カテゴリ:ホリスティック
今日は 『JACT 日本代替・相補・伝統医療連合会議』 のセミナーでした。 統合医療 日本的スピリチュアル 心身相関 ・・・をテーマに、さまざまな角度からの提言があり 新たな気づきと、新鮮な驚きがたくさんありました。 ワークショップでは、こころの震えるような感動体験でした。 東京女子医科大学名誉教授の阿岸鉄三先生は 統合医療について 「科学的な医学と、非科学的な医療を合わせたもの」と定義され 世の中の出来事を量と質でとらえる 量は、結果を数字に表すことができる提供側の評価 質は、患者さんの語りに耳を傾けてQOLを向上させるとか受け取る側の評価 (QOLの評価は、主観的で、個人的なものである) 「井の中の蛙大海を知らず」のことわざから 自分の狭い知識や考えにとらわれて、他の広い世界のあることを知らないで得々としているさまを例にあげ ご自身も、60歳まで医学はサイエンスであり科学的発想しか知らなかったが、 気功で症状が治っていく人を実際に目で見て 医学では在り得ないことが起こることに衝撃を受けながらも 目に見えないものを信じ研究するようになったと、 統合医療を始めることになったきっかけを話されました。 現代のキーワードは「ネットワーク」である。 「知ることは、潜望鏡を上げることに似ている。 もっと遠くを見渡せるように、海の中だけでなく、海上や、もっと遠くへと視野を広げること」 とても73歳とは思えない、闊達なお話しぶりで、 今でもどんどん好奇心に突き動かされている様子が伺えて、純粋な可愛らしい方でした。 「仏教瞑想とスピリチュアリティ」 高野山大学スピリチュアルケア学科准教授 井上ウイラマ先生 認知療法をはじめとする心理療法の中には、仏教瞑想の要素が 取り入れられているということを知り仏教の智慧と慈悲の心の深さと広さに感銘しました。 日本に生まれたことを大切にしたいと思いました。 私、実は仏教高校だったんですけど・・・・もっと勉強しておくんだったと後悔・・・ 学生時代には、こんなに生きること全てに深く対応しているとは思わなかったんですよね。 キーワードも一杯頂きました。 呼吸 変化 念 = 今ここを思い出す(忘れない)心 見守り 日本 ブッダの教え 「能からみた神話する身体」 下掛宝生流能楽師で 公認ロルファー 安田 登先生 夏目漱石の「夢十夜」から即興で演じてくれました。 響き渡る声、絶妙の息を呑む間、凛と背筋が伸びる静寂の中の動き。 能の呼吸、動きや表現法、お囃子から、能が変性意識状態(トランス)を作っていることがわかりました。 更に、能が語っている物語は、現実の人間が、幽霊や神様、精霊などの非人格的存在と 出会うことから始まることが多いというのです。 600年も続いている伝統芸能の中に、このような現実と非現実の存在が 交流することを描いていたとは・・・・ 現代人が既に忘れてしまったものが、能の中で表現され継承されている。 まさか、能にこんな世界観があるとは・・・・ ちょっと新発見です。 能の観客達も、見る瞬間からトランスに入っているのか、眠る方が多いそうですよ~ 今度は、意識して能の舞を見てみたいと思います。 今回のセミナーでは、たくさんのキーワードを頂きました。 日本に生まれたことの意味を味わいながら、 呼吸にもっと意識を持ち 生きていることは変化することを自覚して いつも、”今ここ”であることを再確認しながら 見守りの心でケアを続けていきたいと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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