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テーマ:就活でのエピソード(3)
カテゴリ:仕事・パート
バブル後期に就活していた私の今では考えられない?この世代の就職活動
バブル世代って?なに?って言う人への説明です。 おおよそですが、1970年から1972年までの世代のことをいうようです。 日本がとても景気がよかった頃で、都内では札束を見せてタクシーを停めていたというエピソードもあった時代です。 その世代の真っただ中だった私です。 当時から「3高(高学歴、高身長、高収入)の男性はモテモテだ」と世間で言われていました。 女子もその頃から少しずつ、自身も高学歴を狙う子が増えていったと思います。 わたしは専門卒です そんな私は専門卒です。 これにはいろいろと事情があり、予備校でパワハラにあい仕方なく専門学校への進学を決めた経緯がありました。 高校は一応地元では公立の中では自称進学校と言われる公立高校に通っていました。 同じクラスの男子は生徒会長をやっているという理由で、早稲田の推薦に受かっていました。 内申書がよければ進学できましたね。 当時の先生の話によると各学校の指定枠があるので進学できるということでした。 クラスの女子も地元のお嬢が通うと言われる?女子大なども人気でそこを目指す子が多かったです。 私の高校時代は陰キャでした。なので、クラスであまりイケてない女子グループに入れてもらってる感じでした。 話しかけられない限り話さない子だったのでとっつきにくかったんでしょう、好かれていませんでした。 グループでお昼休みにお弁当をたべていたのですが、「〇〇さん、将来なんになるの?」と普段から私を「嫌い」と公言していた女子が私に聞いてきました。 何になりたいのかわからなかったので「まだ決めてない」というと、みんなの前で「〇〇さんさあ、怖い職業の旦那さんの奥さんになってそう」と反笑いで言われました。 その時、「え?」と思いました。 人それぞれの考え方もある事だし、以前からいろいろひどいことを言われていたのでスルーしました。 掃除の時間に同じグループの女子が「あの子、ちょっとひどいよね?」と私に言いに来ましたが「前から知ってる」とだけ答えてそれ以上言いませんでした。 高校卒業後、専門学校に入学 高校卒業後、専門学校に入学しました。 メガネっ子で陰キャだったのですが、今の夫と出会い専門学校からデビューしました。 眼鏡を外し、髪の毛を茶髪にし化粧をして周囲の子と同じ服装で初めて学校に行くと。 周囲の男子達が私を一目見て、なんか顔が驚いてるのです。 「?なんだこの反応は?」と思いました。 いつものクラスに入って席につくと、数少ない一人の陰キャ友達が「すごく変わったね」と言ってきました。 ただ眼鏡を外して化粧して、みんなと同じ服装にしただけなのに?と思いました。 クラスの男子も私を振り返って見てきて、なにやら友達同士でひそひそ言ってました。 当時、数少ない男友達だった夫が朝私を見つけて「すごくいいやん!変わったね。〇〇(夫の友達男子グループ)が朝からなんやめちゃくちゃ可愛い子が入ってきたで~って言ってたから、〇〇さんやでって言ったらみんながええ?!ってびっくりしてたわ」と夫がすごくうれしそうに話していました。 外見が変わるだけで周りが変わった 自分は変わったと思ってないので、周囲の見る目が変わった事に大変驚きました。 その後、夫と付き合うようになり2年生の就活のシーズンがやってきました。 専門学校生なので全く進学先は期待していなかった 大学生じゃないし、あまり就職先は期待もしていませんでした。 ただ、ある分野に関しては専門で勉強していた学校だったので、有名広告代理店に就職する子もいました。 夫も就職活動に専念して頑張っていましたが、夫が不採用になった某大手企業(四季報に掲載)に「君ならもしかしたら受かるかも」と言われたので「じゃあうけてみるね」と応募書類を出しました。 今でも有名な大手メーカーに書類をだして一次試験を受験する その会社は一次試験に筆記試験があります。 一般教養と学力を試す試験でした。 実は私は高校卒業後も「暇だから勉強しようかな」と英語や数学を勉強していました。 それが功をそうしたのか、試験問題が簡単すぎてほぼ全部埋められました。 IQ検査のようなものもしましたが元々そういう図形系が得意で簡単すぎて、ほとんど全部できました。 そのほかに作品の実技もあります。 実技も終了してその日は帰りました。 落ちると思ったら、一次試験も通過 だめだろうと思ったら2日後すぐ「二次面接への通過連絡」の電話連絡がありました。 夫が「すごいね~!もしかしたら本当に受かるかもよ?」と応援してくれました。 最後の二次面接は管理職の方との対面面接 ここまできたら、もういいやと自分の思いを正直に語りました。 何を聞かれたのか覚えていませんが、私の提出した作品を見て笑っていたので「あ、絶対落ちた」と思って面接終了後落ち込みながら電車に乗って帰りました。 大手メーカーの採用結果は 絶対笑われたし、不採用だと思っていました。 すると翌日の晩にその会社から電話が来ました。 「〇〇さんを正式に社員として採用したいので・・・・」と言われて、びっくり!! 頭が急に真っ白になり、その後のことはあまり覚えていません。 話はだいぶ飛ばして、入社式後の新人研修のシーズンの話です。 新人研修の際、部長の方から「〇〇さんね、君は〇〇の好みで選ばれたんだよ」と言われました。 え。学歴関係ないやん。 色々な意味で、いままで生きてきた光景が走馬灯のように私の頭を駆け巡り、「一体なんだったんだ?私のこの苦労は?」と思いました。 同期の女子は外見レベルが高い子も多かった 今じゃ考えられないと思いますが、バブル当時は女子は顔パス(外見だけで採用できる)がありました。 同期の女子はそれぞれの役員、管理職の好みの子が集められた感じでレベルが高い印象がありました。 それ以外に実力で選ばれた人もいました。 中でも一際目立っていて美人な子は、女子トイレに同僚の派手な子と集まり喫煙していた子でした。 周囲の同僚女子から「あの子、キャバクラで働いてて社長の息子にスカウトされて秘書として受かったんだって」と教えてくれました。 そういう世界もあるんだなと感心していたら、その女子はすぐに息子と結婚、のちに社長夫人になりました。 当時はこのように学歴が関係ない就職成功例もありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 3, 2024 12:26:04 PM
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