カテゴリ:関西アロマセラピスト・フォーラム
第2回総会の翌日には、第2回研究セミナーを行ないました。
総会の打ち上げもほどほどにして、朝から研究セミナーの準備です 前回のレモンの芳香浴の実験では レモン精油による心理的影響、生理学的影響、作業効率の変化について調査し、 心理的変化と生理学的変化についての検討を行いました 結果は、ストレスが改善され、計算力が向上するなど 有意差のある、なるほどと実感できる結果でした。 レモン精油の香りは、肉体的疲労があっても 疲労感を減少させ、集中力など活動性を向上させてくれているかもしれません。 この研究結果は、今回のKAF総会でも簡単に発表しましたが 詳しくは、10月の札幌で開催される「日本アロマセラピー学会総会」で発表です KAFの研究セミナーでは、参加者が被験者となり、 実際に体験しながら、研究について楽しく学べるのが特徴です。 まずは、研究の目的の説明を受け 研究参加への同意書にサインします。 同意撤回書についても説明を受けます。 今回行なった評価は、 オレンジの香りがある時と、ない時で ツングの抑うつの評価尺度 ホームズのストレス反応評価尺度 POMS気分評価尺度 計算試験 血圧と脈拍 唾液アミラーゼ量 芳香浴後は、香りのアンケートを行いました。 そして、研究をする時に大切なこととして 研究の基礎セミナーでも、 「あなたは何故、研究をしたいと思ったのか?」 という問いかけから始まり 研究の意義として 科学的視点をもつことや アロマセラピーの実践の質の向上などを挙げ ナイチンゲールが素晴らしい研究者であったことにも触れ 量的研究と、質的研究についても説明もあり 参加者は、いろんな研究の意義を知ることができ 活発な意見交換もありました。 みなさん、アロマセラピー研究における大切なことについては 共感されたようです。 今回の研究セミナーでは、参加者が少なくて データの統計解析には、及ばなかったのですが 傾向はでているようです。 ご参加いただいた方からは、 オレンジの香りがあることで、 計算していても焦った感じがしなくて楽しい感じがした。 気分が軽くなった。 心理テストでは、同じ質問を受けているのに、先ほどは辛かったことが オレンジの香りがあることで、嫌なことは思い出さなかった。 プラス思考になれたみたい。 オレンジの香りがあると、リラックスできて、数字がクリアに見えた。 手はゆっくりと動いているようだったが、解答数が増えて、 正解率も上がっていた事に驚きを感じた。 計算をしようという意欲がアップした。 好きな香りだったので、気分が高揚したようだった。 ・・・などの感想をいただきました。 さすが、オレンジですね~ 今回、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました~ 参加人数の都合で、統計処理ができなくて残念でしたが 次回は、生理学的評価には、同時刻で行なうほうが良いとのご意見も頂いたので 2日間のセミナーとして、ご案内させていただくかもしれませんが どうぞ、またご参加いただければと思います。 被験者として、体験していただいたことで、自分自身の結果や感覚に驚かれたと思います。 実際に精油の香りがある時と、ない時では、こんなに感覚が違うものなのか・・・と。 そんな体験を、今後のアロマセラピーの普及に生かせてもらえらばと願っています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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