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りらっくママの日々

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2007年07月07日
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カテゴリ:自作小説
東京ポケモンセンター行ってきました~。

いや~、疲れたッス!

並んだ~!

で、その報告は、また明日のブログで!

とりあえず、今夜の夕食は外食しました。

広島風お好み焼き!美味しかったです~!
              7/7夕食
          
写真撮るの、切ってから思いついてとったんで~


小説だけですが、続き書いたんで、UPしま~す!


-----------------------

「アイツとオレ18」

<前回までのお話>
大学に行くようになったオレ(赤木)は、
大学登校に助けてくれたアイツ(青山:アオヤン)と親しくなっていった。
オレはバイトでいっしょのサキのことが気になるが、サキには彼氏がいる。
オレはサキに告白したけど、サキがオレのところに来ることはなかった。

(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)



あれから、オレはクリスマスライブの練習で、バイトの時間を減らしていた。
お陰で、サキと接触することも減ったのがありがたかった。

こうして、時間と共に忘れていけたらいいな…。

オレは、仕事にようやく集中できるようになっていた。
サキとも、挨拶程度になったけど、前ほど、胸が痛むこともなくなっていった。

それでも、誰かがサキの名前を出すと、まだ気持ちが騒いだけど…。


「あれ?赤木くん、今日はもう上がりなの?」
バイト帰り、同じフロアのアネゴが言った。

「オレがやってるバンドで、クリスマスライヴがあって、練習なんですよ~。」

「ふうん。いつ?チケットってあるの?いくら?
その位なら、ちょっとみんなに声かけて、行こうかな~!」

「え?マジで?すげ~、嬉しいッスよ!」

アネゴはバイトのみんなで、
「赤木くんのライヴ、見に行こうツアー」を計画しようとしているようだった。
必要な枚数を言ってくれるように言って、オレは練習に出かけた。

オレのライヴチケットを、アオヤンたちも買ってくれた。
アオヤンたちはカリナちゃんたちと来てくれるらしい。

トモヤはオレの姉のファンで、ぜひ呼んでくれとうるさい。
姉にチケットを二枚渡す。

「ふ~ん、じゃあ、あと二枚くれる?」

更にオレがチケットを渡すと、
姉はチケットを眺めて言う。

「アンタ、こないだみたいに、トチらないでよね~。
結構、こっちが恥ずかしいんだから~。
間違えても、うまく誤魔化す練習しといてよね!」

「ヤなこと言うなよ~。上手くいく練習してんだよ、こっちは!」

「トモヤくん、出るの?シュウくんは?」

「出る出る。だから、ねーちゃんにチケット渡してるんじゃん。」

「ふふ。トモヤくん、カッコ良くなってきたのよね~。シュウくんは彼女いるのよね?」

「ねーちゃん、彼氏いるだろ…。」

「それとコレは別よ~。もう昔から知ってるんだもん。
あ、アオヤンくんも来るの?あの子イイ子だよね~!実物楽しみ~!」

オレのライブは、姉にとって、オレの友達の品評会になりつつあるらしい…。
トモヤは、姉が来ると聞いて、ノリノリだ。

何であろうと、
チケットが無くなり出すと、気合も違うし、緊張感も高まる。
練習に力が入る。

サキのことは、そんな毎日の中、忘れていけそうな気がした。

そしてライヴの当日がやってきた。


オレたちの出番は3番目だった。
一番目は落ち着いたバンドで、難なく曲をこなしていくはずだ。

今日のライヴハウスは、照明が落ちてて、BARのような雰囲気を出している。
観客は、1ドリンク1スナックをつまみながら聴く感じだ。

もう、何度もやっているけど、自分達の順番が来るまでの緊張感はスゴい。
それから、ちょっと楽しみでもある。

オレはアオヤンたちが座ってるテーブルをみつけて、声をかけに言った。
アオヤンとイグチ、カリナちゃんと、マッシーちゃんが来ていた。

「よう!今日はサンキューな!飲物と食べ物、ちゃんともらった?」

「すごいね。赤木くん、こんなとこで歌うんだ~。
何か、こっちが緊張しちゃうよ。」

「ホント、ホント。知り合いのって、初めて~!」

「失敗したら、笑ってやるからな!」

「赤木さん、スゴイです!がんばって下さい!」

オレは笑っていたけど、気持ちはかなり高揚していた。

「んじゃ、またな!終わったら、打ち上げ来るか?また声かけるよ!」


舞台では、高校生のバンドが始まった。
曲はガンガン系。
彼らの友達らしき観客が前に来て、みんな元気良く飛び跳ね、頭をブンブン振っている。

「すげぇな…。あのパワーに負けないようにしね~と!」
「呑まれんなよ~!」
「あ~、この感じ、懐かしっ!」

オレたちは、準備を始める。
いよいよ出番だ。

舞台に立つ、みんなが軽くチューニングをする。
オレはそれを確かめ、みんなと目を合わせ、マイクを持つ。

MCは、いつもだいたい言うこと決めてるけど、
ほとんどが思いつきだ。
挨拶とバンド紹介をする。

「え~と、今日は、クリスマス前ってことで、
結構、みんなが知ってる曲を、テンポ良く、オレたちなりにアレンジしてみました。」

オレは観客の顔を確認していく。

「でもさ…、クリスマス前なのに、こんなとこ来てていいのか~?
ちゃんと、いっしょに過ごす相手、見つけたか~?!」

観客の方から
イェ~!だの、ヒュー!だの野次が飛ぶ。

「って、言っても、今日はここで、連れのみんなで盛り上がってって下さい…」

そこまで言って、曲名を言おうとした時、
オレは観客の中にバイトのみんながいるテーブルをみつけた。

アネゴや、フリーターと目が合い、オレに手を振った。
オレは照れ臭くなり、軽く笑った。

が、その、テーブルの輪の中に、

サキがいた。







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最終更新日  2007年07月07日 22時03分51秒
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