが恥ずかしいんだから~。 間違えても、うまく誤魔化す練習しといてよね!」 「ヤなこと言うなよ~。上手くいく練習してんだよ、こっちは!」 「トモヤくん、出るの?シュウくんは?」 「出る出る。だから、ねーちゃんにチケット渡してるんじゃん。」 「ふふ。トモヤくん、カッコ良くなってきたのよね~。シュウくんは彼女いるのよね?」 「ねーちゃん、彼氏いるだろ…。」 「それとコレは別よ~。もう昔から知ってるんだもん。 あ、アオヤンくんも来るの?あの子イイ子だよね~!実物楽しみ~!」 オレのライブは、姉にとって、オレの友達の品評会になりつつあるらしい…。 トモヤは、姉が来ると聞いて、ノリノリだ。 何であろうと、 チケットが無くなり出すと、気合も違うし、緊張感も高まる。 練習に力が入る。 サキのことは、そんな毎日の中、忘れていけそうな気がした。 そしてライヴの当日がやってきた。 オレたちの出番は3番目だった。 一番目は落ち着いたバンドで、難なく曲をこなしていくはずだ。 今日のライヴハウスは、照明が落ちてて、BARのような雰囲気を出している。 観客は、1ドリンク1スナックをつまみながら聴く感じだ。 もう、何度もやっているけど、自分達の順番が来るまでの緊張感はスゴい。 それから、ちょっと楽しみでもある。 オレはアオヤンたちが座ってるテーブルをみつけて、声をかけに言った。 アオヤンとイグチ、カリナちゃんと、マッシーちゃんが来ていた。 「よう!今日はサンキューな!飲物と食べ物、ちゃんともらった?」 「すごいね。赤木くん、こんなとこで歌うんだ~。 何か、こっちが緊張しちゃうよ。」 「ホント、ホント。知り合いのって、初めて~!」 「失敗したら、笑ってやるからな!」 「赤木さん、スゴイです!がんばって下さい!」 オレは笑っていたけど、気持ちはかなり高揚していた。 「んじゃ、またな!終わったら、打ち上げ来るか?また声かけるよ!」 舞台では、高校生のバンドが始まった。 曲はガンガン系。 彼らの友達らしき観客が前に来て、みんな元気良く飛び跳ね、頭をブンブン振っている。 「すげぇな…。あのパワーに負けないようにしね~と!」 「呑まれんなよ~!」 「あ~、この感じ、懐かしっ!」 オレたちは、準備を始める。 いよいよ出番だ。 舞台に立つ、みんなが軽くチューニングをする。 オレはそれを確かめ、みんなと目を合わせ、マイクを持つ。 MCは、いつもだいたい言うこと決めてるけど、 ほとんどが思いつきだ。 挨拶とバンド紹介をする。 「え~と、今日は、クリスマス前ってことで、 結構、みんなが知ってる曲を、テンポ良く、オレたちなりにアレンジしてみました。」 オレは観客の顔を確認していく。 「でもさ…、クリスマス前なのに、こんなとこ来てていいのか~? ちゃんと、いっしょに過ごす相手、見つけたか~?!」 観客の方から イェ~!だの、ヒュー!だの野次が飛ぶ。 「って、言っても、今日はここで、連れのみんなで盛り上がってって下さい…」 そこまで言って、曲名を言おうとした時、 オレは観客の中にバイトのみんながいるテーブルをみつけた。 アネゴや、フリーターと目が合い、オレに手を振った。 オレは照れ臭くなり、軽く笑った。 が、その、テーブルの輪の中に、 サキがいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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