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りらっくママの日々

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2009年01月08日
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カテゴリ:映画
ドモです!

今日から息子コリラック(小二)は学校~♪

ってなことで、

自分ペースでサッサと家事を済ませた。

出かける間際、

防災頭巾カバーバッグが洗われて無くて、

音楽用の手提げも汚れていて慌てて洗った昨日


と比べて、

何て楽々なんでしょう~♪♪♪

髪が伸び放題で、

靴底がボロボロ、

上履きもボロボロだったのを、

大慌てで切ったり買ったりした昨日


とは何て違うんでしょう~♪♪♪

…と、思っていた。

夕方までは。

コリが友達と遊びに行って、

帰ってきてからの夕方。

コリが騒ぐ…

「ママ、漢字練習帳が無い~!」

電話が鳴って、

「セブンイレブンですが、ポケモンカードが届いてます~!」

メールが来る…

「今度の餅つきの手伝い行かれなくてすみません~!」

「お土産どうもありがとう~!」


えへ。えへへ…。


全部昼間に言って下さい~!!!泣き笑い


でもまーお陰でゆっくり小説書けたけどね☆

最終回まで!


お陰様で、

あと4か5話で終わりです~♪




さて、新年の映画、

実は去年観たものの、つい眠ってしまった映画…

友達が、「銭ゲバ」の試写会でマツ(やま)ケンを見に行くって言うんで、
(私は行かないが)

感想を聞いて観たくなったので、再観!!!

「人のセックスを笑うな」

内容は、

美術大学の先生と生徒の、ちょっとズレた不倫物語。

って感じかな?

ズレたって書いたのは、

永作ちゃんの役の感性が、芸術家肌で、感性で生きてるから~☆

或いはタルい不倫物語かなぁ~。

でも、多分本気で人を好きになるって言うのは、

ああいうことなんだろうと思う~。

平凡な中に、止められない衝動って言うんですか?

悪いことだと頭ではわかってるけど、

心が止められない…


みたいな?

ユル~いなぁ~。

心に奔放になっちゃうと、永作ちゃんのようなキャラになるんだろう…と。

出てくるセリフにあった、

わかるようで、わからない。

正にそんな感じだった~☆

出てる俳優さんたちの演技なんだか、

演技じゃなくて素なんじゃないか?

って言う演技が、

まるで不倫カップルのドキュメンタリー映画のようでした!

しかもドロドロ不倫じゃないの。

ヘニャヘニャ?脱力系?

蒼井優ちゃんが出てるけど、

動きがカワイかったなぁ~!

正直、最後また眠くなってきちゃって、

人のセックスで眠るな!

って感じになってしまいましたwww大笑い


今日は特命係長!それに山田太一のドラマだ~♪渡鬼も欠かせないww

-----

「ある女の話:カリナ」


医者は、手術の説明を淡々と話した。
成功率と、リスク。
簡単な絵を書いてみせるけど、
まるで数学の問題を先生が解いていって、
わかったような気分になる感覚に似ていた。

わかるのは、この手術が完璧に上手くいく保障って言うのは無くて、
場合によっては、かなり難しいものになるだろうってことで、
それは手術してみなくちゃ、わからなくて、
難しいってこと=死に近い
ってことを意味しているだけだった。

聞いた時は実感が沸かなかった。
何か、ドラマを観ているみたいだな~って思った。
そういったものと違うのは、
医者が思ったよりも優しい口調だと言うこと。
それから、説明を受けるには明るい場所だなぁ…とか。
他人事みたいに思っていた。

私、本当に死ぬのかなぁ?

そんな感じだった。

何か、私の中で感情が麻痺してるのかもしれないけど。
これが防衛本能ってヤツなんだろうか?


私はアルバムを出した。
いつかキチンと整理しようと思ってたけど、
整理してあるのは、結婚式の時と、新婚旅行。
それと、マナが赤ちゃんから幼稚園の頃と、かろうじてユウトの赤ちゃんの頃が少し。

私は結婚式の頃のアルバムをパラパラとめくった。

この頃の私の顔って本当に若くて、
自分で言うのも何だけど、幸せそうで綺麗に見える。
赤木くんとマッシーが司会をしてくれた二次会は、本当に楽しくて、
みんながオナカを抱えて笑ってたっけ。

写真を見ることで、自分たちがどんなに幸福だったかも蘇ってきた。

私は気に入った写真を数枚、
病院に持って行こうと思っていた。

自分が幸福だと思った瞬間の写真を数枚。

そこで、あれ?って思った。

何枚か写真が抜かれた跡がある。

「ねえ、ノボル~!」

私はリビングでテレビを見ているノボルに声をかけた。

「ほら、このアルバム、ここ、ぬけてるみたいなの。
取った?」

「え?あ、ホントだね。
ううん、取ってないけど…
どんな写真だ~?」

ノボルはパラパラとアルバムを見た。

「ねえ、何か懐かしいよね?
この時、赤木くんが弾き語りしてくれたよね~」

「そうそう。
カリナはウットリしてた。」

「え~?そんなことないよ~!
そうだった?そう見えた?」

「ウソウソ!
それに僕は結構飲まされて、そこまで見てる余裕無かったよ。
それに、まぁ~、
アイツはカッコ良かったしな。
僕の自慢だった。」

私はフフって笑った。

「でも、私はアナタが好き~!」

そうして抱きついてみる。

ノボルも笑って、私を抱きしめる。

何だろう、このノリは?

新婚カップルみたいじゃない?

ずいぶん歳をとった新婚カップル。

「ん~、何が抜けてるのかな?どうしたっけ?」

ノボルは抜けた箇所を見て考え込んでいた。

「まあ、いいかな。
私、コレを病院に持って行っておこうと思って。
もらってくね?」

「うん。いいよ。」

ノボルは、ちょっと淋しそうに、
でも何でも無さそうに頷いた。

「あ、あとコレあげる。」

「何~?何コレ?」

「ラブレター!」

「うっそ?!」

ノボルが大袈裟に驚いた顔をしてみせた。
私はそれを楽しみながら言う。

「うん。嘘~!
昔の私から届いた手紙。
さっき、引き出し片付けてたら出てきたの。
他の手紙と混ざって。」

「へぇ~、面白いね。
僕も昔出したような気がしたけど、
あれ、どうなっちゃったんだろうなぁ~。」

ノボルはそう言いながら昔の私が読んだ手紙を読んでいた。
私もノボルの横から、
いっしょになって、もう一度読む。

「ね、面白いよね、こういうのって。
捨てちゃっていいよ。」

「いや…
せっかくくれたんだから、持ってるよ。」

ノボルはそれを折りたたんで、ポケットにしまった。

「結構、思った通りになってるから、
少し嬉しくなっちゃった。」

ノボルはすぐにそれを手紙の内容だとわかったみたいだった。

「そうなの?
全然違うんじゃない?」

「ううん。最後が。
終わり良ければ全て良し。」

ノボルは落ち着いた声で真っ直ぐ私を見て言った。

「まだ終わりじゃないよ。」

そして私の手を取って、
ギュっと握った。

「そうね…。」

私は何かを誤魔化したくて、軽く笑った。






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最終更新日  2009年01月08日 21時25分04秒
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