医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

昨夜のチャングムは良かったですね。

毎週土曜日の遅い時間ですが
ＮＨＫで放映されているのを楽しみにしています。

私は、このチャングムのドラマに、学ぶ事が多くて、
東洋医学の　食養の知識や、予防医学、経絡や漢方医学について
そして、信念を貫く姿勢などヒトとしての生き方も大いに惹かれています

幼少時代のチャングムは、母の無念の死後、母の言いつけを守り、母の教えに忠実に従い、宮廷の炊事係をしています。

儒教の厳しい男尊女卑の時代に、女性として初めて王様の主治医として活躍した実在の人物の物語のようです。

詳しくは、『宮廷料理人チャングムの誓い』ＭＢＣホームページからどうぞ・・・


http://www.chikai.jp/intro/concept.html


東洋医学は
古代中国の思想と
予防医学と
養生医学を柱にしています。


自分の体質を知り、心穏やかにして自然と調和する・・・
人間も自然の一部なんだという生き方をベースに

病にならないように予防したり

病への養生をすることで、自然の中に生かされているのだと自覚する。



2000年前の漢方三大古典には
養生について次の事柄も書かれていました。

寒さや暑さ気候変化に対する備えや
暴飲暴食への戒め
気を高める体操をすることや
内なる感情やストレスへのケア
そして、丹田の気を養う呼吸についても



チャングムのドラマの中には、これらの事が盛り込まれているのです。


炊事係としては、黄砂の季節には、食器も煮沸消毒すること
病の時には　『衣食同源』『身土不二』の智慧を活かして


医女としての修行では、丹田呼吸も修行していましたね。

鍼灸や経絡へのマッサージ、薬草も多く登場していました。


昨晩は天然痘の治療をやってのけましたね。

伝染病の対処として、まず隔離して、広がるのを防ぎ
炭のお風呂に入ったり、炭を混ぜて飲むように言ったり
あらゆる民間療法といわれるものも試し
そして、治療法を確立していく

自分が伝染病にかかるかもしれないのに、
病を治したいという信念のもと、
子どもを抱きしめて・・・
う～ん・・・愛を感じました　


いかなる権力にも屈服せず、
ただ、病にある人を治したいという一念を貫く・・・

そんな生き方にすごく惹かれます。


韓国ドラマですから

話の展開が行ったり来たりで、ハラハラさせられて目を離せないのですが
もう一つ、見所は　


チャングムとミンジョンホの恋 にあります　

あれだけの信頼できるサポーターに出逢えるのは、
そうそうありませんよね～　　　

生き方が凛としていたら、ちゃんとお天等さまが見てくださっていますよね～

私にとって　チャングムは　師匠さんのようです　

身体と心のエネルギーを高める
自然の一部である私たち、そんなホリスティックな視点

薬草療法や、養生の仕方を聴いていると
アロマセラピーにも、その智恵が活かされるように思っています。