医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

先日、「マタニティ・アロマケアコース」の中間テストが終わりました。

この日までに、臨床研修のためのガイダンスを作成したり

妊婦さんや病院スタッフへの、研修への理解を求める資料や

妊婦さんの予約システムをつくること

２週間後から始まる実技テキストの作成など

準備することがたくさんあったので、

テスト内容は、担当講師の助産師にお任せしていました。


すごく充実したテストを創っていただきました。

さすが、現場の助産師がアロマセラピストに望むこと

妊娠期の解剖生理に関わる部分と

妊娠期のマイナートラブルにおける、

アロマケアの方法などを具体的に挙げてもらうこと

また、症例として、与えられた妊婦さんの情報から、

アロマケアの具体的な方法を短時間で導き出し、

まとめ上げることが出来るか

症例をどれだけホリスティックに全体的にとらえることができるか

どこをみているのか、というところをみていきます。

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　



当初１時間半で書けるかな・・・と思っていたのですが、２時間に延長しました。

消しゴムで何度も消しながら、回答用紙に書き込まれる姿は真剣そのもの。

このテストに合格できないと、再試験です。

そして、臨床研修に出ることもできません。

受講生の皆さんに、妊婦さんへのアロマケアを実践してもらうためには

それだけの基礎と実践力を持っていることを確認させてもらわないと、

安心して妊婦さんに触れてもらえないし、お任せできないからです。

妊婦さんは、アロマセラピーに対して敏感になっています。

これは、自分と胎児にとって、受け入れていいものかどうか

本能的な肌で感じ取られるからです。

その際の、アロマセラピストの言動そのものにも敏感に反応されます。

少しでも不安があるようなら、妊婦さんはアロマを望まないでしょう。

アロマセラピストとして施術を行なう場合は、まずは自分自身の

施術に対する不安があっては行なえません。

自分の行なう施術に対する自信が伴わないのであれば、

妊婦さんに触れてもらいたくないのです。

自信といっても、おごり高ぶるような慢心するというのではなく

しっかり妊婦さんに向き合えるだけの知識と技量を持っていることが大切なのです。

　　　



制限時間内に全部の回答を書けなかった方もいましたが、

２時間の中で、どこにウェートを置いてまとめていくかという部分も

現場で必要な実践力に関わるかなと思い、２回目の延長は行なわず終了となりました。


特に現場では、短時間でコンサルテーション内容からケア計画まで立てて

必要な項目などの記録を、早く書くことも要求されます。

緊張感みなぎった、中間テストのあとは、実技の理論部分と、臨床研修への説明です。




そうして、終了後は、受講生の皆さんと、講師２名と、理事長の大門先生とで

懇親会に出かけました。

乾杯をして、普段では話せない講義以外の話もできて、

皆さんのいろんな一面を垣間見て、とても楽しい時間を過ごせました。

それぞれのアロマセラピストへの動機や、今後やりたいことも共有できたりして

ＫＡＦでの今後の活動として、ハーブ園を持ち、

実際に育てて、フレッシュハーブティを販売したり

いつかはハーブウォーターや精油の抽出もできたらいいねと盛り上がりました。

理事長先生からは、皆さんにフレーバーティーのプレゼントもありました。



素敵な包装にも、ニッコリです
　　　　　　　　

さて、２週間後には、実技講習会です。

その後、３日間の臨床研修となります。

外来に来られている妊婦さん。

出産の日が近い妊婦さん。

出産後の褥婦さん。

マイナートラブルを抱えておられる妊婦さんもおられるので

有意義な研修になるように、スタッフ一同　マンツーマンで丁寧に関わっていきますね。




この「マタニティ・アロマケア講座」は、２期が６月から始まります。

定員８名ですが、既に４名の方の申し込みがあるなど、

産科医、助産師、看護師が教える、病院研修がついたマンツーマン指導のこのコースは


他に類をみない講座だと自負しています。

全力でアロマセラピストの育成に関わります