カテゴリ:アロマの研究
今日は、アロマセラピー学会関西地方会 10時から16時半まで、ランチョンセミナーも含め、ぎっしりの内容でしたが アロマセラピーによる研究の発表も盛り沢山で有意義でした。 京都府立医科大学 免疫・微生物学の 今西二郎先生には 私たちの、関西アロマセラピスト・フォーラム の特別顧問をお引き受け頂いていますが ストレスについて、脳と免疫系との関連について 免疫系の細胞に抑制をかけるシステムや 神経・内分泌・免疫系の作用の説明をされた後 アロマセラピーのトリートメントが、リラクセーションを誘導し、 ストレスを軽減することを、さまざまな研究から発表してくださいました。 軽症うつの患者さんへの週に2回のアロマトリートメントを 8回受けた後の心理テストや脳波の検討 キャリアオイルのみと、リラックス系とリフレッシュ系の精油での アロマトリートメント時の、自律神経の比較 乳がん患者さんへ、週に2回のアロマトリートメントを8回受けた後の 不安軽減の効果や、免疫能の変化 老健施設入所者さんへの睡眠障害や、サーカディアンリズムの調査 心理テストの改善だけではなく、副交感神経が有意というだけでなく、 採血により、リンパ球や、へルパーT細胞、キラーT細胞、NK細胞の 有意な改善も見られていました。 こういった研究は、なかなか出来ないので、大学内での貴重な研究は とても有り難いです。 他にも、大学生さん263名への調査で 香りの感覚と、身体的・精神的健康度との関連には、考えさせられました~ 産婦人科分化会からは、九州から、宮原英二先生が来られました。 『母性と香り』と題されたお話しでは 産後うつが増えていて、出産後15%にあたる母親が 何らかの心の病を持つのは、社会問題なのだと提起され 新生児や、母親の行動学から考察を加えて、究極のアロマセラピーが 母親の匂いであり、赤ちゃんの匂いであることを熱く語ってくれました 宮原先生は、出産直後の母と赤ちゃんの 頬を寄せあう写真を撮り続けておられるそうです。 もう6000枚はあるかな・・・と目を細めておられました 研修の場を提供して頂くなど、お世話になり 看護研究会の手技を担っている大本助産師さんのトリートメントの実演では 短時間でも、強くほぐさなくても、 凝りや歪みが取れて楽になっていく、華麗なる技を見せていただきました。 何度見ても、勉強になりますね~ たくさんの皆さん情熱や、 アロマセラピーの効果追求への想いが この学会を支えていることと アロマセラピーの素晴らしさを再認識させてもらった一日でした 明日からの臨床でのアロマセラピーに活かしていこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年12月13日 20時45分58秒
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