テーマ:最近観た映画。(39239)
カテゴリ:映画
観た観た観たよ!
「ダイ・ハード4.0」!!!! いやぁ~、噂には聞いていたけど、 ホントに死なないわ!!! あ、いいよね?内容は! だって、いつもの感じだもん! 見ればわかるって! とにかく死なないんだから! すっげー!!!ターミネーターより無敵だよ! アレで足の一本も折ってなさそうだからスゴイよ! もう、後半なんて、あまりにも大丈夫過ぎちゃって、 大爆笑!!!! いやぁ~、映画館で観ないで良かったね、コリャ! ツボに入っちゃったよ! あははははははは~!って、笑い過ぎだよ、おい!って感じ! 周りに迷惑かけちゃう~!!! あ、でも、 映画館で観た方が絶対イイ迫力だったネ!!!! そうそう、助けてくれるハッカーの男の子が、 何となく嵐の松本潤くんに似てた~! 今ってパソコンで何でもできちゃうんだね~!!! コンピューターできるって強味だよなぁ。 裏の世界が怖くなりました…!!! いいぞぉ~!マクレーン! 娘のためなら何でもできちゃうのね~♪ んでもって不死身!!! きっと、子供を持った親バカさんなら、心はみんなマクレーンになりそう♪ そうそう、マクレーンの退職金がその後どうなったのかが気になります…。(笑) ------- 「ある女の話:アヤカ」 母親がお風呂場まで来た。 「マノくんって男の子から電話だけど~」 「え?!マノ?くん?」 「どうする?」 「どうするも何も、お風呂から出たらかけ直すって言っておいて~。」 ビックリした。 そっか、バンドしてた時にみんなで家の番号教えあってたんだっけ…。 でも、かけ直すのも何だよな~ってグズグズしてたら、 母親が、早くかけ直さなくていいの? って。 感じのイイ子ね~。珍しく。 って。 お母さん、それはマノの手なんだよきっと。 心の中でそうつぶやいた。 髪を時間かけて乾かして、 どうしようか迷って、 電話してみた。 「よう。」 ハキハキとしたマノくんの声がした。 オマエ、お母さんと何話したんだよ、このマダムキラー! って、一瞬思った。 「おう。」 マノくんはクククって笑った。 「おうは無いだろ?女なのに?」 「何~?用事があったんじゃないの?」 「ああ、あのさ、俺んとこの学校の友達で今度バンド組んでてさ、 良かったら月末なんだけど見に来ないか?」 「え…」 「前のメンバーとは全くカンケー無いから。 ツカダも来ないし。」 マノくんは、私の躊躇した理由をすぐに察して、 なのに、ちゃんとハッキリ言った。 「何で私が見に行かなきゃいけないのよ?」 「あんなとこ行ってるよりいいだろ? オマエ暇なんじゃないの? 俺のドラムすげーぞ! 前より上手くなってるしさ。 聴きに来いよ!」 「ドラムが上達しててもよくわかんないし。」 「つめてー!オマエそれ、ぶっちゃけ過ぎだろ!」 私はマノくんのテンションにつられて笑う。 「いや、行ってもいいんだけどさ。 あ、でも友達連れてかないよ。 変に手出されると困るから。」 「へー、そりゃ残念。 べっぴんさん連れてきて欲しかったのに。」 「残念だね。」 「嘘だよ。 まあ退屈しのぎになればいいだろ? あ!俺の友達紹介してやるよ。」 「え?マノくんの友達…」 「何だよ? イイやつばっかだよ。 俺が友達見る目があるのは知ってんだろ?」 「はは…もういいよ。 もう男はいいって。 紹介されたりしたら、簡単な気持ちで付き合えないもん。 心配してくれてありがと。」 本気で心配してくれてるのが伝わってきて、 何だか嬉しくなった。 幼馴染以外で、女として見ない男がいるっていうのは、 珍しいかもしれない。 それがとても嬉しかった。 エリは会社で会った先輩と付き合い始めた。 今、すっごいラブラブだったりする。 でも、マノくんは、心の中に残っている特別な存在だって、 会話しててわかる。 コレはエリに対して裏切りに入るんだろうか? でも、マノくんはその点、手抜かりが無い。 結局エリにも私とバッタリ会った話やら、その時の私の状況、 今回ライブに誘った話まで報告していた。 エリに会ったらそのことを話してきた。 いきなりマノくんから電話が来たと。 友達として私を誘ったから、 変に、エリに勘ぐられないように思って…と。 「行ってきたら?マノのバンド。 マノ、心配してたしさ、アヤのこと。」 私は何て言っていいかわからない。 「私はもう大丈夫だから、マノのことは。 