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医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

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2007年06月17日
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カテゴリ:学び
   

   今日は、JACT (日本代替・相補・伝統医療連合会議) の

     心身医学(Mind-Body medicine)研究会 


    『瞑想の心身へ及ぼす効果と体験実習』 の講座に行ってきました。


講師は、関西医科大学付属病院で診療内科の医師である 土井麻里先生。

オーストラリアの Nature care college エネルギーヒーリング科で学ばれた経験も活かされ

日本ホメオパシー医学会認定医でもあり

リラクセーション法としてのメディテーション(瞑想)や仏教・ヨガの瞑想を施下記各地で学ばれたそうです。


瞑想は、欧米では医療現場で広く活用されていて
瞑想が脳波、自律神経、内分泌、精神状態に与える影響などの研究は1200以上も発表されているそうです。

正しい瞑想は、治療の補助となり、心身の様々な症状を改善し、人生の質を高める効果があることが分かりました。

更に、自分の内面に気づき、安らぎを感じ、深いリラクセーションになるなど
心理療法、認知療法としても活用できます。 星 


脳波では α波やθ波が増大するのはもちろんですが
精神性や運動を司る前頭葉や大脳辺縁系などの血流が増加します。

更に、最新の医学研究では、PETやSPECTや ファンクションMRI などを使った脳の機能的研究データから

瞑想によって大脳皮質の厚さが増加したり

右半球の、どの部分が活性するのか分かったのです。(Sara.W.Laserら2005年)

イメージや直感で働くといわれる右脳の

島 → 体性感覚・記憶・情動に関連

前頭前野 → 注意・判断力・思考

体性感覚野 → 身体の知覚の情報

視覚野 が活性化します。



瞑想歴の長い人ほど、大脳皮質が厚くなるそうなので、ボケ防止になるともいえるとか・・・


瞑想中の脳内の変化として、活動が亢進するのは

前頭前野 → 意識の集中

視床 → 情報の伝達

海馬・扁桃体 → 情動

視床下部 → 自律神経系・免疫系・内分泌系


活動が抑制されるのは

後部頭頂連合野 → 空間における身体の位置感覚のイメージ

神経伝達物質として:セロトニン・アセチルコリン・GAVA・内因性オピオイド・ノルアドレ  ナリンです。


この活動が抑制されるというのもポイントで

つまり、瞑想にてあらゆる雑念を受け流して意識を無に集中させると
頭頂連合野の求心路が遮断され、身体の位置感覚のイメージがなくなり
自己と外界との境界が認識できなくなり、時間も空間も無い、無の境地や
神や環境との一体感が得られるという、変性意識を抱きやすくなるというのです。


呼吸法や、瞑想や、イメージトレーニングでも

自分と周りとの境界がなくなって、自然と一体になった感じとか

羽のように軽くなったとか

宇宙と一体とか、宇宙空間にいるようだとか


そんな感想を聴く事がありますが、それはこういった脳の頭頂連合野の求心路が遮断され、身体の位置感覚のイメージがなくなるという働きからくるものだったのですね。

疼痛にも、瞑想が有効で、疼痛で活性化する脳の部分が、瞑想をすることで抑制されるそうです。ウィンク


瞑想の医学研究が、進んだ欧米では、このようにエビデンスが認められ
瞑想を取り入れた施設がたくさんあるそうです。

メルボルンの「Gawler ファンデーション」では、ガン患者のサポートセンターとして
カンガルーもやってくる自然環境に恵まれた施設で、
瞑想が中心となったワークが受けられるそうです。
素晴らしいことですね。


「Hollyhock in Canada」 というカナダの施設や

フィンドフォーン でも、サポートセンターに自然素材で建てられた瞑想ルームがあるそうです。

聖域(サンクチュアリ)として存在する、そんな魂の古里のような空間で

瞑想によって、大いなるものとつながり、自分らしく生きることに導かれ
自己治癒力が活性されて、自身のケアとなる。

手書きハートスピリチュアルなケアに、脳の解明から新たな軌跡が生まれますね。




ところで、このような脳の働きを聴いていると、アロマセラピーで学んだ項目

嗅覚や心地よいタッチを受けて

脳内のヒーリングシステムとしての


大脳辺縁系 → 視床下部 → 内分泌系
                → 自律神経系
                → 免疫系

・・・への活性化や

海馬や扁桃体(記憶や情動)の活性


リラックスすることで、自己治癒系が向上するなど

瞑想の効果がアロマセラピーの効果に似ていることが判明。

アロマセラピーの様々な効果についても更に期待と自信が持てますね。スマイル








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Last updated  2007年06月18日 00時24分46秒
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