アヤが好きなら付き合ったっていーよ。」 「ううん。そういうのは無いから。 ホントに。 いくらなんでも、そういうのは無し!」 正直マノくんより、エリの方が私にとっては大事だった。 この友達がいなくなったら、私はどうしていいのかわからない。 「エリはいっしょに来ない…よね?」 「そんな不安そうな顔しないでよ~。 ダメダメ!今彼氏いるもん! それに、今さ、会ったりして、あの頃の気持ちが戻っちゃうと困るし。 彼のこと大事にしたいんだ。」 「そうだよね。ごめんね…。」 「今さ、彼氏ばっかりになっちゃってるから、 アヤのこと心配だけど、何もできないじゃん。 正直、マノとアヤのこと意外だったけど、 今は私は、マノと友達になってるから。 うんでも、アヤがマノと繋がっててくれると、ちょっと嬉しいかもしれない。 あ~、まだ未練かなぁ…。」 私はエリの正直で素直な気持ちを聞いて、 また一層エリのことが好きになってしまった。 今は男より大事。 変? 「そういうもんなの? う~ん、それなら行ってもまあいいのか…。」 「行ってきなさい! でもさ、複雑な気持ちは確かにある。 他の女に取られる位ならアヤのがいいとも思うし、 いや、でも、全く知らない女とくっついててくれとも思うし…。」 彼氏とよっぽど上手くいってるんだろうな…。 エリは、複雑ながらも、 私のことを信頼して言ってくれてるんだと思った。 私も、マノくんのこと、男としてじゃなくて、 ちゃんと友達として見てあげようと思った。 どうも私は女子校のせいか、 男を友達として見なさ過ぎる気がする。 「でも、アヤとマノに何があったにしても、 私には気持ちに嘘つかないでよ。 それでショック受けることあるかもしれないけど、 私にとって、アヤカはホントに大事な友達なんだから。」 「やだなぁ~。 私もエリのことすっごく大事なんだよ。 ホント、ホント、何にも無いから! マノくんは私のこと同情してるんだよ。」 心からそう思ったけど、 エリはちょっと淋しそうに笑った。 「アイツが人のこと同情したりっていうか、 気にするのなんて珍しいよ。 私がその存在になりたかったんだけどな。 でもさ、アイツにはそういう存在が必要だと思ってたんだ。 本気で誰か好きになって欲しい。」 「エリは、ホントにマノくんが好きなんだね…。 お母さんみたいだよ。」 エリは爆笑した。 そうかも~!とか言って。 私はそういう恋もあるんだな…って思った。 相手がダメだとしても、 好きなもんは好きなんだな~って。 私もエリみたいな恋したかったよ。 相手をもっと思いやれるような。 何があっても好きって言うか、 終わっても好きみたいな、そんな恋。 私はもうツカちゃんに二度と会いたくない。 結局、そのライブには、何となく友達を誘えなくて、 一人で行くことにした。 今の私は気分転換できれば何でもいい。 一人で行くのは場違いかもって思ったけど。 マノくんが気を使ってくれて、 バンドのメンバーを紹介してくれた。 打ち上げの飲み屋で、みんなが面白い話をしてくれるので、 ゲラゲラ笑った。 帰り道にまたマノくんが送ってくれた。 「今日、どうだったよ~?」 「うん、スゴク良かったー! 行って良かったよ。 みんなイイ人だったし。 ありがとうね。」 「うん。じゃさ、またあったら誘うから。」 「ありがと。」 マノくんは家の前までまた送ってくれる。 「どしたの?」 マノくんが帰ろうとしない。 シッシッって感じで手を振った。 「いいから、早く中入れって。」 どうやら中に入るのを見届けたいらしい。 「うん。 …あ、やっぱ悪いから、こっからマノくんのこと見送るわ。」 「何だソリャ?じゃな!」 マノくんは振り返らずにまた手だけ振って帰った。 一瞬かなりイイ男に見えたけど、 いかん、コレがマノの手なんだ! マノマジックだ! って思って頭を振った。 いや、でもちょっと待てよ。 モテモテのマノくんが私を口説く? 有り得ない…。 私は自分が自意識過剰になってることが可笑しくなった。 いくら何でも、かなりずうずうしいだろう。 ツカちゃんと会う前の自分に戻れたような気がした。 また絵も描こうかな…って、 そう思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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